ただいま読書中(近況一言報告)
2001年05月
- このページを運営しているMacintosh LC475(hiko475.ias.hiroshima-u.ac.jp)が、かなりやばそうな状況です。
アクセスできなくなった時は、こちらを御覧下さい。
2001.05.31
- 学生実習最終日。無事終了。
- 『あずみ』22(小山ゆう)購入。
- コンピュータでアラインメントの作業をしながら『UNITED COVER』を延々とエンドレスで聴いている。『コーヒー・ルンバ』はもとより、『銀座カンカン娘』とか、『東京ドドンパ娘』とか、昔の歌謡曲がすごく良い感じにカバーされています。『月の沙漠』とか『蛍の光』なんていうのも良い。はまります。
2001.05.30
- 学生実習。
- 西条でもNTTのADSL接続サービスが始まるというので、同居人に申し込みをしてもらった。
2001.05.29
- 学生実習。
- 『進化発生学』(ブライアン・K・ホール著、倉谷滋訳)購入。"Evolutionary Developmental Biology"第二版の翻訳。第一版は原書で読んだが第二版は未読なので、翻訳が出るのはとても有り難い。やっぱり日本語で読んだ方が頭に残るし。グールドの『個体発生と系統発生』をも越えるページ数(836ページ!)の大著。目次を読んでいるだけで涎が出てきそうな内容。これで1万円は安い、とは言い切れないけど、それだけの価値は十分あるでしょう。
- 井上陽水『UNITED COVER』購入。なつメロカバー集。
2001.05.28
- 学生実習の準備。材料はゾウリムシ。すくすくと増殖している。染色用のアセトカーミンと、毛胞の射出実験用のクロム酸を分注。古いクロム酸を捨てたり、点眼瓶を洗ったりして、結構時間がかかってしまった。
- 『InterCommunication』37「21世紀のための映画/映像ガイド」購入。
- 今日から『BSマンガ夜話』だけど、ビデオにとって後で観ることにする。最近は朝の5時半に起きているので(ていうか猫に起こされているので)、1時まで起きているのはつらい。
2001.05.27
- 『アギト』。いろんな話がぎゅうぎゅうに詰め込まれていて、もうお腹一杯という感じ。謎が(解決されないまま)どんどん増えているような気がするんだけど、ちゃんと収集がつくんだろうか。
- Tジョイで『トラフィック』を観てきた。アメリカとメキシコを舞台にした麻薬戦争を描いた映画。麻薬の供給地メキシコの警官を主役にしたストーリー、アメリカの麻薬取締官と麻薬密売組織との戦いのストーリー、そしてアメリカ政府の麻薬撲滅作戦の責任者と麻薬中毒の娘のストーリーの3つの話が平行して進みつつ、微妙に絡み合う。最終的に、メキシコ編では密売組織に一応のダメージは与えたものの組織は残ったまま。アメリカの麻薬取締官たちは戦いの中で仲間を失い、密売組織にも敗北。マイケル・ダグラス演じる麻薬撲滅作戦の責任者は職務と家族との間で悩み、結局、職務として「麻薬戦争」を戦うよりも家族の中で麻薬と戦っていく道を選ぶ。アメリカの「麻薬戦争」の、出口の見えない泥沼のような現実を突きつけ、しかし勝てる見込みのない戦いであっても、自分の戦いを続けていこうとする人々を描いている。しみじみと感動できたりカタルシスを得ることができたりというような映画ではないが、観るべきところは色々あって、面白かった。3つのストーリーの織り交ぜ方が巧いし、抑制された演出も良い。俳優たちも、メキシコの警官を演じたベニチオ・デル・トロがすごく良いし、 夫が麻薬密売の罪で逮捕されて、次第に変わっていく妻を演じたキャサリン・ゼタ・ジョーンズも巧かった。僕の中では「好きな映画」にはならないけど、「興味深く、巧い映画」としては記憶に残るというような、そんな映画だった。
- 初夏の陽気になってベランダの戸を開けて網戸にしておくと、うちの猫たちは網戸破りをしてベランダに出てしまう。ベランダの手すりを越えて下に落ちてしまったら危ないし(うちは6階)、手すりを伝って隣の家に侵入されても困る(前科あり)ので、網戸の前に猫ストッパーをセットすることにした。ホームセンターで、庭の塀などに使う、ラティスっていうんでしょうか、90cm×90cmくらいの木枠の中に斜めに木の板を組んだやつを買ってきて、脚をつけて置いてみた。さてちゃんと猫よけになってくれるかどうか。
2001.05.26
- 文庫判の『あしたのジョー』がたまたま目に止まって、1巻を買ってしまった。『コミックマスターJ』7(田畑由秋&余湖裕輝)も購入。
2001.05.25
2001.05.24
- 学生実習3日目。なんとか材料不足にはならずに済んだ。来週も実習。
- 新書の新刊『ワニと龍』(青木良輔)、『「2001年宇宙の旅」講義』(巽孝之)、『教養としての<マンガ・アニメ>』(大塚英志&ササキバラ・ゴウ)購入。
2001.05.23
- 学生実習2日目。
- 『動物の発育と進化』(マクナマラ)を読みはじめる。
- むかしビデオにとっておいた『ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ』を観た。セルジュ・ゲンズブール監督、1975年フランス映画。ゲイのカップルの片方が、ボーイッシュな少女に惚れてしまって…、という三角関係のお話。うーん…。ゲイの男がなんでこの女の子に惚れるの? というのがよく分からなかった。ボーイッシュだったから? もともとバイセクシュアルだったの? それにしては女の子とはうまくセックスできないみたいだったし、何だかよく分からない。まあ人のセクシュアリティは様々だから、そういうこともあるかもね、と納得しても良いのだけど、彼の2人の恋人(?)それぞれに対する感情が、どのくらい真剣で切実なものなのかがよく分からないので、感情移入はできなかった。浮気された方の男の切実さは伝わってくるんだけどね。主演のジェーン・バーキンは、まあ魅力的だったけど、評価できる点はそのくらい。あとは音楽がちょっとだけ面白かったかな。カントリーっぽい曲が使われてたりして。ジェーン・バーキンはシャルロット・ゲンズブールのお母さん?
2001.05.22
- 学生実習1日目。実習の解説は、最初に有性生殖の意味から入って、減数分裂の意味、具体的な分裂のプロセスについて話す。今日のクラスは医学部だったのだけど、医学部といっても多くの人は高校で生物を履修してきていないので、話がどのくらい理解されたかどうかは疑問。しかし30分かそこらで話をするのだから、あまり懇切丁寧にはできない。まあ系統立った話は講義で聞いてもらうということで、いったい何を観察しているのか、大体のことをつかんでもらえれば良しとする。
- BSで映画『ルディ』を観た。カレッジフットボールの名門ノートルダム大学の熱狂的ファンだった少年が、体格や成績など様々な障害を乗り越えて、ノートルダム大学への入学、フットボールチームへの入団を果たし、人一倍の情熱と努力で周りに認められていく、というお話。実話をもとにしているそうだ。フットボールのチームに入るまでの話が長すぎて、その分、チームに入ってからのエピソードが不足しているように思えた。そのため、ルディがどのようにしてチームメイトの信頼を得ていったのか、という辺りがよく分からず、最後ルディがラストゲームに出場してタックルを決め、皆に祝福されるという「感動のシーン」が今ひとつ盛り上がらなかった。
2001.05.21
- 今週は学生実習の担当週。ムラサキツユクサを使って減数分裂の観察をする。裏庭に植えてあるツユクサはちょっと本数が減ってきているようで、材料が十分にあるか心配だが、節約すればなんとかなるだろう。明日は実習の講義もしないといけないので、その準備も。
2001.05.20
- 『アギト』。ギルス悲惨なり。しかし北條もアギト捕獲作戦は良いけど(良くないけど)、一般市民を巻き込んじゃいけないよな。
- 広島に『アタック・ナンバー・ハーフ』を観に行こうと思っていたのだけど、何か出かけるのがおっくうになってしまったので、自宅で溜まっていた映画を観ることにする。
- DVD『ショーシャンクの空に』を観る。評判の高い作品だけど、観たのは初めて。無実の罪で終身刑を宣告された若い銀行家が、刑務所の中で希望を失わずに生きていく。刑務所の中でのエピソードの積み重ねがじわじわと心に染み込んできて、最後の大きな感動につながる。派手なアクションもないし、奇を衒う設定もケレンもお涙頂載も何もないけど、すごく良くできたエンターテインメントであり、かつ心あたたまる「良い話」でした。
- CSで録画しておいた『ノッティングヒルの恋人』を観る。甘々のラブストーリー。主演のヒュー・グラントの、これでもかって言うくらい甘いマスクと演技が、もう勘弁してって感じでタマリセン。別にけなしているわけじゃなくて、これはこれでなかなか面白かった。
- BSで録画しておいた『猫が行方不明』を観る。パリの下町に住む女の子が主人公のフランス映画。バカンスの間、預けていた猫が行方不明になり、近所を探しているうちにいろんな人と出会って……というお話。実際のパリがどんな街なのかは知らないけど、猫探しに協力してくれる老婦人たちのネットワークをはじめ、若者、老人、移民、ゲイ、レズビアン、売れない芸術家、などなどパリに住むいろんな人たちの下町情緒(?)あふれる人間関係が描かれていて、面白かった。パリというと都会で人間関係もクールなのかなというイメージがあったけど、下町はあんな感じなんですかね。
- ちょっとお高くとまったような感じのスパイスのセットを使ってチキンカレー作ってみたけど、あまりおいしくなかった。その辺で売っているルーの方が旨い。説明書の通りに作ったんだけどね。味がなじんでいない感じ。とりあえず一晩置いてみることにする。
2001.05.19
- DVD『ショーシャンクの空に』購入。キング『刑務所のリタ・ヘイワーズ』を映画化した作品。
2001.05.18
- 『昔、火星のあった場所』(北野勇作)、『グランド・ミステリー』上下(奥泉光)購入。
- 『Topics』(My Little Lover)購入。
- 新しい実験の準備のため、文献集め。
- 『昔の話』(藤原薫)、『女の子が好き 育児編』2(青木光恵)購入。
2001.05.17
- 『ためらいの倫理学』(内田樹)購入。
- セミナーの当番だったので、シロイヌナズナのメチル化低下変異体でトランスポゾンが活性化して飛び回るという話(最近のネイチャーの論文)を中心にして、Epigenetics関係の話をした。たまたまだけど、今日の朝日新聞に、それ関係の記事が載っていたとのこと。
2001.05.16
- 『それが僕には楽しかったから』(リーナス・トーバルズ&デイビッド・ダイヤモンド)購入。
- ちょっとアイディアを思いついて、試しに実験。とりあえず手持ちの材料でやってみる。うまくいけば面白いけど、条件決めが難しそう。
- 大学で自転車のライトを盗まれた。CATEYEのハロゲン球の四角いやつ。気に入っていたのに…。このところ立て続けにライトが壊れたり盗まれたりして、散々だ。壊れるのはまだ諦めもつくけど、人のものを盗むようなクズ人間のために余計な出費をさせられるのには腹が立つ。
2001.05.15
- 『動物の言い分、人間の言い分』(日高敏隆)、『「少女監禁」と「バスジャック」』(月崎時央)購入。
2001.05.14
- 『アフタヌーン シーズン増刊』購入。竹易てあし『おひっこし』があいかわらず面白い。
2001.05.13
- 『アギト』。涼が氷川を殴る。またもや女がらみ。これで3人のライダーたちの因縁(?)は:アギト→氷川G3をボコボコに;氷川→翔一を濡れ衣で逮捕;涼→翔一を殴る;涼→氷川を殴る。…ギルスがんばってますね、出番が少ないわりに。
- 『アワーズガール』3購入 。
- DVD『From The Earth To The Moon』 の第一話、第二話を観た。
2001.05.12
- 『NG』(山田玲司)、『並木橋通りアオバ自転車店』3(宮尾岳)購入。
2001.05.11
- 生協のCDコーナーで小島麻由美『わいわいわい』を見つけて購入。知らないうちに出ていた。そういえば、しばらくCD屋にも行ってない。ともあれ、小島嬢、ちゃんと活動を続けているようでうれしい。ファンの僕から見てもルックス的には……な小島麻由美だけど、今回入っている、水兵さんの服を着た写真は良いね。
2001.05.10
- セミナーでRNAiの最近の進展を聞く。RNAi (RNA interference)というのは、何らかの遺伝子に相補的な配列をもつantisense RNAとsense RNAを組み合わせて、2本鎖で細胞に導入してやると、その遺伝子の発現が抑制されてしまうという現象。最初は何が何だか分からない現象だったが、ここ2年ぐらいで急速に研究が進んで、メカニズムのかなりの部分が明らかになってきた。応用範囲も広そうだし、生物学的な意味も興味深い。遺伝子のsilencing関係は、まだまだいろいろ面白いことがありそう。
2001.05.09
- 『論理トレーニング101題』(野矢茂樹)、『季刊セクシュアリティ』No.2特集「“男らしさ”からの解放へ」購入。『論理トレーニング101題』は同著者の『論理トレーニング』の続編というか演習問題の本。
2001.05.08
2001.05.07
- たっぷり休んで英気を養い、実験再開。
- 『動物の発育と進化』(ケネス・J・マクナマラ)購入。ぱらぱらとめくってみるが、やっぱり面白そう。どうでも良いけど、訳者あとがきに「挿図のうち、有名な漫画の動物キャラクターを転載した二点は、版権の問題を伴ううえ本旨にとって不可欠とは思えないので、収載を省くことにした」と書いてあったので調べてみたら、一つは(予想通り)ミッキーマウスで、もう一つはスヌーピーだった。ミッキーマウスの図はグールドの『パンダの親指』にも載っていましたね。
2001.05.06
- 『アギト』。あかつき号事件に関係している、何か秘密組織(?)みたいなのが見え隠れするのだけど、それが翔一に接近を計っていて、そろそろ表に出てくるのかな、という感じの展開。次回はギルスだ。
- 家のリビングの天井には照明のさし込みが2つ付いているんだけど、今まで片方にしか電灯を取り付けていなかったので、部屋がちょっと暗かった。そこで引っ越し1年目を機に、というわけでもないが、DeoDeoに行って電灯を買ってきた。滑車がついていて、高さが自由に調節できるタイプのやつ。普段は上げておいて、本を読むときは下に下げることができる。付属の白熱球を蛍光燈の球に取り替えて、天井にとりつけ。
- 『イーグル』(かわぐちかいじ)、『天才柳澤教授の日常』(山下和美)、『花とみつばち』3(安野モヨコ)購入。『イーグル』は最終巻。惰性でずっと読んでいたけど、結局あまり盛り上がらなかったかな。特に今回は現実の大統領選挙があまりにオモシロすぎたからねえ。『花とみつばち』は最初はすごく面白かったけど、ちょっとパワーが落ちてきたか?
- 『戦艦大和ノ最期』(吉田満)を読む。戦争の話はフィクションもノンフィクションも何冊も読んでいるけど、陸上での戦いの話が多くて、海戦の話はほとんど読んだことがなかった。しかしまあ、悲惨、の一言。大和は、特攻を成功させるために、敵の航空戦力を引きつけておく、いわば囮として、文字どおり死にに行ったのですね。たとえ最初の海戦で沈まずに済んだとしても、その時は沖縄へ乗りつけて巨大な「砲台」として全弾を撃ちつくし、さらにまだ生き残った乗員がいれば陸兵となって沖縄の地上戦に参加する、という無茶苦茶な「作戦」で、悲惨な最期を遂げることは最初から分かっていた。当然、艦隊司令部、各艦艦長らは反対したが、「『一億玉砕ニ先ガケテ立派ニ死ンデモライタシ』トノ最期的通告ヲ得テ、ヨウヤク納得」したという。少なくとも軍や政府の上層部はもう日本が負けるということは分かっていて、それでもこんな無茶苦茶な「作戦」で多数の将兵を殺した。ほんとに戦前の日本というのは最悪のカルト国家だと思うんだけど、そんな「国」のために捨て駒として殺される側はいい迷惑である。避けられない死を目前にして、どうせ死ぬなら恥ずかしくない死に方を、意味のある死に方を、と望む人々の気持ちは分かるが、彼らの周りの大状況は「死の意味」などとはほど遠いものだった。客観的に見たら犬死にでしかない死に向かって、それでもそこに何らかの意味を見いだそうと苦悶する人々の姿が描かれていて、痛ましい。
2001.05.05
- 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』第二部を読んだ。するする読めるのだが、結局、ナンダカヨクワカラナイ。どういう読み方をすれば良いんですかねえ。第三部どうしようかなあ……。
- ビデオで映画『月とキャベツ』を観た。山崎まさよしの長い長いプロモーションビデオ、というそれだけの映画。山崎まさよし嫌いじゃないから良いんだけど。
- ビデオで映画『青春デンデケデケデケ』を観た。60年代、四国の観音寺でロックバンドを始めた高校生たちを描いた青春映画。これはなかなか面白かった。田舎の普通の高校生って、いまでも結構あんな感じの子がいそう。変な風に摺れてなくて、気持ちいい。
2001.05.04
- 今年の連休はちゃんと休もうと決めていたので、家で積ん読の本やマンガを読んだり。
- トマス・ハリス『ハンニバル』読了。やはり映画とはだいぶ違う。レクター博士の内面に踏み込んでいる分、レクターの魅力を作っていた謎めいた部分が一部失われ、代わりにいくぶんの親しみやすさ(?)が生まれる。それを良しとするかどうかなんだけど、僕自身はアンビバレントな気分。小説のラストでクラリスとレクターがあの様になったことについては、そこまで行ってしまうのかと驚いたし、ベストセラーである『羊』の続編としては勇気のある展開で、面白いと思った。(だから映画の終わり方はちょっと不満。小説では描かれていたクラリスの側の変化が描かれていないから。)そしてあのラストのためにはレクターの内面描写というのはどうしても不可欠だった。それは分かるんだけど、一方でレクターというキャラクターの、常人にははかり知れないが故にかもし出されていた強烈な魅力が薄まってしまったのが不満。まあ矛盾しているんだけどね。
- ビデオで映画『青春シンドローム』を観た。まあ普通のフランス映画。可もなく不可もなし。
2001.05.03
- 午前中は部屋の掃除をして、昼前にシークエンスデータを吸い出しに大学へ。2時間くらい仕事をして、その後は連休モードに入る。午後からは研究室の新人歓迎会でK先生宅にお邪魔する。手料理でもてなしを受けて、酒も旨く、3時から始めたのに気がついたら8時半になっていた。時間を忘れて飲んでいたのは久しぶり。
2001.05.02
2001.05.01
- シークエンス。
- EVOLVEからの情報。いよいよBrian K. Hallの"Evolutionary Developmental Biology"第二版の翻訳が工作舎から出版される。訳は倉谷滋氏。『進化発生学 ――ボディプランと動物の起源』A5判・上製・840頁・本体10,000円+税。
- さらに同じく工作舎からK.J.McNamaraの"Shape of Time"の翻訳も出版されるとのこと。訳は田隅本生氏。『動物の発育と進化 ――時間が作る生命の形』A5判・上製・416頁・本体4,800円+税。
- この前H.Geeの『脊椎動物の起源』が出て喜んでいたら、立て続けに2冊もEvoDevo本が出るというので、とてもうれしい。現在のEvoDevoの隆盛からみれば、日本語で読める本はあまりに少なすぎたのだけど、グールドの『個体発生と系統発生』とあわせて、最低限これくらい読んでおけばEvoDevoの全体像は見渡せることになるわけで、この分野が伸びる土台の一つになるだろうと思う。10,000円は高いけどね。その価値はあるはず。
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