ただいま読書中(近況一言報告)
2000年10月
- このページを運営しているMacintosh LC475(hiko475.ias.hiroshima-u.ac.jp)が、かなりやばそうな状況です。
アクセスできなくなった時は、こちらを御覧下さい。
2000.10.31
- 久しぶりの更新。なんか日記どころではなくて。主に精神的に。
- 『教養論ノート』(浅羽通明)購入。
- 『spoon.』創刊号購入。特集「子供と絵本」。
- 関西学生アメリカンフットボールリーグ、京都大学 VS 立命館大学の試合をビデオで観る。関西学院大学と合わせて「3強」と言われる両チームだが、ここ何年かは立命館の力が勝っている。今年も試合前の評価は立命館有利。しかしこの試合、京都大学のディフェンスが頑張って、立命館になかなか点を与えない。一方、京大のオフェンスはいま一つ力不足らしく、こちらも進まない。というわけで、ロースコアの均衡したゲーム。結局、第4Qまで同点でもつれ込み、京大の最後のドライブ。立命陣内でフィールドゴールにはやや遠い地点での3rdダウン失敗の後、4thダウンでパントを蹴る体制からのフェイクで1stダウンを獲得。これが大きかった。京大はそのまま時間を使いながらドライブを進めて、最後はタッチダウン。この時点で残り数秒では立命館も打つ手がない。というわけで京大の勝利。京大はパントフェイクもそうだけど、ノーハドル・オフェンスなど、使える手はどんどん使って、力の差を跳ね返しての勝利。いかにも京大的なゲームで、楽しめました。残り試合も楽しみだ。
- 「BSマンガ夜話」は『正しい恋愛のススメ』。これも読んでいない。
2000.10.30
- 『モンスター』15(浦沢直樹)、『水滸伝(一)』(北方謙三)購入。
- 「BSマンガ夜話」は『聖闘士星矢』。『リンかけ』は好きだったけど、これは読む気がしなかった。
2000.10.29
- 前から欲しかったデジタルカメラをようやく購入。フジフィルムのFinePix4500。小型軽量で良い感じ。
- ウルトラセブンのDVDを購入。「ダークゾーン」「狙われた街」が入っている巻と、「ノンマルトの使者」「第四惑星の悪夢」「円盤がきた」などが入った巻。とりあえず「狙われた街」を観てみたのだけど、よく出来ている。いま観ても感心する。
- CSで、関西学生アメリカンフットボールリーグ、関西学院大学 VS 甲南大学の試合を観る。全勝同士の対決。どうせ関学の圧勝だろうと思っていたら、甲南が健闘し、前半は同点、第3Qにも甲南が一時リードするという展開。その後はさすがに関学が巻き返したけど、期待以上に面白い試合で大満足だった。立命館や京大とも良い試合をしてほしいものです>甲南大学。
- 夕方、自転車の整備。この前買ってきたボトルのケージをつけて、ギアの汚れを落として、油を注し、空気を入れる。ブレーキも少しだけ絞める。
2000.10.28
- ネットで文献を漁っていて、また面白い論文を見つける。申請書を書き直したくなる。むう。
- 今の問題は、とにかくやってみたい実験が多すぎるということ。それはもちろん悪い事ではないのだけど、力は限られているわけだから、優先順位をつけ、計画を立てて進めていかないといけない。たとえば、確実にデータが出そうな実験と、当たれば面白いけどちょっと難しいかなという実験、すぐに結果が分かりそうな実験と、準備に時間がかかりそうな実験、手持ちの技術でできる実験と、新しい技術が必要な実験、自分が面白いと思う実験と、他人からみてインパクトがありそうな実験、といった具合に、考慮すべきファクターはいろいろあるわけで、そういったことを考えてうまい具合に計画を立て、進めてないといけない。それを今、ああでもないこうでもないとごちゃごちゃと考えている。それはまあ楽しい。だけど申請書を書くという作業はそれと関係しつつも、ストレートには結びつかないところもある。研究の大きな流れが自分の中で大体見えてきたとしても、そのどの部分を申請書に書くかは、さらにいろんな材料をもとにして判断しなければならない。そのあたりを絞っていく作業が悩ましいところだ。出せるものなら3通くらい申請書を出したいところなんだけど、重複申請はできないからなあ……。
2000.10.27
- 申請書はとりあえず提出。しかしこの期に及んでまだいろいろと迷っているので、チェックされて戻ってきたときにまたマイナーチェンジするかも。
- 松本大洋の書き下ろし『GOGOモンスター』購入。
- 近所の研究室の先生方と西条駅前で飲み会。少し飲み過ぎた。
2000.10.26
- あいかわらず科研費の申請書書き。明日までに形にすることをめざす。(〆切は来週月曜日。)
2000.10.25
- ムーミンコミックス『恋するムーミン』(トーベ&ラルス・ヤンソン)、『フリクリ』1(ウエダハジメ)、『スイッチ』(望月花梨)購入。
2000.10.24
- ブルーバックスの新刊『理系の女の生き方ガイド』(坂東昌子&宇野賀津子)、『心はどのように遺伝するか』(安藤寿康)購入。
2000.10.23
- ちくま新書『レヴィ=ストロース入門』(小田亮)購入。
- 『問題サラリーMAN』6(中崎タツヤ)購入。
2000.10.22
- 同居人に誘われて、広島の「家族社」主催の「女・核・平和 ―フェミニズムの現在から<ヒロシマ>を検証する」というシンポジウムに行ってきた。基調講演は上野千鶴子。軍隊への女性の参加の問題を題材として、国民国家、市民社会における「暴力の非犯罪化」(戦争、そして家庭内の暴力という市民社会の「外部」の暴力が非犯罪化される)について、そしてそのような暴力とジェンダーの関係など。いろいろと考えさせられる話だったが、とくに「女性国際戦犯法廷」に関連して「何が戦争犯罪で何が戦争犯罪でないのか」を定義する事の困難を述べ、上野氏自身の考えとしては「すべての暴力は犯罪である」という立場をとると言っていたことが印象に残った。あとは、未来の事は誰も確かな事は分からない、いま善かれと思ってやっていることが未来からみれば悪い方向へ物事を進めるのに加担する結果になっているかもしれない、けれど我々はその不確実さの中で決断しなければならない、まるで闇の中に向かってジャンプするように――というような話も考えさせられた。具体的には先の大戦での女性の戦争協力に関わる話などと関係するのだけど。今あまり考えている余裕がないのだけど、そのうち『ナショナリズムとジェンダー』など読んでみたいと思った。
- 広島市内で買い物。パワーブックに挿すイーサネットカードを1枚。学生さんに遺伝子の解析をやってもらうためにパワーブックを1台貸し出しているのだが、それをネットにつなぐために購入した。
- DVD。『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(ヴィム・ヴェンダース)購入。
- 本屋ではハルキ文庫3冊購入。『ラクトバチルス・メデューサ』(武森斎市)、『人喰い病』(石黒達昌)、『地球環』(堀晃)。マンガは『彼女が死んじゃった。』1(一色伸幸&おかざき真里)、『BX』(おかざき真里)、『R・O・D 』1(倉田英之&山田秋太郎)、『薫さんの帰郷』(TONO)。『美術手帖』は「アート・IT・革命」という特集。表紙が明和電機なのでとりあえず買うが、なぜITで明和電機?と疑問符。
- パルコのタワーレコードで、コーザノストラのベスト盤と、サンディのHawaiiベスト盤を買う。
- 自転車屋に寄ってライトとボトルのケージを購入。
2000.10.21
- あいかわらず申請書書き。合間にプラスミドのチェック。
2000.10.20
- 細胞工学別冊『植物のゲノムサイエンス』購入。「植物の〜」と書いてあるから自分にはあまり関係ないと思っていたのだが(ていうか実際、最近まではほとんど関係なかったのだが)、ぱらぱら眺めていたら、結構、いまの仕事と関係のある話が載っていた。
2000.10.19
- 実験に必要なプラスミドがなかなか出来なくて苦労していたのだけど、それがようやく出来たようだ。ライゲーション(DNAどうしを結合する反応)の効率が悪かったのがうまくいかなかった原因らしい。別の酵素を使ったら一発でうまくいった。本当に正しいものが出来ているかどうかチェックしてみないといけないが、たぶん大丈夫でしょう。
2000.10.18
- ずいぶん久しぶりの更新だ。いろいろと切羽詰まっているので。
- 科研費の申請書のためにアイディアをいろいろと考えているのだけど、なかなか頭の整理ができない。文献を読んでいると、すぐに連想が別の方向に滑っていって、あれはどうなっていたかなあ、などと論文をひっくり返したり、MEDLINEで文献検索を始めてしまったり、ますます収集がつかなくなる。あれもやりたい、そう言えばこれもやりたい、と考えてしまうのがいけないのかなあ。アイディアを練ること自体は、それはそれで良いのだけど、申請書を書くという目的からすると、効率が悪くてしょうがない。結局、まだ今の研究の筋道が自分でもはっきりと見えていなくて、足下が安定していないということなんだろうね。
2000.10.17
- 『不過視なものの世界』(東浩紀)購入。
- bk1の書評は『昆虫バイオ工場』。カイコに遺伝子操作を施して有用物質を生産させるという技術開発の話だ。必要な技術がどのように開発されてきたのかを淡々と書いている。事実を伝える事に徹しているので、読んで面白いかどうかは、そこに書いてある「事実」に興味が持てるかどうかによるだろう。僕には面白かったけど。今の自分の仕事と関係のある話もいくつか出てきたし。カイコは、生物学材料のぐろーばるすたんだーどという観点ではショウジョウバエに完全に負けているが、実用ということを考えればなかなか有望そうだ。カイコ生物学は日本のお家芸でもあるし、頑張ってほしいものです。
2000.10.16
- 『大導師アグリッパ』読了。話が進まないのにはもう慣れた。栗本氏があとがきで文句を言っているBBSというのは「2ちゃんねる」ライトノベル板のことなんだろうね、きっと。わざわざ栗本氏に「見ない方が良い」とご注進に及んだファンがいるらしい。なに考えているんだか。
- ヒメツメガエルの卵は尾芽胚まで発生していた。
2000.10.15
- 同居人の妹が岡山に帰るので、その途中のどこかで遊んでいこうかという話になって、3人で福山の動物園に行ってきた。僕が地図を見て同居人が車を運転したのだけど、通った県道というのがすごい山道だった。いちおう鋪装はしてあるが、車1台通るのがやっと。遠回りになっても、ちゃんとした道を通るべきだった。でも地図だけではどんな道かは分からなかったので、僕に罪は無いということで。動物園はこじんまりしていて、中も工事中だったりしたし、あまり特筆すべきこともないのだが、至近距離で見たダチョウは面白かった。ダチョウ以外にも走鳥が3種類いて、比べてみるのも興味深かった。走鳥って進化的にはみんな近い仲間なのだろうか?(僕は動物学者のくせに、そんなことも知らない。)
- 昼ご飯にラーメンを食べて、同居人の妹を福山駅まで送り、西条に帰る。
- 大学にヒメツメガエルの様子を見に行くと、数は少ないながらも産卵していた。ピペットで卵を拾って他の水槽へ移す。顕微鏡で覗いてみると、いくつかの卵は発生が進んでいるように見えた。しかし卵はアフリカツメガエルとくらべるとずいぶんと小さい。
- 特命リサーチのUMA話。先週からの続きだが、気をもたせた割にオゴポゴの映像もなしで、つまらない。結局、チョウザメが倍数体化して巨大化したのかも、という話だった。誰か実験して確かめてくれ。
2000.10.14
- 『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(中原昌也)購入。
- ヒメツメガエルは一晩おいても産卵していなかったので、ホルモン注射でドーピング。小さなカエルなので、注射すると壊れそうで怖い。
- 同居人の妹が広島に来るついでがあって、家に泊まりに来た。猫たちの相手をしてくれたのだけど、猫たちは最近はお客さんにたいしても遠慮がなくなってきたみたいで、寝ているところに邪魔しに行ったりもしていたみたい。猫好きの人でないと泊まってもらうのは心苦しい。
2000.10.13
- 文献を検索していてたまたま、Repbase Updateというサイトがあることを知った。反復配列のデータベース。いや世の中にはなかなか良いものがある。ていうか今ごろ存在に気付いているようじゃダメだろって感じだ。今さらながらに自分が門外漢だなあと思う。知らない事が多すぎ。データベースは工夫次第でいろいろと使えそうだが、今の所ノーアイディアだなあ。考えている余裕がない。この分野に足を突っ込んでみて痛感しているのは、こういう大量のデータを相手にするためには、どうしても自分で解析プログラムを書いて…という作業が必要だということ。本気でやろうと思ったらできないことはないと思うが、それに労力をさけるか、という優先順位の問題になる。
- ヒメツメガエルが3組、包接を始めていたので、他の水槽に移して産卵するかどうか様子を見る事にした。産んだ卵を一緒にしておくと食べてしまうので、水槽の底に網をしいて、産んだ卵は網の下に落ちるようにしておく。ちゃんと卵がとれるようになれば、そのうち実験に使うつもり。いろいろとアイディアがあるのだ。(うまくいくかは別として。)
2000.10.12
- 夏休みが開けたので研究室のセミナーが再開。僕の担当だったのだが準備の時間が少なかったので、手早く読めるホヤの変態関係の論文を紹介した。ホヤの変態を制御しているHempsというタンパク質に関する論文で、内容的にはとても面白い。
- bk1から届いた本。『ああでもなく、こうでもなく』(橋本治)。『広告批評』での連載をまとめたもの。
2000.10.11
- グインサーガの新刊『大導師アグリッパ』(栗本薫)購入。
2000.10.10
- 『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』(ダグラス・ラミス)購入。ちょっと読んだ限りでは、とっても「まとも」なことが書いてある本だと思う。それがなかなか通じない世の中なのだけど。
- ノーベル化学賞に白川英樹氏。電気を通すプラスチックを開発した業績により。テレビや新聞記事で拝見する限りでは、いかにも学者風の良い感じの方ですね。
- 『ヒカルの碁』9(ほったゆみ&小畑健)購入。
- 『プロジェクトX』は豊田商事事件。弁護士ってすごい仕事だよね。医者と弁護士は自分には絶対できないと思う。
2000.10.09
- 高木仁三郎氏が死去。
- 『SF/フェチスナッチャー』(西川魯介)購入。ナンデスカコレハ。うーむ?
2000.10.08
- 今年も西条酒祭りに行ってきた。例年は西条駅の西側にある酒蔵には行かなかったのだけど(遠いから)、引越して近所になったので行ってきた。手作りの木工とか布製品のギャラリーとかがあって楽しい。酒造りに使う袋で作ったという、とても良い感じのカバンがあったのだけど、同居人が値段をきいたら2万円という事だったのでさすがに手が出ない。なんでも材料費が高いんだとかいう話。
駅前の辺りで軽く昼飯(餃子とか牛串とか)を食べて、ふらふら歩いていると「仮面ライダークウガショー」が始まるというのでチビッコたちが集まっている。あんなにたくさんのお子さまが集まっているのを見るのは久しぶりだった。最近の子供はすれているかなと思っていたが、司会のお姉さんに煽られて「クウガァー!!」と叫んだりしているのを見ると案外素直だなあと思ったり。怪人(ていうか未確認生命体)に威されて泣きそうになっている子とかもいたし。それはそうと、あの戦闘員みたいな連中はなんだったのだろう?
わりとすぐにクウガ登場、見ててもしょうがないので駅の東の方の酒蔵へ。賀茂鶴とか福美人とか白牡丹とか。白牡丹では例によって酒祭り限定にごり酒を買う。1本1000円。賀茂泉あたりで何か脚が疲れてしまってしんどくなってきたので、あまりうろうろせずに帰宅。今年はあまり飲まなかったな。
2000.10.07
- 『サイアス』の新しい号で立花隆がサイアスが休刊に至った経緯と、存続署名活動の顛末について書いている。立花隆は初めはサイアスの予約購読を呼び掛けるような活動をしようとしたのだが、朝日側はサイアスを潰すという決意をすでに固めていたので、そのような活動にはまったく協力しようとしなかった、というような話が書いてあって、あーあ、と思う。駄目ですねー、朝日。
- 朝日新聞はもともとあまり好きではなかったが、さらに嫌いになった。もちろん読売や産経は論外なので、結局うちでは消去法で毎日新聞をとっているのだが、毎日も時々アレな記事(曾野綾子とか)が載ってるしなあ…。
- ホモロジー・サーチの解析結果を整理するのに、ファイルメーカーProを試してみることにした。この手のアプリケーションはほとんど使ったことがないのだけど…。
- 今日から酒祭り。
- ノーベル賞の発表が近付いている。いつもはほとんど気にしていないのだが、今年は(昨年ラスカー賞をとった)増井先生も有力視されていて、ちょっと期待している。
- 『光の帝国』(恩田陸)、『肉食屋敷』(小林泰三)、『NG』2(山田玲司)購入。
2000.10.06
- 鳥取で地震。マグニチュード7.1。境港で震度6強。僕は広い食堂で昼飯を食べていた時だったので、落下物の心配もなく安心していられたが、研究室にいたら本棚とか倒れて来そうで怖かっただろうなと思った。(実際にはほとんど何も落ちなかったのだけど。)広島大学付近の震度は3か4くらいかな。湯飲みのお茶はだいぶこぼれた。
- 『Beast of East』2(山田章博)、『B.B.Joker』2(にざかな)、『コドク・エクスペリメント』2(星野之宣)、『ジョジョの奇妙な冒険ストーン・オーシャン』3(荒木飛呂彦)、『超・博物誌』(山田正紀)購入。。
2000.10.05
- ちくま新書『カルチュラル・スタディーズ入門』(上野俊哉、毛利嘉孝)購入。
- 『米国音楽』の秋号を購入。嶺川貴子インタビューなど。表紙もミネコ。
- いま調べている遺伝子配列のホモロジー・サーチ(配列が類似したDNAやタンパク質をデータベースで検索すること)で引っ掛かってくる莫大な配列を、どう整理したら良いのかで悩んでいる。この配列の山の中にはきっと有用な情報がいろいろと埋もれているに違いないのだが、それをどうやって掘り出せば良いのか。結局、ひとつひとつ地道に調べていくしかないのかとも思うが、それにしても「何を」調べるべきなのかという方針もきっちりとは定まらない。思いつきで色々やっているが、ぜんぜん前に進んだ気がしない。やはり全部調べようというのが無理なのかな。これからの時代、情報を選択し、捨てるスキルも必要になる、とよく言われていて、なるほどそうだなあと実感する今日この頃なんだけど、貧乏性なものでなかなかそれが出来ないのです。
2000.10.04
- リュック・ベッソン『ジャンヌ・ダルク』のDVDを観る。この映画で描かれたジャンヌは精神が不安定で、それゆえ神憑かり的なところのある少女。「神」とか「フランス王」といった絶対的な存在に依存しなければ立っていられない弱さをもつ少女が、それら信じていたものに裏切られ、絶望していく姿が痛々しい。最後に与えられた「許し」は彼女の救いになったのだろうか。聖女でも魔女でも英雄でもないジャンヌの姿を描いている。
2000.10.03
- 話題の書『銃・病原菌・鉄』上・下(ジャレド・ダイアモンド)購入。
- bk1から届いた本。『月面に立った男』(ジーン・サーナン)、『巨人の肩に乗って』(メルヴィン・ブラッグ)、『鉄路に魅せられて』(竹島紀元)、『パヴァーヌ』(キース・ロバーツ)、『猫の地球儀 焔の章』(秋山瑞人)。
- 『東京ミカエル』上(大塚英志&堤芳貞)購入。
- bk1の書評。今回は小学館文庫『「顕微授精」最新情報』(田中温)。不妊に悩む人のために、不妊治療の最前線を詳しく解説した、いわば「実用書」。僕自身は今のところ子供が欲しいとは思っていないこともあって、「どうしても子供が欲しい」という人の気持ちが実感としては分からないのだが、そのような悩みをもつ人たちにとっては、この本で紹介されているような最新技術は大きな福音になるだろう。
2000.10.02
- 夏休みが終わって今日から新学期。しかし大学というのは学生がいる時といない時では別世界のようですね。うちの総合科学部近辺は特に。はやく春休みが来ないかなあ。
- 『遺伝子万能神話をぶっとばせ』(ルース・ハッバード)、岩波文庫『科学者の自由な楽園』(朝永振一郎)購入。
- 『広告』の9+10月号「ネットワーカー調書」。2ちゃんねるの話が多い。
2000.10.01
- 広島市内へ行って、いろいろと買い物。まずはDeoDeoでホットプレートを購入。これで家で焼肉やお好み焼き(広島風)が手軽にできる。電磁調理器としても使えるので、鍋をするのにも使えて便利。
- 次に購入したのが、念願のAVアンプ。入出力系統が貧弱なものは使えないので、その辺を基準に選ぶ。音の善し悪しは、マンション暮しで大した音量も出せない身なので、あまり追求してもしょうがない。結局、パイオニアのちょっと古い型のやつが、展示品処分で安くなっていたので、それを買うことにした。
- 次はハンズでお好み焼き用のコテと、エアマットを購入。
- 帰りに中筋のフタバ図書に寄って本を買う。『女彫刻家』(ミネット・ウォルターズ)、『殺人交叉点』(フレッド・カサック)、『へびつかい座ホットライン』(ジョン・ヴァーリィ)、『MOUSE』(牧野修)、『魔剣天翔』(森博嗣)、『実践としての統計学』(佐伯胖、松原望)、『ぶたもおだてりゃ木にのぼる』(笹川ひろし)購入。
- マンガは『ザ・プライザー』(末田雄一郎&山田芳裕)、『刑務所の中』(花輪和一)、『ピンクの林檎』(青木光恵)を購入。
- リュック・ベッソンの『ジャンヌ・ダルク』のDVDを購入。劇場で観たかったんだけど、観に行く前に終わってしまった映画。
- 家に帰って早速AVアンプの配線。スピーカーを置く場所があるかどうか不安だったのだが、どうにか収まってくれた。試しにDVDを観てみるが、やはり今までよりもずっと音が良い。(ていうか今までが悪すぎた。)とりあえず満足。
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