シャーンティ シャーンティ シャーンティ
今日も、である。
夕食が終わるとリビングで妻がマントラを唱え始めた。
私は残念ながらそういうマントラチックな家庭に育っていないので、マントラ生活には慣れ親しんでおらず、結果、マントラタイムには、リビングを離れるようにしている。
で、子供のころからマントラに慣れ親しみ、マントラが体にしみこんでいるはずの子供たちにも実はこれは当てはまり、マントラタイムが始まると彼らも子供部屋へ散っていく。
で、本日はマントラの途中で、歌詞にない
『キャー』
という叫び声が挿入されたので、あわててリビングをのぞくと妻が、
『ハム子が死んだ』
と呆然としておった。
見ると、ケージの中でハム子が仰向けになって死んでいた。1年10か月、一緒に生活してくれた。ありがとう。
妻が言うには、マントラを唱える前はもぞもぞしていたらしいので、マントラを聞きながら臨終をむかえたことになる。
マントラ聞きながらなんだから、間違いなく天国に行ったな、と思った。
シャーンティ シャーンティ シャーンティ