計算数理A演習第14・15回

第14・15回

期末レポート

拡散方程式、反応拡散方程式、連結バネ系、波動方程式について、様々な応用研究がなされている。各自どのようなものがあるか調べたり、自分自身で現象を考え、プログラムを書け。モデルの説明や予測・背景と、そこから得られる結果を考察し結論を述べ、PDFファイルにまとめよ(目安として最小1ページから最大4ページ程度)。

  • Gray–Scott 方程式について
  • タンパク質のモデルについて(簡単な系)
  • 暖房設置時の温度勾配について
  • 波動方程式による津波の表現
    などなど

提出期限・方法

2024年6月8日(土) 0:00(日本時間)までに、

  • PDFファイル
  • レポート作成に使用した拡散方程式・反応拡散方程式・連結バネ系・波動方程式の(いずれか、または、複数の)数値解法を含むプログラム

moodleから提出せよ。

採点基準

  • プログラムは正しくかつわかりやすく書けているか
  • PDFファイルは読みやすく工夫しているか
  • 現象への着眼点や考察のユニークさ
  • 対象やその背景について、文献などを適切に引用して調べているか
  • 結果について図やデータを交え、客観的かつ科学的に考察ができているか

注意事項

  • これまでのレポート問題とあわせて総合的に判断しますので、とにかく出すようにしてください。(これまでのレポート問題を提出していれば、拡散方程式のプログラムだけ提出、という形でも単位が出るかもしれません。)
  •  計算コストに関する難易度(たとえば計算に3日かかるなど)は採点には影響しません。
  • 対象が複雑な場合は簡略化しても構いません(当然パソコンのスペックによっては無理なものもありますので)。
  • 参考にしたホームページや論文・書籍などは必ず正しく引用すること。
  • 助言をくれた人、手伝ってもらった人には謝辞を書くこと。
  • グループワークのように共同で書いても構いませんが、どこを担当したのか明記すること(論文でいうと、coauthorがいる場合はAuthor Contributionを書く、ということ)。
    また、PDFファイルは同じものを、プログラムはそれぞれが作成したものをアップロードすること。
    ただしグループワークの場合は、人数が多ければ多いほど高いクオリティを要求します。
  • 余裕がある人は、短い論文を書く気持ちで、「背景」「モデル」「結果」「結論と議論」の4部構成で書いてみてください。実際に過去の論文などをGoogle ScholarやCiNiiなどで調べてみると雰囲気がわかります。

Department of Mathematical and Life Sciences, Graduate School of Integrated Sciences for Life, Hiroshima University