調査資料の分析,論文など

 昨年の9・10月に,フィリピンのパナイ島・バナテ地区で漁民に対する聞き取り調査を実施しました。
バナテ湾の資源管理組織の機能と役割を明らかにするために,基礎調査を行いました。
基礎調査は三つの部分からなっています。

1)漁家世帯の家族構成と家計状況
2)生産手段の所有状況,操業状況(使用漁具,対象魚種,漁獲時期)
3)資源管理組織への参加状況と意識

 聞き取り調査はバナテ地区のアラカイガン村(バランガイ)とブララン村,バロッタック・ヌエホ地区のサンフランシスコ村の3箇所を対象にしました。以下では二つのトッピックについて資料を掲載します。いずれの資料も,この5月に東京で開催された漁業経済学会に,研究室のスタッフが共同報告した際に作成・配布したものです。
1)フィリピンの小規模漁業の存在形態と多様性   
―パナイ島バナテ湾岸域の漁家を事例として−
2)フィリピンの沿岸域資源管理組織に関する研究
−パナイ島バナテ湾岸域の漁村を事例として−


山尾研究室(食料環境経済学)