昨日もタフだった。
私のオフィスは東広島市というところにあるんだけれども、広島大学は東広島市以外にも、例えば広島市内にもキャンパスを持ち、そこでも教育を行っている。東広島キャンパスと広島キャンパスは結構離れている。
で、昨日は広島キャンパスで夜間の学生を主たる対象とした講義があり、しかもその前に東広島キャンパスで会議があったため、会議に出た後、急いで広島市に移動というあわただしいスケジュールをこなさないといけなかった。
で、講義が終わったのは夜7時30分のことだったんだけど、講義が終わった開放感からか、普段はしないことをしてしまったのである!その顛末をご報告差し上げようと思う。あまり起こらない出来事が起こったのだから、必読だ!
広島キャンパスから広島駅に帰るために私は“電車”に乗る。広島において、“電車”といえば、広電であり、市電・トラムのことを指す。
で、広島キャンパスから広島駅への電車なんだけど、本通りやら八丁堀やら流川やら、広島で一番にぎやかなところを通過するルートになっておる。
で、彼らは袋町か本通りから私の乗る電車に乗り込んできた。インドネシア人に見えた三人組だ。そのうちの一人が、偶然私の席の隣に座った。
で、冒頭の「普段しないこと」とは、人に話しかけることである。私はこともあろうか、隣に座ったご婦人に、
「あんた、インドネシアから来たんかいな?飛行機落ちてしもうたけど、お気の毒じゃのぉ」
と話しかけてしまったのだ。レアァー。
ご婦人は、少し驚いた感じだったけど、
「こっちに来てるから、あんまりニュースが届かないの。だから、あまり飛行機事故知らないの」
と丁寧に答えてくれた。結構、上手な英語を使っていた。で、広島駅に着くまで話しをしていたら、徐々に彼らの正体が判明していった……実は、知ってる人だった。
思い返すと数週間前、学内のとある先生から、「広島大学と提携のお話をするために、インドネシアの大学の先生が来学する予定になってるけど、あんたも会う?」というお誘いが来ていた。結局、会議と講義のためにお会いすることを断らざるをえなかったけど。
で、電車の中でご婦人と話を続けると、彼らがそのインドネシアの大学の先生たちだったことが判明した。まじっ!?
セレンディピティ
偶然乗合わした電車の、偶然隣に座った、(いつもしないけどなぜか)話しかけたご婦人が、会うはずだった人。
広大との連携がうまく取れることをお祈りいたします。
アディオス!