大津 展之(おおつ のぶゆき)

独立行政法人産業技術総合研究所(AIST) フェロー
筑波大学連携大学院教授 工学博士
〒305-8568 茨城県つくば市梅園1-1-1つくば中央第2
Tel: 029-861-5415 Fax: 029-861-5046
E-mail: otsu.n (AT) aist.go.jp

個人ページ


経歴
  • 1969年東京大学工学部計数工学科卒業。
  • 1971年東京大学大学院計数工学数理コース修士課程修了。
  • 電子技術総合研究所入所。パターン認識の理論と応用研究に従事。カナダNRC客員研究員、ソフトウェア部数理情報研究室長、情報科学部 情報数理研究室長を経て1990年首席研究官、1991年知能情報部長に就任。1992年筑波大学連係大学院教授併任、2001年東京大学大学院情報理工学系研究科教授併任。

  • 受賞
    受賞日 受賞名 題目・理由
    1978年 電子通信学会 学術奨励賞 「濃度分布からの閾値決定法」
    1988年 行動計量学会 学会賞 優秀賞 「多変量解析諸手法の非線形拡張による統一的基礎理論の構築」に関する業績(一連の論文)
    1998年 IAPR(国際パターン認識連盟)主催MVA'98
    Most Influential Paper of the Decade Award
    「A New Scheme for Practical Flexible and Intelligent Vision Systems」
    2002年 映像情報メディア学会 丹羽高柳賞業績賞 「実世界知能技術」研究開発の推進

    研究内容の紹介
    パタ―ン認識、画像処理、多変量解析、人工知能、ニューロコンピューティングに関する数理的基礎研究と応用に従事。画像二値化手法「大津の二値化法」は、標準的な手法として現在も国内外で広く利用されている。認識・理解・推論・学習といった人間の持つ柔軟な知能(情報処理)の原理についての基礎研究とその応用としての「柔らかな情報処理(知能情報処理)方式」を展開。リアルワールドコンピューティング(RWC)プロジェクト(1992-2001)において、「実世界知能」の研究開発を推進し、知能情報処理やマルチメディア情報処理の新しい応用分野開拓の基礎を築いた。


    Copyright (C) Pattern Recognition Laboratory by Otsu and Kurita All Rights Reserved.