パソの森を出たのは昼過ぎだった。
もう、ジャングル調査は一通り終わったから、町に引き返すこととした。
お昼ご飯を食べに、近くの村の花肉飯を提供する中華料理屋に向かう。
この日は、香底伊面が食べたかった。
が、この日はやっていなかった。
どうしても香底伊面が食べたい私は、隣町まで移動することにした。隣町(Kuala Pilah)は、ここから車で1時間かかる。しかも、そこに香底伊面を提供する中華料理屋の当てがあるわけではなかった。
ただ、Kuala Pilahは大きい街だから、香底伊面がないわけはないと思っていた。
Kuala Pilahの町に入ると、町の一番奥に、しゃれた中華料理屋があって、やはりそこに香底伊面があった。
1時間以上努力したのも相まって、香底伊面は最高においしかった。
アディオス