ただいま読書中(近況一言報告)
2000年1月
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2000.01.31
- 集英社文庫『女たちのジハード』(篠田節子)購入。
- こんな企画があるんですね。1月31日(今日だ)にみんなで同じテーマで日記を書くという。テーマは『ボクの町』。参加者が多いのにびっくり。いや僕は参加しませんが。
ちなみに僕が住んでいる西条はこんな感じのところだと思ってもらえば良いです。良いところでしょう?
- 早く帰ってスーパーボウルを観ないと。
2000.01.30
- 同居人が岡山に行ってしまったので、ひとりで映画でも観ようかと広島へ出かける。
バスセンターの上の紀伊国屋で『新化』(石黒達昌)と『真夜中の死線』(アンドリュー・クラヴァン)を購入し、映画にはまだ時間があるのでちょっとCDでも見ていこうとバージンメガストアに寄ったのが間違いのもと。しばらくCD屋に行っていなくて欲求不満だったのか鬼のように試聴しまくって、2時間以上費やす羽目になった。結局ここで買ったのは、これは前から欲しかった田辺マモルの『田辺マモルのフライ・ハイ』。むかし「ハワイの詩」を偶然テレビで聴いてすごく気に入ったのだが、田辺マモルという名前が覚えられなくて最近まで放置していたのでした。あとは試聴して気に入った『CITY RAMA』(yukari fresh)、『painted kites』(photo jenny)、『インソムニアック』(ハニー・スクールメイツ)。ここまではまだ良かったのだが、ワールドミュージックのコーナーを覗いたら、PUTUMAYOというレーベルから出ているワールドミュージックのオムニバスCDsが試聴できるコーナーがあったりして、次々と聴いてしまう。その中から『NEW WORLD PARTY』というのと『Islands』というのを購入。ディック・リーのアルバムが目について買おうか迷ったのだが、ちょっと買い過ぎなので次回にまわす。
さていよいよ映画館へと思って通りに出ると、DeoDeoで中古CD、ビデオ、LDセールをやっている。ちょっとだけ覗いていくかと思って立ち寄ったのに、やはり長居してしまう。ここで買ったのはLD『ハーロック・サーガ ニーベルングの指輪 ラインの黄金』の1、2巻。定価5000円では絶対買わない代物だが、1500円まで下がっていたので、同居人へのお土産にと思ったのと、まあ酷いなら酷いなりに話のネタにはなるかということで。あとはビデオで『スワロウ・テイル』のメイキングビデオ『円都』。(『スワロウ・テイル』好きなんで。)
この時点ですでに映画を観に行っている時間は無いなと悟り、本屋でマンガを買うことに。『石神伝説』3(とり・みき)、『五年生』3(木尾士目)、『フィギッシュ』(大越孝太郎)など。あと収穫だったのはパルコの本屋で『palepori』(古屋兎丸)を見つけたこと。これ、前に注文したけど品切れで入荷しないと言われたことがあるのだが、重版されたみたい。パルコの本屋では『マイクロサーフス』(ダグラス・フープランド)も購入。
最後にタワーレコードに寄って、Sandiiのハワイアン(フラ)のビデオ『Sandii's HULA 2』を買い、西条に帰る。
- 晩飯に圧力鍋で米を炊いてみた。素早く炊けて、なかなか美味しい。ウナギの蒲焼きを乗せて食べた。
- 『特命リサーチ』を観る。何千年も前に電池と金メッキの技術があったという話は、本当だとしたら面白いなあ。どうやって発明したのだろう。
- 『ハーロック・サーガ』を観る。まあ予想通り酷い出来だけど、予想以上に酷いという事はない、というところかなあ。見どころは山寺宏一によるハーロックとトチローの一人二役、くらいですか。
- 『Sandii's HULA 2』はむちゃくちゃ良かった。Sandiiは歌はもちろんだけど、踊りも良いなあ。
2000.01.29
- 森山さんのベストサイエンスブック99に投票した。しかし、去年はほとんど科学書を読んでいなかったなあ、と今さらながらに実感した。ちょっと小説方面に走りすぎていたからなあ。軌道修正が必要だ。結局『文明の中の博物学』も『脳の中の幽霊』もまだ読めていないし。あと去年出た本では『古生物の形態と解析』も良い本だと思ったけど、まだ通読できていないし、あまり一般的な本でもないしね。いま1位の『最新恐竜学』は途中まで読んだけど、僕的には今一つ。僕は実はそんなに恐竜が好きではないのかもしれないという気がしないでもないので(←歯切れが悪い)、そのせいかも?
ということで、投票したのは次の3冊。コメント付き。
2点『自己組織化と進化の論理』(スチュアート・カウフマン 著 米沢富美子 監訳 日本経済新聞社)
待ち望んでいた"At Home in the Universe"の邦訳が出てとてもうれしい。モノーの『偶然と必然』やドーキンスの『利己的な遺伝子』と同様に、万人に教養として読まれる価値のある本だと思う。
2点『構造主義生物学』(柴谷篤弘 著 東京大学出版会)
最近のものも含めて幅広く豊富な生物学的知見にもとづいて論を展開しており、一部に疑問点はあるものの、全体としてはとても面白く読めた。生物と進化を見る新しい視点を与えてくれる。
1点『小説と科学』(瀬名秀明 著 岩波書店)
高校生にこういう事をきちんと話してあげられる瀬名さんは偉い。
- 佐野元春のベストアルバム「The 20th Anniversary Edition」購入。佐野元春がデビューして20年。当時、偶然ラジオから流れてきた「アンジェリーナ」を聴いた時は、本当に身体が震えた。自分が聴きたかったのはこういう音楽だと思った。それから数年間は、佐野元春は僕にとってのベスト・ミュージシャンだった。「アンジェリーナ」はもちろん好きだけど、いちばん好きなのは「ハートビート」か「コンプリケイション・シェイクダウン」かな。日本語の歌詞を曲に乗せるやりかたがすごく新鮮で良かった。
- 昨日買った『消えたマンガ雑誌』は、かなり面白い。「こんな雑誌どこで売っていたんだろう?」というような雑誌の中に、いま見ると「この執筆陣はすごい!」という雑誌が結構あるね。マンガの世界は奥が深い。あと「劇画村塾」関係で田中圭一のインタビューが載っていて、田中氏の写真が出ているんだけど、いやびっくり、なんかむちゃくちゃ普通っぽい人じゃないですか、一見。『秩父山』や『ピースケ』を描いた人とは到底思えない。
- 『現代思想』2月号「特集・ジェンダー」購入。
- 晩御飯の当番だったので湯豆腐と、タコと胡瓜の酢みそ和えを作る。あとは買ってきたカツオのたたき。
2000.01.28
- 学生実習。
- MFペーパーバックスから2冊『消えたマンガ雑誌』(新保信長 編)、『大長編マンガ全貌調査』(漫画情報調査局)購入。
- 新書の新刊から『手足をもった魚たち』(ジェニファ・クラック)、『日本の公安警察』(青木理)、『ネットワーク社会の深層構造』(江下雅之)購入。江下雅之って、『マンガ古本雑学ノート』を書いた人か。
2000.01.27
- 今日は実習がない日だったので、シークエンスの解析をごりごりとやって完成させた。
- 『帰ってきた怪獣魂』(好奇心ブック57)、『かねひらだもの』(金平守人)購入。
- 生協でSCSIケーブルが100円で投げ売りされていたので買ってきた。買わないといけないと思っていたのでちょうど良かった。
2000.01.26
- 学生実習。しかし、手取り足取りとは言わないまでも、「最初にチューブに水を16マイクロリットル入れて下さい。できましたか? では次にDNAを2マイクロリットル加えて下さい」、という感じで懇切丁寧に教えている(つもりな)のに、どうして泳動してみるとDNAが入っていなかった、なんてことが起こるのかなあ?
2000.01.25
- 学生実習。DNAの制限酵素による切断→電気泳動→制限酵素地図の作成、という内容。これをピペットマン(微量の溶液を計量する分子生物学必須の道具)を握った事もない数十人の学生さんに3時間でやってもらうわけで、こちらはかなり必死である。初日は何とかクリア。しかしこれがあと5回つづく。もうひとつの教室では唾腺染色体のバンドを観察する実習をやっている。ユスリカの幼虫(いわゆるアカムシ)を使うので、これも維持しておかないといけない。
- 『AMON ―デビルマン黙示録―』1(永井豪&衣谷遊)、『魔剣X』1(林田球)、『百億萬円』(唐沢なをき)購入。
- 『彗星パニック』(岬兄悟&大原まりこ編)を購入したのは、ひとえに明智抄の小説が読みたいためである。
- ようやくシークエンスの解析に手をつけた。
2000.01.24
- 学生実習の準備でほぼ1日が潰れる。シークエンスの解析にも手がつけられず。のべ300人からの学生に実習させるわけで、準備も大変なのだ。しかも今週は2種類のメニューを用意しないといけないので、さらに大変になる。
2000.01.23
- オーバーナイトでシークエンスをしていたので、午前中はデータの吸い出しと後片付けのために大学へ。解析は明日にまわす。
- 『栞と紙魚子 殺戮詩集』(諸星大二郎)購入。クトルーちゃん(クトゥルーじゃないのね)が愛らしいです。
- 『からくりサーカス』11(藤田和日郎)購入。最近某所で藤田和日郎の絵が上手いか否かという議論があって興味深く読んでいた。藤田和日郎は人間を描くと今一つだけど、妖怪(とかあやつり人形とかの人ならぬもの)を描かせると上手いと思う。
- 先週購入した文明の利器(圧力鍋ね)を使って、煮豚を作った。豚のブロックを煮汁に入れて煮るだけ。簡単で旨い。
- パン焼き器を買った話は前に書いたと思うけど、これも活用されている。今日は同居人がパン焼き器でピザ皮を作り、トマトソースのピザを焼いた。
2000.01.22
- 『亡国のイージス』(福井晴敏)読了。『このミス』上位の作品ということでそれなりに面白いだろうとは予想していたが、期待を遥かに上回る傑作だった。手に汗にぎるストーリーに泣かせを巧妙にちりばめるという冒険小説の基本をきっちり押さえた上で、現代世界の現実(船戸与一の言葉を借りれば「帝国主義の断面」)を切り取ってみせている。僕の中の冒険小説ランクでもかなり上位に入る。船戸の『砂のクロニクル』や真保裕一の『奪取』に匹敵するレベル。しかしこれが「直木賞」とれないんだから不思議。(悪いのはこの本じゃなくて直木賞の方だと思うけど。)
2000.01.21
- 実習に使った牡蠣(当然生きているやつ)が余ったのでもらって帰った。
2000.01.20
- 『オートポイエーシス2001』(河本英夫)購入。しかし何故2001?
- 『生物学の旅 ―はじまりは昆虫採集!―』読了。岡田節人氏がどういう人物なのかを多少なりとも知っている人ならともかく、全然知らない人が読んだらどう思うんだろうなあと思った。僕には面白かったんですけどね。
2000.01.19
- 『生物学の旅 ―はじまりは昆虫採集!―』(岡田節人)購入。
- 『自己組織化と進化の論理』(スチュアート・カウフマン)読了。
生物学的研究をベースに書かれた本でありながら、生物学を超えて、我々のものの見方、世界観にまで影響を与える力を持つ本がある。ダーウィンの『種の起源』がその最たるものだろうが、他にもモノーの『偶然と必然』、ドーキンスの『利己的な遺伝子』、グールドの『ワンダフル・ライフ』などがそのような本に含まれるだろう。そしてカウフマンが書いた本書(原題 "At Home in the Universe")もまた、そのような本の1冊に加えられるべきだと思われる。本書の特筆すべき点は、『偶然と必然』や『利己的な遺伝子』的な世界観(少なくともその一部)に対するアンチテーゼを提出している点にあると思う。モノーは『偶然と必然』において生命の誕生や知性の進化を必然と考える思考を「物活論」と切って捨てた。ドーキンスは生物は「遺伝子の乗り物」だと述べて遺伝子を中心にすえた生命・進化観を世に広めた。対してカウフマンは、生命は生じるべくして生じたものであり、また遺伝子はあくまでも反応ネットワークの一要素であって生命の中心のような存在ではないという見方をする。もちろんモノーもドーキンスも生命と進化のある側面を正しく言い当てていたには違いない。しかしそれはあくまでも一側面であって、そこからこぼれ落ちている部分があったこともまた確かだろう。カウフマンは生命と進化の理解において、モノー的ドーキンス的視点からは陰になっていた側面に光を当てている。生命の十全な理解のためには、必読と言って良い本だと思う。
2000.01.18
- 平凡社ライブラリー『楽園考古学 ポリネシアを掘る』(篠遠喜彦+荒俣宏)購入。
- 『現代のエスプリ』391「日記コミュニケーション」購入。
- 試験監督中の暇つぶしに中澤港さんのグッドアイディア「バトロワタイピング」。
- 判定じゃなくて占いだけど北斗南斗キャラ別占い。あたしゃサウザーですか。
2000.01.17
- 『コミッカーズ』冬号を購入。
- 来週の実習(DNAの実習と唾腺染色体の実習)の準備を色々と。
- 震災関係のニュースを見ていたら、涙が出そうになった。
2000.01.16
- 前から欲しかった圧力鍋を買いに行く。同居人は洗うのが面倒だと言ってあまり乗り気ではなかったのだが、誕生日プレゼントということにして買ってもらう。肉を短時間で柔らかく煮たいというのが欲しかった一番の理由だけど、豆料理にも使いでがありそうなので、今度挑戦してみるつもり。豆料理ってほとんど作った事がないのだ。
- 正月に買えなかった靴を買う。今の靴は気に入っているのだけど、さすがに2年も履き続けてボロボロなので。
- 食料を買い込んで、酒を買って、薬屋に寄って、帰ると夕方。晩御飯(トマトのカレーとアルゴビー)を作って、明日のためにタンドリー・チキンを漬け込んだら、もうすっかり夜。うーむ、今日は『亡国のイージス』に読み耽ろうと思っていたのだが、ほとんど進まず。
- NFL。ドルフィンズがジャガーズに酷い負け方。ほんと、ちょっと信じられないくらいのワンサイドゲームだった。
2000.01.15
- センター試験。今年は試験場の入り口で受験生の入退場をチェックする係。寒いけど、試験監督よりは気が楽だ。本も読めるし。(読んでいたのは『最新恐竜学』。)
- 『月は幽咽のデバイス』(森博嗣)、『悪意』(東野圭吾)購入。
- 会田誠の作品集『孤独な惑星』購入。
- 大野乾氏が亡くなられたとのこと。
2000.01.14
- 『本の雑誌』2月号購入。いつも覗いている幾つかのWebページ(主にこの周辺)でも話題になっている『真夜中の死線』を、三橋暁が「傑作」とほめている。デッドリミット・サスペンスということなので、『幻の女』が好きな僕としては気になるところ。やはり読むべきか。
- BSでNFLワイルドカード・プレイオフを観る。マイアミ・ドルフィンズ対シアトル・シーホークス。マイアミが第4Qに逆転してそのまま逃げ切った。次はジャガーズ戦。ダン・マリーノには頑張って欲しいね。
2000.01.13
- BSでNFLワイルドカード・プレイオフを観る。ミネソタ・バイキングスがダラス・カウボーイズをやぶる。去年に続いてプレイオフ初戦敗退ということで、ダラスのヘッドコーチは解任されるらしい。ジミー・ジョンソンの頃のダラスは本当に強くてカッコ良かったんだけどね。それにしても最近のNFLは毎年のように強いチームが入れ代わって、目まぐるしい。
2000.01.12
- 『亡国のイージス』を読みはじめる。まだ80ページくらいですが、いや、面白いわ、これ。
- 『最新恐竜学』(平山廉)購入。
2000.01.11
- 『星降り山荘の殺人』読了。やっぱりこの手のミステリは先入観を持って読みはじめるといけない。予備知識が全くなければもっと楽しめたと思うんだけど。
- 『坂の上の雲(二)』(司馬遼太郎)購入。
- NFLはプレイオフに入って、ワイルドカードの試合が行われている。BSでビルズ対タイタンズの試合を観た。残り16秒でビルズが逆転のフィールドゴールを決めて、ほとんどの人がこれで試合は決まったと思った(であろう)、その次のプレイ。ビルズのキックをリターンするタイタンズが横パス(ほとんど前パスじゃないかという微妙なパス)を使ったトリッキーなプレイでタッチダウン。奇跡の逆転。あのプレイをちゃんと準備しておいて、きちんと成功させるというところがすごい。さすがプロだなあと感心しました。いや、良い試合を見せてもらった。
- BSで山崎まさよしのライブを観る。後半、スガシカオと杏子がゲスト出演して「福耳」で何曲か演っていた。シカオの「Happy Birthday」はやっぱり良いね。心に沁みる。ちょうど誕生日だったし。
2000.01.10
- 休日。午前中は洗濯をしながら『坂の上の雲(一)』を読了。司馬遼太郎って、ほんと読みやすくて面白い。感心する。うっかりしていると、こればかり読んでしまいそう。セーブしながら読まねば。
- 午後からちょっとだけ大学に行って、培地を作って大腸菌を植える。
- 『電脳炎マック版』2(唐沢なをき)、『花盛りの家』(坂井久仁江)購入。
- 夕方帰って、『星降り山荘の殺人』(倉知淳)を読みはじめる。
- 恐竜番組を観る。ところどころ、いかにもCGくさい感じのところもあったけど、全体としてとてもよく出来ていたと思う。特に水中生活をしている恐竜たちの動きが面白かった。ただああいう「見てきたような」描き方って、どこまで信憑性があるのか判断がつけにくくて、ちょっとフラストレーションが溜まる。まあ、そういうのは本でも読んで勉強すれば良いのだけど。
2000.01.09
- 『宇宙消失』(グレッグ・イーガン)読了。評判通りの面白いSFだった。メイン・アイディアももちろん凄いんだけど、拉致されて「忠誠モッド」を組み込まれてしまって主人公の内面描写とか、「拡散」中の「自分」はどのような未来を望むのだろうかと悩む「収縮」中の主人公など、人間の「自我」の問題にも踏み込んでいて、面白い。
- 中筋のフタバ図書へ。『このミス』3位の『亡国のイージス』(福井晴敏)購入。『このミス』の解説を読むとやたらと面白そうなんだけど、さてどんなもんでしょう。あとは文庫で『待っていた女・渇き』(東直己)、『レフトハンド』の中井拓志の新作『quater mo@n』、『順列都市』上下(グレッグ・イーガン)を購入。
マンガは『ワレワレハ』(かわかみじゅんこ)、『空からこぼれた物語』(大石まさる)、『約束の家』1(坂井久仁江)、『ケチャップマヨネーズ』(いくえみ綾)、『天才柳沢教授の生活』14(山下和美)、『まんが生活』(立花晶)を購入。
2000.01.08
- 『音楽ジャンルって何だろう』(みつとみ俊郎)購入。クラシックからジャズ、ロック、ポップス、ブラックミュージック、ダンスミュージック、ワールド・ミュージック、アバン・ギャルドまで、網羅的な解説で役にたちそう。『現代用語の基礎知識』なんかの音楽の項を膨らませたような感じの本。とくに世界各国の音楽事情に関する情報が面白い。索引があるともっと良かったのだけど。
2000.01.07
- 角川文庫『タッチ、タッチ、ダウン』(山際淳司)購入。アメリカンフットボールを題材にした小説は(日本では)珍しいよね。
- 『坂の上の雲(一)』(司馬遼太郎)購入。
- 今月から同居人の仕事の終わる時間が早くなったので、晩御飯係を交代してもらう。
2000.01.06
- 『自然界にひそむ「5」の謎』(西山豊)購入。前半を読む。ヒトデの5放射相称ができるメカニズムについての、32細胞の割球→凖32面体→正五角形、という説明はかなり無理め。もうちょっと発生の勉強をしてから論じても良いんじゃない?と思った。まあでも疑問に思った事をああでもないこうでもないとごちゃごちゃ考えて綴った「エッセイ」として読めばそれなりに面白いかも。
- 『広告批評』1月号購入。
- 久しぶりに『スピリッツ』を買って、話題の高橋しんの新連載を読んだ。確かにこれは意外というか唖然とさせられる展開。ていうかあまりに唐突。
2000.01.05
- 長い会議。電気泳動、流し過ぎ。
- 『SFマガジン』2月号と岡崎京子特集の『SWITCH』を買う。
- ページの構成を少し変えた。内容もいろいろ更新しないといけないところが…。
2000.01.04
2000.01.03
- ライスボウル。今年はテレビで観戦。関西学院大学ファイターズ対アサヒビールクラブ・シルバースターの試合。関学を応援しようと思っていたのだけど、シルバースターには金岡とか東野とか杉本とか、懐かしい顔がいろいろいて、つい感情移入してしまう。シルバースターにはむかし東海がいて、僕がフットボールを見始めた頃に活躍していたから、そういう思い入れもあるし。金岡は企業で研究職として働いているそうで、親近感も湧く。そういう人が少ない練習時間の中で自分を鍛えて日本一の座を掴む、というのはやはりすごい事だと思う。もちろん金岡に限らず、社会人としてフットボールをやっている人たち皆に言えることだけど。東野のQBも久しぶりに見た。怪我でなかなか調子が出ないらしいが、頑張って欲しいね。
- 夜、何となくテレビを観ていたら、吉田松陰と高杉晋作のドラマをやっていた。原作が司馬遼太郎の『世に棲む日々』とのこと。まあ『世に棲む日々』をあんな短時間でできるわけがないので、思いきり端折られていましたが。
幕末っていうのはすごく面白い時代だったと思うのだけど、それはやはりたくさんの人たちが「思想」によって動いていたからだと思う。いやもちろん「利」によって動いていた人もたくさんいたのだろうけど、そういう人たちも巻き込んで動かしてしまうほど革命の熱気に満ちていた時代だったのだろうなあと思う。吉田松陰は、そういう革命思想に非常に大きな影響を与えた人で、まあ当時の過激思想の大本みたいなものなんだけど、ドラマでは非常に温厚で純真な人物として描かれている。実際の松陰がどういう人物だったのか僕は知らないが、その辺の対比がドラマ的には面白い。
司馬遼太郎の幕末ものは『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『世に棲む日々』『歳月』『最後の将軍』なんかは読んだんだけど、『翔ぶが如く』がまだ残っている。というか読んでしまうのが惜しくてなかば意図的に残している。これを読んでしまうと幕末ものは短編くらいしか残らないんだよね(たしか)。
- 晩飯は豚しゃぶ。
2000.01.02
- 仙台の初売りへ。本当は靴を買おうと思っていたのだけど、人があまりに多すぎて選ぶのが大儀になってやめてしまった。本屋で買いのがしていた『スカタン天国』(北道正幸)の3巻を購入。あと『コミック・ファン』の新しいやつも。しかしこの雑誌、むちゃくちゃ地味で目立ちませんね。
- あっちゃん(義弟、料理人)がステーキとカキフライを作ってくれるというので、材料を買って帰る。米沢牛という銘柄指定だったのだが、米沢牛のヒレが無かったので、前沢牛。なんか牛の種類も色々あって、よく分からないのだが、この辺では有名なブランドらしい。確かに旨かった。カキフライも絶品。
- 大学ラグビー、同志社の試合が見たかったのにビデオ予約録画に失敗した。
2000.01.01
- あけましておめでとうございます。
- 運動不足を解消しようと、同居人と一緒に塩竈神社まで歩く。風が強くて、けっこう寒い。空き地のフェンスの壊れたところをくぐり抜けたり、薮こぎをしたり、廃線の上を歩いたり、なんか子供の頃の遊び場ルートのような径を通って、片道50分くらい。神社は午後も遅かったので死ぬほど混雑はしていないが、それでもかなりの人ごみ。一番の収穫は、アイン(←ビバップね)似の犬を見た事かな。肢が短くて、ひょこひょこ歩く姿がむちゃくちゃ可愛かった。新年から幸先が良い。ちなみにおみくじは同居人ともども大吉でした。神社大盤振る舞い。
- 小腹がすいたので、神社の下の通りの屋台でちょっとつまみながら歩く。途中、「一の蔵」が店を出していたので、試飲させてもらって、冬期限定の濁り酒を買って帰る。濁り酒だけど案外甘くない。(いつも飲んでる酒に比べれば甘いけど。)
- 晩飯は、ブリの照焼きがむちゃくちゃ旨かった。
- 21世紀は2001年から。サードミレニアムも2001年からだと思っていたけど、まあこれはキリスト教の人が決めれば良いので、好きにして下さいというかんじ。で、「2000年代」というのは2000年からなのでしょうか? 僕はこれも2001年からなのだと思っていたのだけど。
まあミレニアムの区切りであろうが無かろうが、1999とか2000とか数字が揃うのは素直に楽しいよね。
- 誰かが言ってたけど、2000年をこえたら「未来」だったんだよね、僕らにとっては。
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