ただいま読書中(近況一言報告)
2000年4月
2000.04.30
2000.04.29
2000.04.28
2000.04.27
- セミナー(論文紹介)が終わって、ちょっと一息。想像力というかアイディアを刺激してくれる論文は良いね。いろいろと実験してみたいことが湧いて出てくる。とはいえ、もう既にすぐにでもやりたい実験がたくさんあって、この先3年分くらい溜まっているような気分なので、さらに新しい事をとなると、何を優先してやるべきかは迷うところ。まあうちのような小さいラボでは地道にこつこつとやるしかない。今のテーマはライバルもいないし、その点は気楽だ。
- 『食材魚貝大百科・4・海草類|魚類|海獣類ほか』購入。この巻で完結。
2000.04.26
- 注文していた『Dynamics and Evolution of Transposable Elements』(P.Capy et al.)が届いたので購入。しかし200ページほどの本で1万2000円か…。
"Transposable Element"というのは、いわゆる「動く遺伝子」といわれるもの。バーバラ・マクリントックが半世紀以上前に発見して以来、生物界全体に広く存在していることが分かってきた。これらのTransposable Elementsが生物の進化に重要な影響を与えてきただろうということは、当然予想されたわけだが、ここ数年くらいの間に、それを裏付ける知見がどんどん蓄積してきている。特にトランスポゾンがシスエレメントのシャッフリングに働く可能性とか、雑種(異質倍数体)におけるゲノムの急速な進化との関連、DNAメチル化などのエピジェネティックな遺伝子制御との関連、遺伝子の水平移動との関連、といったあたりで、進化学的には、ますますホットな分野になりそうな気がしている。明日のセミナーでは、その辺の話を紹介する予定。メインは(少し古いけど)Natureに載ったカンガルーの雑種の話だ(Nature 393, 68-72)。
- これも注文していた『悪い子』(樹村みのり)も購入。
- 『イエスタデイをうたって』2(冬目景)購入。
2000.04.25
- 『脳と生命と心』(養老孟司編)購入。「第1回養老孟司シンポジウム」の記録だそうです。
2000.04.24
- 『百鬼夜行抄』7(今市子)、『ドラゴンヘッド』10(望月峯太郎)購入。
2000.04.23
- 引っ越し先の大家さんのところに挨拶に行く。大家さん本人は留守だったのだが、家族の方に御挨拶。その後、新しい部屋へ行って寸法を計ったり、何をどこに置くかを考えたり。
午後からは本を段ボールに詰めて、ハードカバーと文庫本は8割方終わらせる。マンガはまだ結構残っているが、引っ越し当日には十分間に合いそう。
- 夕方、大学に行ってちょっとだけ実験。
- 『ゴルゴ13』116(さいとうたかを)、『お父さんは急がない』(倉田江美)、『若奥様とセールスマン』2(こいずみまり)購入。
2000.04.22
- 『木野評論31・特集:頑張らない派宣言――ネガティブに生きる』購入。
- 忙しい1週間でした。
2000.04.21
2000.04.20
- モーニングで『野球狂の詩』が新連載。ちょっとびっくりしました。安彦良和の連載も始まるとか。
2000.04.19
2000.04.18
- 『天使のウインク』(橋本治)購入。
- 別冊宝島『音楽誌がかかないJポップ批評6』購入。
- NHK、21時15分からの「プロジェクトX」という番組。今回は世界で初の「胃カメラ」を作った、医師、オリンパスの技術者、電球職人たちの話。胃カメラを発明したのが日本人だったということも寡聞にして知らなかったのだが、なかなか良い話だった。最初の人体実験の時にフィルムを入れるのを忘れていたなんていうエピソードもあって、何か微笑ましい。前回の青函トンネルの話も良かったし、この番組、なかなか面白い。僕が、物作りへの情熱、苦労、完成した時の感動、というような話に弱いというのもあるのだけど。
2000.04.17
- 高校で生物の先生をしている卒業生から電話。カエルの発生についての質問。
- 4年生が就職活動で休みだったので、今日は自分の実験を。
2000.04.16
- 引っ越しに向けて本の整理。
マンガを段ボールに詰めていく。5つの本棚の半分くらい片付いた。新居では、めったに読まないマンガは段ボールに詰めたままにしておくつもりなので、箱に中身を書きながら整理していく。
同居人とだぶっている本は処分するという方針で、処分すべき本をよりわける。マンガでは道原かつみ『銀英伝』とか明智抄『キャプテンコズミック』とか山下和美『柳沢教授』とか。
小説では『ダルタニヤン』や『桃尻娘』など。この辺ではあまり減らない。(グイン・サーガとかはとっくに売り飛ばしてしまってるし。)
専門書関係のだぶりがやはり多くて、主だったところだけでもフツイマ『進化生物学』、Harvey & Pagel『進化生物学における比較法』、グールド『個体発生と系統発生』『ワンダフル・ライフ』、マーグリス『五つの王国』『性の起源』、ラッセル『動物の形態学と進化』、西村三郎『地球の海と生命』、マイア『進化論と生物哲学』、コンウェイ=モリス『カンブリア紀の怪物たち』、ドーキンス『遺伝子の川』、Gilbert『Developmental Biology』、池田清彦『構造主義生物学とはなにか』『分類という思想』、ストライヤー『生化学』、フィンガーマン『比較動物学』、『バイオ実験イラストレイテッド』など40冊ほど。こちらは研究室に持っていって学生さんたちに活用してもらうことにする。だぶっていても諸事情により処分できない本というのも何冊かあった。(謹呈本とか。)
2000.04.15
- 花見。
朝から雨というあいにくの天気だったが、午からはいくらか回復して降ったり止んだり。大学のそばにある鏡山公園には、あまり大きな桜はないものの、いろいろな種類の桜が植えてある。桜の時期、ましてや週末ともなれば多くの花見客でごった返すのが普通なのだが、今日は人影もまばらだった。ていうか寒い。公園に着いたときにはちょうど雨が上がっていたので、草の上にシートをしいてビールで乾杯して、ほか弁をつつく。桜はきれいでした。
2000.04.14
- 『オートポイエーシスの拡張』(河本英夫)、『ハンニバル』(上・下)(トマス・ハリス)購入。
- 生物系新任の先生の歓迎会。大学の会議室で、料理は生協に頼んで会費が二千円くらいという質素な会だが、酒だけは海外出張の土産の高いスコッチその他の洋酒が大量にあって豪華だった。
2000.04.13
- ちくま文庫『恋の花詞集』(橋本治)購入。ほかにも橋本治の新刊が何冊か出ているはずなんだけど、生協では見かけないなあ。
2000.04.12
- 学生実習のための準備ということで、実習室の掃除。
- 4年生の実験は今のところ順調。
2000.04.11
- 『MONSOON4』購入。
- 今日は自分の実験もある程度できた。
2000.04.10
- 卒研の実験開始。初日にしては少々ハードだったかもしれない。
- 夕飯に久しぶりに焼そばを作ってみた。むかし一人暮らしをしていた頃、一時期、焼そばと焼うどんばっかり食べていた時期があった(味つけはソース、しょうゆ、オイスターソース、豆板醤などバリエーション(?)はあったのだが)。さすがに今はそんな食生活はできないけど、たまに食べると旨いなあと思う。
2000.04.09
- 午後からフタバ図書へ。購入した本。『美濃牛』(殊能将之)、『とても変なまんが』(唐沢俊一)。
- 購入した雑誌。『SFが読みたい2000年版』、『SF JAPAN』、『コミックファン』。
- 購入したマンガ。『コミックマスターJ』5(田畑由秋&余湖裕輝)、『身から出た鯖』4(中崎タツヤ)、『はたらくお嬢ちゃん』(青木光恵)、『Garden』(古屋兎丸)、『バラ色の明日』1(いくえみ綾)、『どいつもこいつも』1(雁須磨子)。
2000.04.08
- 卒業研究生3名がそろって、卒研のテーマぎめ。その後、実験計画について打ち合わせ。来週からしばらくは指導の合間を縫って自分の実験を組むことになる。早く一人で実験できるようになってくれると良いのだけど、覚えることが結構たくさんあるからね。しばらくは忙しくなることを覚悟しないといけない。
- ドラマ『六番目の小夜子』の第1回を観る。原作まだ積ん読なんだけど。主人公の女の子と相手役の男の子、なかなか良いですね。
- 夕飯にイカのトマトソースいためを作ってみたら、なかなか美味しかった。
2000.04.07
- 今年のうちのラボの卒業研究生は3名で、例年より多い。そのうち1人は僕が今やっているテーマに参加してもらう予定なので、資料の準備などをいろいろと。
2000.04.06
- 『ヒカルの碁』6(ほったゆみ&小畑健)購入。
- 関係のない2つの実験を掛け持ちでやっていたので、今日はけっこう忙しかったな。
2000.04.05
- 「エイズが来たように思われちゃって」なんてことを言うような感覚の持ち主が、一国の総理大臣ですか。
- 『クローズアップ現代』で天童荒太インタビュー。すごくまともな事を、真面目に、もの静かに話す人だった。
2000.04.04
- NHK人間講座テキスト『沖縄からアジアを見る』(陳舜臣、比嘉政夫)購入。放送は明日からですか。
- 『HUNTER×HUNTER』8(冨樫義博)購入。
- NHKでVHSを開発したビクターの技術者たちの話をみる。面白かったんだけど、経済面での苦労話だけじゃなくて、技術的にどういう困難があって、どう解決したのかというような部分をもっと見せて欲しかった。
2000.04.03
- 『VOW NEW MEGA MIX!!?』購入。判型がいつもと違う。
2000.04.02
- 前にも書いたけど、ネコを飼える家を探している。今日は不動産屋に行って、ネコOKのマンションを見てきた。わりと新しくて、部屋も広く(3DK)、6階ということで眺めも良い。角部屋で風通しも良さそう。キッチンも広くて、おまけに対面キッチン。場所は駅の近くで、大学まではバス路線もあるし、(坂の多い西条では珍しいことに)ほぼ平坦な道を自転車で15分くらい(ちょうど良い運動になる距離だ)で通える。ほとんど文句のつけようのない物件だが、当然のことながら家賃が(我々にとっては)少々高い。まあ東京や大阪と比べれば(あるいは広島市内と比べても)安いんだけどね。そんなこんなでしばらく考えたのだが、やはりここしかないだろうということで、申し込みをしてくる。ということで、5月くらいに引っ越します。
- 『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』(遥洋子)読了。
いや面白かった。僕はずっと理系の実験系だから、文系の教育の中心になる「ゼミ」という方式のことはよく知らないのだけど、こんなことをやっているのね。実験系でももちろんセミナーはあるけど、基本的には紹介する論文が理解できていればOKで、批判的に読むという見地は必ずしも強調されない。(もちろんドクターコースともなれば批判的に読む能力は身についていて当然だけれども。)どちらかといえば、最新の知識、アイディア、テクニックを学ぶという側面が強い。つまり「議論」よりも「紹介」のウェイトの方がずっと大きい(少なくとも僕の経験では)。でも上野ゼミでは「議論」のウェイトがはるかに重い。しかも容赦の無いガチンコの議論。学生の1週間はゼミを中心に回る。遥洋子は1年間に100冊の文献をこなしたという(芸能人として仕事をしながら、である)。さぞかし学生は鍛えられるだろう。遥洋子の目から見た大学人、東大生などの姿も面白い。気軽に読めるが、いろいろと勉強にもなって、良い本でした。
2000.04.01
- というわけで、サイトを開設して約5年。一区切りということで、サイトを全面的に改築しました。大きく変わったページもあるし、あまり変わっていないページもあるけど、過去日記以外は、どのページも大なり小なり改定しました。なるべくシンプルなサイト、見やすいサイトを目指したつもりですが、どんなものでしょう。では今後ともよろしく。
- 『あずみ』17(小山ゆう)、『赤×黒』上・下(上條淳士)、『ブレーメンII』1(川原泉)、『お姉さまとお呼びっ!!』1(こいずみまり)購入。
上條淳士のコミックスは本当に久しぶり。もっと描いてほしいんだけど、描く気ないのかなあ? 『SEX』ってどうなったの?
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