件名 シンポジウムでの講演について

広島大学高等教育研究センターが主催する
「今後の大学教育を考える-文理融合型教育への期待と課題-」
で講演した。

基調講演だ。しかも、会場は満員。

超満員の理由は明白で、もう一人の講演者、隠岐先生人気。

で、40分も大観衆の前で話ができるとあって、私は激しく興奮していた。で、興奮しすぎて、どのタイミングで息をするのか分からないぐらい自分を見失っていた。

結果、講演が進むにつれて、息が上がり、ハァハァしながらの講演となってしまった。

とはいえ、そんなことは気にはしていられない。後半に差し掛かり、ランニングハイも入っていたのだろう、息が上がっているのも省みず、さらにギアをあげた。ラストスパート。

するとどうでしょう。本当に信じられないのですが、まるで終盤を迎えたサッカー選手かのように、私の足は痙攣、つまり、つってしまったのである。なぜ、使っていない足がつる!?

公演中に足がつっていることがばれるのはかなり恥ずかしいし、たぶん、聞いている人からは何が起こったのか理解できないだろうから、足がつった事実を隠しつつ、講演を進めていった。そして、なんとか最後まで発表をすることができた。

で、ふらふらしながら座席に着席。やっと足を休めることができる……とほっとしたところで、当たり前だが司会者が、

「それでは演者の先生に拍手を!」

と誘うものなので(講演会では、講演後、拍手することが儀式となっている)、痛い足を引きずりながら、もう一度フロアーに向かって立って挨拶したのであった。完璧な笑顔の挨拶から、私が足をつっていることはみなに察されることはなかっただろうと信じているが。

で、やっと解放。トイレ休憩と相成った。

で、その休憩中、となりの隠岐先生と意見交換。

その意見交換中。革靴を脱いで、土踏まずをマッサージしていた奇行が気になったかもしれませんが、隠岐先生許してください。足が、どんどんひどくつっていって、あのままではもっと大変になりそうだったからなんです!

大丈夫だろうか、私の体……

アディオス

2019年12月25日