ただいま読書中(近況一言報告)
2001年04月
- このページを運営しているMacintosh LC475(hiko475.ias.hiroshima-u.ac.jp)が、かなりやばそうな状況です。
アクセスできなくなった時は、こちらを御覧下さい。
2001.04.30
- 西条のT-JOYで『スターリングラード』を観てきた。月曜はメンズデイで男性は1000円、しかも休日なので混むかなと思ったのだけど、客は少なかった。冒頭、軍用列車に詰め込まれてスターリングラードに運ばれてきた赤軍兵士たちが、列車から降りた途端、戦火に包まれたスターリングラードの街を目の当たりにして唖然とするシーンで、まず舞台となる戦場の過酷さを印象づける。渡河船の上でなす術もなく戦闘機の機銃に撃ち殺される兵士たち。銃は2人に1丁しかなく、銃を持つ者が倒れたら続く者が拾って撃つという無茶な突撃作戦。進めばドイツ軍に撃ち殺され、退却すれば味方に撃ち殺されるという、絶望的な状況。市民たちは河を渡って逃げようとするが、軍はそれも許さない。第二次世界大戦の敵味方総力を挙げた消耗戦の馬鹿馬鹿しいまでの悲惨さが描かれている点は『プライベート・ライアン』のノルマンディ上陸作戦のシーンと共通するところがある。後半はソ連とドイツそれぞれのスナイパー同士の、緊張感はあるが地味な戦いが中心になる。もちろんその背景では過酷な消耗戦が続けられているわけだが(死体が山のように転がっている)、そちらはあまり描かれない。このあたりはスナイパーたちのドラマとしてはよく描けていると思うのだが、彼らの戦いと戦争全体の帰趨とがほとんど関連づけられず、一方で多数の兵士たちが殺し合いをしていて、他方でそれとはあまり関係なくスナイパーたちが殺し合いをやっているような、そんな印象を受けてしまう。まあスナイパーの存在自体、現実的な戦力としての有用性よりもむしろ、自軍の士気を高め、敵の士気を削ぐための宣伝効果に重みが置かれているような描き方をされていたので、そういうものなのかもしれないのだけど。でもスターリングラード全体がどういう状況になっているのか、その情勢があまり見えないというのは、やっぱり不満が溜まる。ラストでソ連の勝利が伝えられても、どうして勝ったのかよく分からないしね。まあ『スターリングラード』というタイトルは邦題らしいので、スターリングラードの戦い全体を描いたのではなく、スナイパー同士の戦いを描いた映画なんだと割り切れば、一応納得はできるけれども。
- 西条のデオデオで、前から買おうと思っていた『FORM THE EARTH TO THE MOON』のDVDを見つけたので、何はともあれ購入。ついでに(?)『カリオストロの城』のDVDも買ってしまった。
- 夕飯は毛ガニを茹でて食べた。もちろん毛ガニなんて自分では買わないので、これはもらいもの、というか最近はほら、結婚式の引き出物ってカタログがあって自分で欲しいものが選べるじゃないですか。あれで選んで送ってもらったもの。やっぱりカニみそって旨いなあ。1匹食べたけどもう1匹残っている。ほくほく。
2001.04.29
- 西条のT-JOYで『ハンニバル』を観てきた。『羊たちの沈黙』と比べると、レクター博士が自由に動き回っている分、何かはしゃぎすぎているような印象を受けた。レクター博士は檻の中にいた方がかっこ良かったなあ。エンドロールにゲイリー・オールドマンの名前があって「えっ?」と思ったけど、メイスン役だったんですね。あのメイクじゃわからん。
- 『成恵の世界』3(丸川トモヒロ)、『BB JOKER』3(にざかな)、『ANGE』(もんでんあきこ)、『仮面ライダーSPIRITS』(村枝賢一)、『ブラッド』(玉置勉強)、『新・SFガイドブック』購入。
- 同居人によると映画のラストは原作と違うということなので、未読だった『ハンニバル』の原作を読みはじめる。映画観てからだとすいすい読めるね。
2001.04.28
- 装丁が新しくなった岩波の『科学』を購入。4、5月合併号で、分厚い。テキスト中心なのは相変わらず。
- DVDで『アイアンジャイアント』を観た。もともとアメリカのアニメってあんまり好きじゃなくて、特にキャラクタの顔が好きになれないことが多いのでほとんど観ない。この作品も人間のキャラクタは好きじゃないんだけど、ロボットの動きや表情がなかなか良くて、予想外に楽しめた。ストーリーはベタベタで、「こういう話かな?」と思っていたそのまんまの話だったけど、まあ子供むけなんだろうからこれで良いのでしょう。
2001.04.27
- 『20世紀少年』5(浦沢直樹)購入。あっというまに21世紀。
- 『ハンニバル』を観に行くための予習ということで、BSで録画しておいた『羊たちの沈黙』を観た。あらためて思ったけど、レクター博士という稀代のキャラクタを生みだしたトマス・ハリスの作家としての才能はすごいよね。
2001.04.26
- 『ダーウィン・ウォーズ 遺伝子はいかにして利己的な神となったか』(アンドリュー・ブラウン)購入。
2001.04.25
- 『スノウ・クラッシュ』上下(ニール・スティーブンスン)購入。
2001.04.24
2001.04.23
- 藤子不二雄の短編集第8巻『f8』購入。これ1冊だけ生協に売っていた。
2001.04.22
- 『アギト』。小沢おもろい。北條は何か企んでいる様子。なかなかしぶとい。
- bk1の課題図書を読んだりして過ごす。
- 久しぶりにタンドールでカレーを食って、近くのペット屋でネコの餌と砂を買って、食料を買い込んで帰る。夕飯には豚の冷しゃぶを作った。
2001.04.21
- 講談社の『in POCKET』購入。小野不由美の十二国記特集で短編が載っている。
2001.04.20
- 京都時代の友達(現在は西条在住)と、同居人と3人で呑みに行った。久々だったので積もる話をいろいろと。
2001.04.19
- 新しいアイディアで配列の解析。しかしまじで手作業の量が多くて、気が遠くなる。
2001.04.18
- 集英社新書『「わからない」という方法』(橋本治)、『臨機応答・変問自在』(森博嗣)購入。
- 十二国記『黄昏の岸 暁の天』読了。この巻は『魔性の子』の裏の話。泰麒がなぜ角を失って蓬莱に流されたのか、そしてなぜ延王が泰麒を迎えに来たのかなどの謎が明らかにされる。景王陽子と泰麒の対面も果たされたところで、さてこれから載や慶の国がどうなっていくのか。次の新刊は7月とのことだが、今度はどの国の誰の話なんでしょうね。
2001.04.17
- 実験の合間に、引き続き遺伝子配列の解析。いろんなアイディアが浮かぶんだけど、どれも手間のかかる作業で気が遠くなってくる。そのほか学生実習関係の雑用もいろいろ。忙しい。
2001.04.16
- 『ドゥルーズ 流動の哲学』(宇野邦一)購入。
- 読んでしまうのが惜しくて、十二国記『黄昏の岸 暁の天』を舐めるように読んでいる。
2001.04.15
- 『アギト』。ギルス登場、だけど戦闘シーンは割とあっさり。アギトのカーアクションの方に重点が置かれていた。それにしてもあの状況で「アギトを捕獲する」って、北條なに考えているんだ…。今回はとうとう主役級の連中が殴り合いを始めましたね。氷川と北條、そしてギルスとアギトの関係がどうなっていくのか、今後の展開が楽しみ。
- サロンシネマで『グリーン・ディスティニー』を観てきた。ストーリーは単純な武侠映画なんだけど、アクションはよくできている。主役の女の子が曲芸みたいに飛んだり跳ねたりしていて、楽しかった。何も考えずに笑って観ていられる映画でした。中国の街のセットとかも面白かったし。ちょっと難があるとすると、主役の3人はかっこいいんだけど、その他の脇役が弱かったかな、と思った。敵役はただのおばさんみたいだし、主役の女の子の相手役の盗賊(?)の男も普通のあんちゃんみたいで、今ひとつ影がうすい。
- 広島に地下街ができたというので潜って来た。ていうか紙屋町の交叉点の横断歩道が廃止されたので通行する人は潜らざるを得ない。人が多かったけど、中身はべつにどうということもなかった。若い女性がターゲットだそうで、並んでいるのもそんな感じの店ばかり。横断歩道をぜひ復活してほしいと思った。
- 『紀元ギルシア』(坂口尚)、『まじょてん』1(小栗左多里)、『イラストレーションファイル2001』購入。
- ブックオフで『GAME』(今市子)、『犬童医院繁盛記』(TONO)、『アタゴオル物語』1(ますむらひろし)、『デジャヴ』(藤原カムイ)を購入。
- CD『ヴィヴァー・ラ・ウーマン』(チボ・マット)、『キャプテン・ヴェイバー・アスリーツ』(バッファロー・ドーター)、DVD『アイアン・ジャイアント』、『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』購入。
- 『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』は、なかなかすごかった。テレビ版とはずいぶん違う話になっていたけど、別世界にいっちゃったような変態的演出はさらに磨きがかかっていて、身もだえしながら観ていた。ただ及川ミツヒロを声優に使ったのは失敗だったのでは。
2001.04.14
- 十二国記の新刊『黄昏の岸 暁の天』(小野不由美)購入。
『図南の翼』が出てからもう5年か。長かった。はやく読みたかったので講談社文庫版買ったけど、近々ホワイトハート版も出るという話だ。十二国記に関してはイラストつきの方がうれしいので、そっちも買ってしまうかも。ていうか同時に出すか、出す順番を逆にしてくれ、講談社。
- 『死神交換イタシマス』(福山庸治)、『やわらかい殻』(おかざき真理)、『レイとルリのスイートライフ』(こいずみまり)購入。最近こいずみまりの単行本よく出るね。
- DVDで『エリン・ブロコビッチ』を観た。ジュリア・ロバーツがはまり役。
2001.04.13
- 引き続き、遺伝子配列の解析。実験の方は、久しぶりにシークエンスをした。
2001.04.12
- 『かしましハウス』6(秋月りす)購入。
- 実験で手を動かしていない時間は延々とMacの前に座って遺伝子配列の解析をやっている。扱っている配列の数が多いので、アラインメントをするにもモニタに全部の配列を表示できなくて、いちいち上下にスクロールしないといけない。でかいモニタが欲しいなあ。
2001.04.11
- 中公クラシックス『悲しき熱帯I』(レヴィ=ストロース)購入。川田順造訳。
2001.04.10
2001.04.09
- 別冊宝島Real『公安アンダーワールド』、『創』5月号購入。『創』は女性国際戦犯法廷を取り上げたNHKの番組が右翼からの圧力で無残な内容に変えられてしまったという話を読むために買った。
2001.04.08
- アギト。失態の責任を小沢になすりつける北條…。
- 同居人と家の近くの竜王山に行って花見をした。自転車で山を上ったら、かなりいい運動になった。運動した後のビールは旨い。公園の駐車場は車があふれて路上駐車がいっぱい。駐車違反と酒気帯び運転で取り締まれば、警察は大もうけだろう。
- 『殺し屋1』9(山本英夫)、『バシズム』(日本橋ヨヲコ)、『ゴルゴ13』(さいとうたかを)購入。
- 夕方、買い物に行って、久しぶりにビーフシチューを作った。
- 夜、BSでアカデミー賞授賞式をやっていたので何となく観てしまう。ジュリア・ロバーツうれしそうだったね。
2001.04.07
- 大学近くの鏡山公園で花見をした。うちの研究室と、近所の研究室の合同で。桜はおおむね7分くらい。もっとも、この公園にはいろんな種類の桜が植えてあるので、樹によって咲き方は違う。暖かく、絶好の花見日和だったが、都会の公園のように人がぎゅうぎゅう詰めになることもなく、わりとゆったりと花を楽しめた。助手の先生の1歳数ヶ月の娘さんも参加してくれて、あちこち元気に歩き回って遊んでいた。なかなか社交的なお嬢さんのようでした。
- DVDで『ラン・ローラ・ラン』を観た。恋人の命を救うために、わずか20分で大金を手に入れなければならない、という状況で、奔走するローラ。少しづつ時間のずれたストーリーが3回反復されて、ほんの1、2秒くらいの時間のずれがローラと周りの人々の運命を大きく変えていく様を描き出す。パラレルワールドの分岐を表現したような映画。ちょっと冗長に思えるところもあったけど、なかなか面白かった。僕としては、1ストーリーの時間をもっと短くして、5回ぐらい反復して見せた方が面白いんじゃないかなと思ったけど。
2001.04.06
- bk1で購入した『戦艦大和ノ最期』(吉田満)が届く。
- 録画しておいた『サボテン・ブラザーズ』を観た。いやあ、笑った。酒場のシーンの歌と踊りとか、「スリー・アミーゴズ」のキメのポーズとか、透明人間のギャグとか、裁縫の腕を活かした「アミーゴがいっぱい」作戦とか、馬鹿馬鹿しくて、むちゃくちゃおかしい。同居人に「キミはこういうの好きだよねえ」と言われたけど、いやほんと、大好きです。
2001.04.05
- bk1で購入した『パラサイト・レックス』(カール・ジンマー)が届く。
2001.04.04
- 別冊宝島『わかる!学問の最先端 大学ランキング理系編』購入。
2001.04.03
- 今年は学生実習(生物学実験)に関する雑務をする係に当たっているので、雑用が多い。しばらくばたばたしそう。
- 『夕刊赤富士』上・下(唐沢なをき)購入。
- bk1で購入した『虹の解体』(リチャード・ドーキンス)が届く。
2001.04.02
- 新年度。雑用をいろいろ。
- bk1で購入した本が届く。『システムの科学 第3版』(ハーバート・A・サイモン)、『ペンギン、日本人と出会う』(川端裕人)、『完璧版 爬虫類と両生類の写真図鑑』(マーク・オシー&ティム・ハリデイ)、『五訂 食品成分表2001』(香川芳子監修)、『西城秀樹のおかげです』(森奈津子)。
- 岩波科学ライブラリー『赤ちゃんの手とまなざし ことばを生みだす進化の道すじ』(竹下秀子)購入。比較発達心理学、とでも言うのかな。いろんなおサルの赤ちゃんと、ヒトの赤ちゃんの比較。おもしろそう。なんか写真を見ているだけでも楽しい。
2001.04.01
- 卒業生のGくんの結婚式で徳山へ。新郎新婦がとてもうれしそうで、良い結婚式だった。出席していた他の卒業生とも久しぶりに話ができて、楽しかった。ただ、披露宴で座らされた席がGくんの職場の上司の方々などと一緒の席(ようするに一番「偉い」人たちの席)で、たいへん緊張した。料理の味が半分くらいしか分からなかった。一応、大学時代の「先生」ということで、こういう席順になるのかもしれないが、なんか一人浮いている気分。まあ一応、いろいろお話しをして、名刺交換なんかもして(名刺プリントアウトして行って良かったよ)と、社会人らしいこともしてきた。
- 帰り、広島に寄って買い物。『ニア・アンダー・セブン』2(安部吉俊)、『コドク・エクスペリメント』3(星野之宣)、『巷説百物語』(森野達弥&京極夏彦)、『SF/フェチ・スナッチャー』2(西川魯介)、『寿戦記』(楠桂)購入。DVDで『エレン・ブロコビッチ』と『ラン・ローラ・ラン』を購入。
- 『アギト』。北條…(泣)。
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