ただいま読書中(近況一言報告)
2000年5月
2000.05.30
- 学生実習2日目。
- 共同利用のDNAシーケンサが末期的状態。泳動をスタートさせようとしても電圧があがらずエラーが出る。仕方なくエラー→再スタートを何度か繰りかえしてようやく泳動が始まる。この状態がもう何ヶ月も続いている。重い実験道具を抱えてはるばる他学部まで出かけていって機械がこの調子では、精神的にも肉体的にも消耗する。あー、キャピラリータイプのシーケンサが欲しい…。ヒトゲノムが解読されようというこの御時世に、高々数百ベース読むのに苦労している我々って一体…、と思うと空しくなるよ。
- 『虹の谷の五月』1(船戸与一)、生協に入荷していたので購入した。今回の舞台はフィリピンらしい。
- 『オデッセイ』(史村翔&池上遼一)購入。
- 『InterCommunication』33「特集・21世紀のための500冊」購入。
2000.05.30
- 学生実習。今週はムラサキツユクサを使って減数分裂の観察。ムラサキツユクサは4倍体なので、減数分裂の対合の時に、2価染色体だけでなく、1、3、4価の染色体も形成されてしまう。それらを染色体の形態から区別して、数を数えるという実習。作業自体は難しくないのだが、うまく染色体の対合が観察できるステージを見つけるのに結構苦労するようだ。
- 『小梅ちゃんが行くリターンズ』1(青木光恵)購入。
2000.05.29
- 平凡社新書『魚々食紀 ―古来、日本人は魚をどう食べてきたか―』(川那部浩哉)購入。川那部氏は、知っている人も多いと思うけど、京大の動物学教室で魚の生態学などをやってきた先生(もう退官された)。
- 一日中、データベースから落としてきたDNA配列のアラインメントをしていた。
2000.05.28
- パソコン周りをいじっていたら、MOがどうも調子悪くて、ああでもないこうでもないとやっているうちに、あっと言う間に時間が過ぎていく。どうも本体がいかれているような気がする。
- 夕方、近所の本屋にふらりと行って、『ネオンテトラ』(かわかみじゅんこ)、『死神の惑星』2(明智抄)、『ウエンディ』(松本次郎)、『陰獣トリステサ』(池上遼一)を購入。
- 船戸与一の新刊が出ていたんだけど、買うかどうか迷って、結局、買わなかった。最近の船戸の低迷ぶりはちょっと悲しいものがあるよなあ。今度の本はどうなんでしょうね。(まあそのうち買うと思いますけど。)
どうでも良いけど、福田和也の『作家の値うち』という、いろんな作家の作品に点数をつけて評価している本を立ち読みしてたら、船戸の作品がぼろくそに評価されていて笑ってしまった。気に入らなければ無視すれば良いのにと思うのだけど、律儀に何冊も読んでけなしている。まあ船戸も福田和也に誉められたいとは思わないでしょうから、良いのですけどね。あと栗本薫のグインサーガとかにかなり良い点がついていたりして、なんか謎な本でした。
2000.05.27
- 来週の実習の準備と、データベースから落として来たDNA塩基配列の解析。
2000.05.26
- このページを運営しているMacintosh LC475(hiko475.ias.hiroshima-u.ac.jp)の内蔵ハードディスクがいかれてしまったらしく、ちょっと危機的状況です。外付けハードディスクでシステムを立ち上げて、何とかページを運営していますが、今後はいつ何が起こるか、予断を許さない状況。とりあえず、iMac(xenopus.ias.hiroshima-u.ac.jp)の方にも予備のページを作っておこうかと思案中。
- 『知の欺瞞』(アラン・ソーカル&ジャン・ブリクモン)購入。
- 総合科学部・物質生命科学コースの新入生歓迎会に参加。総合科学部はこれまで、入学時には所属を決めず、2年生に上がる時に所属する「コース」を選択するという「コース制」をとってきていたので、「物質生命コース」を選択した学生(2年生)の歓迎会を毎年、春に行っている。しかし、今年度入学の1年生からは、新たな教育システムである「プログラム制」という制度が適用されるために、「コース」としての新歓は今年が最後になる。といっても、入学時には所属が決まらず、入学してから好きなプログラムを選択できるという点では変わりはない。
- 『ピエタ』II(榛野なな恵)、『トトの世界』3(さそうあきら)、『バガージマヌパナス』(池上永一)購入。
2000.05.25
- 実習3日目。
- 世間(のごく一部)では、今日から高知で発生生物学会なんだけど、今週、来週と実習がある身では行けません。ていうか、いま発生やっていないしなあ。それでも自分では発生学者のつもりなんだけど。
- よく読んでいる青木みやさんのところからヒトのクローンを作ることになぜ拒否感があるのかという話。僕は「クローン人間」それ自体に嫌悪感や拒否感を感じることはないが、何らかの意図をもってクローン人間を作ろうとする人たちの、その「意図」には拒否感を感じる。ヒトを何かの「手段」として扱っているように思えるので。そうではなく、クローンを完全に独立した一個の人格として認めた上で、なおかつ是が非でもクローンを作らなければならないという理由(僕には思いつかないが)があるのだということを納得させてくれる理屈があれば、拒否感は消えるかもしれないが。(安全性の問題がクリアされないといけないのは言わずもがな。)
- 「ていうか」って便利な言葉だよなあ、と思う。
2000.05.24
- 実習2日目。
- 『生命と地球の共進化』(川上伸一)購入。多細胞動物の出現のあたりをぱらぱらと見てみたら、最近の研究(たとえば脱皮動物とロフォトロコゾアの話とか)まで紹介してあったので、他の分野でも新しい知見がいろいろ盛り込まれているのではないかと期待している。
- 『夏と花火と私の死体』(乙一)購入。
- 週刊朝日百科・世界の文学46『さらば愛しき女よ マルタの鷹』購入。30番代から40番代が南北アメリカ文学のシリーズで、47がSF「高い城の男、英雄コナン」(コナン!)、48がホラー「ミザリー、シャイニング、羊たちの沈黙」らしいですね。
- 講談社現代新書『ドゥルーズの哲学』(小泉義之)購入。ドゥルーズは難解で手に負えなかったのだが、この本はかなり生物学、生命論に寄り添った書き方をしているようなので、僕には読みやすいかもしれない。
2000.05.23
- 今日から学生実習。タマネギの根を使って体細胞分裂の観察をする。実習自体は簡単で、
1. タマネギの根の先端を剃刀で1cmくらい切る。
2. コルク栓のついた管ビンに入れ、45%酢酸を1ml加え、ふたをして室温に10分おく。
3. 1N塩酸を加え、60度に5分置く。
4. スライドグラスにのせ、余分な部分を除き、染色液(アセトオルセイン)を1滴、滴下。
5. カバーグラスをかけ、染色液が試料全体に行き渡るようにする。
6. 5分放置した後、上からろ紙をかぶせて、親指で強く押し、試料を押しつぶす。
これでできあがり。あとは観察すれば良い。
実習を受ける方は簡単だけど、何百人という学生に、生きている材料を使って実習をさせるというのは、準備する方はなかなか大変だ。ちょうど良くタマネギの根が生えてくるように、大量のタマネギのお尻を切って、水栽培し、毎日水替えをしないといけない。来週はムラサキツユクサを使って減数分裂の観察をするのだが、こちらも材料の生育の時期がうまく合ってくれないといけないので、なかなか気苦労が多い。
2000.05.22
- 宝島社新書『ペットを病気にしない』(本村伸子)購入。
2000.05.21
- 学会2日目。今日は口演会場の責任者になっているので、何ヶ月ぶりかでネクタイを締めて出かける。動物学会や発生学会だと、自分の発表があるときでも平気でTシャツとジーンズだったりするのだが、主催がよその大学で、お手伝いに行っている身としては、あまりラフな格好をしているのも失礼かな、と、それぐらいの気は遣うのでした。しかし慣れない格好をすると動きにくいね。
ちなみに、学会によって参加者がどんな格好をしているかというのは大きく違っていて、動物学会あたりではたとえば短パンで発表していても別に違和感はなく場に溶け込んでいられるのだが、もっと堅い学会でそれをやると完全に浮いてしまう。以前、一度だけ水産学会で発表したことがあるのだけど、その時はそれで失敗した。いや、さすがに短パンじゃなくてジーンズでしたけどね。みんなちゃんとネクタイしめているんだもんなあ。アメリカの発生学会を1度だけ覗いたことがあるのだけど、そこでは若い女性がホットパンツとかタンクトップみたいな格好で発表していた。ああいう雰囲気の学会の方が良いと思うのだけどね。
さらにちなみに、僕らは学位論文発表会の時も普段着(冬だったからセーターとか)を来て発表していた。今思うと、あれはちょっとくだけすぎだったかな? という気がしないでもないのだが、当時はそれで何の疑問も抱かなかったもんなあ。
- 学会は朝からポスター発表があり、その後口演。それも午前中で終わったので、広島市内で買い物をして帰る。
東急ハンズでエスプレッソの粉と文具を2、3買い、パルコでCDとマンガ。CDはハイポジの『ジェニーはご機嫌ななめ』(「ラジオスターの悲劇」がカップリングされている)、『POP TONE』、そしてたまたま見かけて懐かしくて思わず買ってしまった『TOM TOM CLUB』。マンガは『青のマーブル』(松本充代)、『石喰う男』(片岡聰)。紙屋町方面に歩きながら、廣文館で『ネガポジ』1(入江紀子)、『POWER WOMAN』(吉田まゆみ)、『聖』1(山本おさむ)購入。
本通りに大きいブックオフがオープンしていたので覗いていく。面白いものはあまり見つからなかったけど、新刊書店でなかなか売っていない『ワッハマン』(あさりよしとお)の1、2巻、『月虹』(水樹和佳)、『18階の男』(関川夏央&松森正)、『That's イズミコ』1(大野安之)を購入。どうでも良いけど、森博嗣の『Vシリーズ』の紅子って、僕の中ではイズミコのイメージなのだ。
- T-ZONEで自宅のマック用にいろいろと調達。パワーブックを外部モニタにつなぐためのケーブル、Performa5440に挿すめのイーサネットボード、あとパワーブック(5300と1400)同士の接続のためにケーブルを1本。
自宅にある4台のマックの使い方は、いろいろ考えているのだけど、イーサネットでつなぐというのは良いとして、快適に使うには大容量のハードディスクが1台いるなあと思っているところ。CPUのパワーとかで不満を感じることはあまりないのだけど、ハードディスクの空き領域の不足はちょっとストレスになってきているので。20Gくらいのやつが欲しいなあ。
- 中央書店で『トラブルチョコレート the comoic』を買って、バスで西条へ。大学でタマネギの水替えと大腸菌の植えつけをして、帰宅。
- 晩飯はタンドールでカレーを食べようと思って行ってみたら、貸しきりパーティをやっていて入れない。仕方なく駅前の方に行って、「世玄」という炭火焼肉の店に入ったら、これが当たりで、肉も柔らかくて旨かったし、ナムル、キムチ、ビビンバ、チジミなどの韓国料理も旨かった。また行きたくなる店。
2000.05.20
- 動物学会・植物学会・生態学会の三学会中四国支部大会で、広島県立女子大へ行く。支部大会はほとんど行ったことがないのだが、今回は広島で開催ということで、手伝いもしないといけないので参加した。本部に顔を出し、時間があったので大学内を散歩して、午後から口演をいくつか聴いて、夕方からはシンポジウム、夜は懇親会。シンポジウムは「共生の世界」ということで、ミドリゾウリムシの話、地衣類の話、菌根の話の3題。それぞれに面白かった。「共生」というと耳ざわりが良くて環境問題方面なんかでもちょっと流行している言葉だけど、そういう流れは別にして、純粋にサイエンスとしても、この分野はこれからもっと面白くなりそうな気がする。
- 広島女子大は県立なんだけど、広島市内のかなり良い場所にあって、しかも建物がバブルの頃に設計されたものらしく、とてもバブリーなデザインの建物が並ぶ大学だった。あちこち散歩してみたけど、なかなか面白かった。こういう建物は今だったら絶対に建たないでしょうね。
2000.05.19
- 『はじめの一歩』52(森川ジョージ)購入。
- 学生実習の準備。来週、タマネギの根を使って細胞分裂の実習をやるので、タマネギの根を(水栽培で)生やさないといけないのでした。
- 生協で勁草書房の15%引きフェアをやっている。いろいろ良い本を出している出版社なんだけど、やっぱり値段は高いよなあ。15%引きでも躊躇する本が多い。
2000.05.18
- ひきつづき『熱力学 ―現代的な視点から―』を読んでいる。5章まで進んだ。「熱」という概念の扱い方が面白い。「やりとりされたエネルギーを、外界(=力学的世界)からの仕事としてあからさまに認識できる部分 -W とそれ以外の部分とに分け、後者を環境から受け取った熱 Q とみなすのである」。なるほど。次の章ではいよいよエントロピーが導入される。
2000.05.17
- 『熱力学 ―現代的な視点から―』(田崎晴明)を読みはじめる。1章から3章くらいまで。Helmholtzの自由エネルギーを力学のポテンシャルエネルギーと比べて解説している部分など、分かりやすい説明がされていて目から鱗が落ちた。
- グイン・サーガ72巻『パロの苦悶』読了。パロはいよいよ内乱に突入するが、それにしては展開がヌルいよなあ。まあラストシーンからすると次巻はいろいろ波乱がありそうなので、次に期待。
2000.05.16
- 発生生物学会の要旨集が届いたので眺めていたら、東工大の西田さんの演題が目に入る。「Macho-1, the muscle determinant in the ascidian egg.」。なんというか、ものすごく感慨深いタイトルである。"the muscle determinant in the ascidian egg."(ホヤ卵内の筋肉分化決定因子)――これを見つけたいと思って僕らは大学院時代の数年間、研究をしていたんだよなあ。今はもう離れてしまった研究だけど、要旨を見ながら、ちょっと感動してしまった。
- 平凡社ライブラリーに入った『海辺』(レイチェル・カーソン)を購入。
2000.05.15
- 『ぼっけえ、きょうてえ』(岩井志麻子)を読了した話を書き忘れていた。ホラーということなんだけど、「きょうてえ」という感じは全然しなかった。なんか最近はもう、活字の「ホラー」で怖いと感じることがほとんどなくなっているので、そのせいかもしれないけど……。これ、ほんとに怖いと思って読んだ人が多いのだろうか? (ちなみに僕より先に読んだ同居人も「きょうてくない」と言っていた。)
2000.05.14
- 沖縄映画『ナビィの恋』を観に広島のサロンシネマに行って来た。この映画はたまたまPerfecTV!で予告編を観て以来、ずっと観たいと思っていた映画。ヒラノさんやその周りの皆さんにも評判が良いようでさらに期待は膨らむ。
広島での上映は連休の頃から始まっていたのだが、引越し関係で忙しくて、来週の土曜で上映が終わるというぎりぎりの時期になって、ようやく観に行くことができた。初回の20分くらい前に館に入ったら客が誰もいなくてどうなることかと思ったが、始まる頃にはそこそこの入り。
映画は期待を裏切らない素晴らしいものだった。特に音楽。沖縄音楽はもちろんのこと、ケルトの音楽やオペラ音楽まで取り込んで、全編が歌で溢れている。何度も繰り替えし歌われる「十九の春」が特に胸に沁みる。そして島の風景の素晴らしさ。海、山、民家のたたずまい、墓所、そして真っ赤に咲くブーゲンビリアの花。昼の光と夜の闇のコントラストが印象的だった。役者も良かった。西田尚美も可愛らしかったし、村上淳の飄々とした演技も良かったが、なんといっても登川誠仁演じる東金城恵達が素晴らしかった。笑わせるところも泣かせるところも、ほんとにうまい。いや上手いというより味があるというべきか。本職の役者のような上手さじゃないんだけど、何かすごく良いんだよね。
- 広島駅前にオープンした「フタバ図書GIGA」に行ってみる。中筋にある「フタバ図書MEGA」よりも規模が大きいという話だったので期待したのだが、フタバ図書流の、本、レンタルビデオ、ゲーム、音楽などを複合した売り場構成になっているので、本の売り場自体は全然たいしたことない。MEGAの方がまだまし。まあ駅前にはジュンク堂があるので、そちらに行けば良いだけの話だけど。そうそう、GIGAには古本売り場もあるんだけど、ここの中身も「ブックオフ」とか「古本市場」を薄めたような感じで、全くそそられない。
- というわけで、ジュンク堂と駅ビルの廣文館で買い物。山形浩生氏お薦め、稲葉振一郎氏も名著と推す『ゴミ投資家のための人生設計入門』を見つけたので購入。他に『コンピュータは、難しすぎて使えない!』(アラン・クーパー)、『文藝別冊Jミステリー』など。マンガは『GENERAL MACHINE ある星の未来』(夢野れい)、『実録・企画モノ』(卯月妙子)、『コイズミ学習ブック』3(こいずみまり)など購入。あとは雑誌で『Comickers』春号、『Z-kan』vol.1、『AQUA LIFE』6月号。『AQUA LIFE』はたまたま手にとったらヒメツメガエルの飼育に関する記事があったので、買ってみた。
2000.05.13
- 『ハエ、マウス、ヒト』(フランソワ・ジャコブ)、『歴史と出会う』(網野善彦)、『恋の門』1(羽生生純)購入。
2000.05.12
- 『夢・出逢い・魔性』(森博嗣)、グイン・サーガ72巻『パロの苦悶』(栗本薫)購入。
2000.05.11
- 夕食の時に、塩沢兼人氏が亡くなったという話を同居人に教えてあげたら、たいそう驚いて、いや惜しい人を亡くしたという話をひとしきり。していると電話がかかってきて、同居人が受けると、岡山の友人からで
友人:「塩沢さんが亡くなったんだって」
同居人:「今その話してたところ」
ふたり:「惜しい人を亡くしたねえ」
というような会話をひとしきり。
ネット上でもたくさんの人が塩沢氏の死を悼んでいますね。僕にとって印象深いのはやはりマ・クベ、ブンドル、ルードビッヒあたり(あ、あとイデオンね)ですね。1954年生まれということは、マ・クベ役をやっていた頃は20代半ばだったのか…。
2000.05.10
- 熱帯魚屋さんに注文していたヒメツメガエルが届いた。
僕らが実験に使っているのは主にアフリカツメガエル(Xenopus laevis)というカエルで、かれらはピパ科という分類群に属する。ピパ科にはXenopus属の他に、コモリガエルなどのPipa属なども含まれるが、ヒメツメガエル(コンゴツメガエル)もピパ科のHymenochirus属のカエルである。いま僕らが研究しているカエルのトランスポゾンが、カエルの系統においてどの範囲に存在しているのかを調べるために、Xenopus以外のピパ科のカエルが必要だったのだが、ネットで検索したところ、熱帯魚や両生類・爬虫類関係のペットショップにはヒメツメガエルが結構ひろく出回っていることが分かった。値段も安くて1匹120円くらいで買える。ということは国内のどこかで養殖されているのだと思われる。アフリカツメガエルは実験用に売れるということでけっこう養殖されているのだが、こんなカエルまで養殖しているとは、ペット業界もなかなか奥が深いですね。
- 『米国音楽』vol.15購入。もとブリッジの池水眞由美(スリーベリー・アイスクリーム)が近くミニアルバムをリリースするそうなのでチェックのこと。
2000.05.09
- 『ピエタ』1(榛野なな恵)、『バラ色の明日』2(いくえみ綾)、『回収』(岡田斗司夫、田中公平、山本弘)購入。
2000.05.08
- 猫たちは朝早くから餌をくれといって騒いでいる。もうすっかり新居にも慣れたようだ。ていうか慣れ過ぎや君たち。もうしばらく、借りてきた猫のように大人しくしていて欲しかった。
- 『宇宙戦艦ヤマト はるかなる星イスカンダル』(アンソロジー)、『JAPAN』1(大塚英志&伊藤真美)、『度胸星』1(山田芳裕)購入。
2000.05.07
- 岡山の友人姉妹が猫をつれてきてくれるので、部屋の整理の最終段階へ。ようやく大きな棚やらワゴンやらが落ち着くべきところに落ち着いて、お客さんを通せる状態になった。(とはいえ本の整理にはまだまだ時間がかかりそうだ。)
その他、パソコンにつなぐための電話線の配線など。
- 夕方、猫をつれて友達が到着。猫は2匹で、名前は「白」と「茶色」。白の方はちょっとびくびくした様子で隠れる場所を探す。茶色は初めての家が珍しいようで、あちこち探検している。兄弟なのに対照的な性格だ。数時間すると2匹ともだいぶ部屋に慣れて、白は人のいない部屋の隅に落ち着き場所を見つけて休息、茶色はねこじゃらしを追いかけて遊ぶようになった。
- 南Q太の『夢の温度-夏祭り-』は前巻から話の重心がシフトして、前巻の主人公の兄と、その担任教師の恋愛話。前の話の続きはどうなるの?とか思うけど、こちらの話はこちらの話で読ませる。最近の南Q太はほんとに上手いなあと感心する。
- 『JOJOの奇妙な冒険』。巻数がリセットされてしまったのは何か残念な気もする。しかし話の方は、異常な性格の敵役、奇抜なスタンド能力、先の読めない展開、というJOJOテイスト健在で、安心して楽しめる。
2000.05.06
- 出勤するが、やはり大学に人は少ない。特に学生さんはとても少ない。(教官は結構、出勤している)。
- 明日は猫が来る予定。
- 新居は歩いてすぐの所に23時まで開いている本屋があってうれしい。しかもこの本屋は西条ではたぶん一番マンガが充実している。晩飯の後、散歩がてら出かけて、『STAND☆BYみ〜ちぇ!!』1(永野のりこ)、『からくりサーカス』12(藤田和日郎)、『エイリアン永理』(吾妻ひでお)、『夢の温度-夏祭り-』(南Q太)、『JOJOの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』1(荒木飛呂彦)、『ブラブラバンバン』3(柏木ハルコ)、『海鶴』1(森秀樹)を購入。
- 森秀樹の『海鶴』は戦国時代の瀬戸内の水軍の話。どのくらいの話に膨らませるつもりなのかは分からないが、『ムカデ戦旗』を描いた森秀樹ということで期待している。
2000.05.05
- マンガはおおむね片付いたが、ハードカバー、新書、文庫はまだ手着かずのまま。まだまだ時間がかかりそう。そちらはとりあえず置いておいて、パソコンと周辺機器を取り出して、セットアップする。問題はパソコンを置く部屋に電話のジャックがないため、線をひきまわす必要があることだ。電話線はたっぷりあるのだけど、室内から回すのは難しそうなので、ちょっと苦労しそう。
2000.05.04
- 引き続き部屋の整理。ビデオ、CD、LDを整理し、マンガの段ボールを半分くらい片付ける。
- 西条警察署の周りは報道関係の車で一杯だったと、脇を通って帰ってきた同居人が教えてくれた。田舎の街にとっては大きな事件だったけど、犯人も被害者も他所の土地からやってきたわけで、そういう意味では「身近な事件」という感じはあまりしない。(夜中飛び回っていたヘリコプターはうるさかったらしいが。)
- BSマンガ夜話はかわぐちかいじ『沈黙の艦隊』。
2000.05.03
- 今日から3連休だが、引越し後の片付けで終わってしまいそう。まずは本棚の配置などを決める。リビングに5本、同居人と共用の書斎に3本、和室に6本、寝室に1本という配置になりそう。リビングがそれほど手狭にならなくて済みそうなので安心した。
テレビ、ビデオ、LDプレイヤなどをメタルラックにまとめて、配線する。ベランダにCSアンテナを立てようとするが、取り付け金具がうまく合わず中断。新しい金具を買ってこないといけない。
はじめて晩飯の支度をするためにキッチンを使った(といってもサラダを作ったくらいで大したことはしていない)のだが、調理に使えるスペースが広くて快適だった。
- BSマンガ夜話は吾妻ひでお『不条理日記』。吾妻ひでおは、そのうち取り上げられるだろうと思っていたけど、どの作品をやるのかなあと思っていたら『不条理日記』だった。僕は『不条理日記』は「SFマニアの内輪受け」的なところが鼻について、あまり好きではなかった。好きなのは『スクラップ学園』あたり。あと『とつぜんDr.』とか。
2000.05.02
- 『続 科学の終焉』(ジョン・ホーガン)購入。前の本と装丁がそっくりで、平積みになっていなかったら見過ごしてしまったかも。邦訳は『科学の終焉』の続編という形で出ているが、原題は"THE UNDISCOVERED MIND"ということで、「脳と精神の科学」に的をしぼった本だ。(だったらなんで表紙がアインシュタインとニュートンかね、と思うけど。せめてダーウィンとフロイトじゃない?)
- BSマンガ夜話は高野文子『るきさん』。これ読んでいないや。
2000.05.01
- 引越し屋さん(松本引越センター)は契約時には午後から積み出しという話だったのだが、昨日電話があって、朝からの作業になるとのこと。こちらとしても早いに越したことはない。ということで、早起きして支度をして待つ。8時すぎくらいから作業が始まって、10時前には積み出しはすべて終了。あの100個近い大量の、しかも中身はほとんど本やビデオなのでとても重い段ボール箱を、どんどん運び出していくのは流石にプロの仕事だなあと感心して見ていた。
新居への荷物下ろしにはいくらか時間がかかりそうなので同居人に任せて、とりあえず大学に出勤。昼前に一度、新居に行って、作業の終了の確認をして、支払いを済ませ、再び大学へ。新居の荷物はほとんど手付かずのままだが、これは連休中においおい片付けることになりそう。猫がやってくるのが7日頃の予定なので、それまでには何とかしないといけないのだが。
- 鎌田慧の『自動車絶望工場』を購入。同居人が読んでいないというので本棚を探したのだけど、なぜか見当たらなかったので買ってしまった。誰かに貸してそのままになっているのか、学生時代のサークルのボックスにでも置き忘れてきたのか。そういう行方不明の本は結構たくさんあって、そういう本の多くは良い本だけど手に入りにくい本だったりするんだよね。(『自動車絶望工場』はちゃんと文庫で新刊で買えますが。)
- でも同居人はいま『ハンニバル』にとりかかっているので、『自動車絶望工場』を読むのは後回しになりそう。
- そういえば今日はMay Dayですか。
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