退院後も、闘病は続いた。
入院中に崩した体調の原因を探りに、近くの病院に行くことが必要とされていたからだ。
で、27日の月曜日は、JR病院にお邪魔した。
JR病院の医師もとても親切で、
「こういう検査は病変が出てから間を開けては意味がない。明後日、検査をしましょう。検査前日は食事制限が必要だから、最短で明後日。明日は、食事制限をして過ごしてください」
とのこと。何とも頼もしい。
こうして、休暇三日目が終わった。
休暇四日目は、食事制限日。
まぁ、家のなかでゆっくり過ごして一日を終えた。
と言うのは嘘。
大学は通常営業中だから、依頼は容赦なくメール経由でやってくる。
その依頼に対応していたら、だいたい一日が終わっちゃった。
妻はあきれ顔。
「そんなのホッぽりだしとけばいいんじゃないの。病人なんだから。貴方がしなけりゃ誰かがするわよ」
と。
正しい見立てかも知れない。
が、少なくとも私だけは、私の代わりはどこにもいないと信じたいし、依頼にこたえることが大切なように思い込んでしまっているので、とりあえず聞こえないふりをして仕事をつづけた。
アディオス