ただいま読書中(近況一言報告)
2001年06月
- このページを運営しているMacintosh LC475(hiko475.ias.hiroshima-u.ac.jp)が、かなりやばそうな状況です。
アクセスできなくなった時は、こちらを御覧下さい。
2001.06.30
- 『うらごし劇場』(唐沢なをき)、『ひいびい・じいびい』(とり・みき)購入。
2001.06.29
2001.06.28
- 3年生の学生実習。今日はRNA抽出。
- bk1に注文していた本が届く。『バイオ研究室の表と裏』(J.M.W.スラック)、『ΑΩ』(小林泰三)、『ぬかるんでから』(佐藤哲也)、『あずまんがリサイクル』(あずまきよひこ)。
2001.06.27
- 『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』を観た。観るのは3回目かな。好きな映画の一つだ。スティーブ・マーティンの歯医者が良いよね。人類の敵なんだけど何か憎めないオードリー2も良い。
2001.06.26
- というわけでNTTのフレッツADSLに接続。プロバイダはとりあえずぷららだけど、そのうち変えるかもしれない。接続は問題なくできたが、問題の速度は500kbpsくらいで、いまひとつ。それでも今まで(ふつうのモデム)よりはずっと速いけどね。そのうちいろいろ勉強して調整してみるつもり。
2001.06.25
- 生協で平凡社の15%オフセール。『キャット・ウォッチング』(デズモンド・モリス)、『妖魅変成夜話』1(岡野玲子)を購入。
- 新しい実験を始めたので、ちょっとわくわくしている。
- むかし録画して観ていなかった大林宜彦の『はるか、ノスタルジィ』をなんとなく観てしまったんだけど、大林の気持ち悪いところが強調された映画でした。観なけりゃよかった。
2001.06.24
- うちももうすぐADSLに接続されるのだが、電話のジャックがパソコンのある部屋から離れているので、ケーブルの引き回しをした。パソコンの部屋にはもちろん電話線は引っ張ってきてあるのだが、ADSLでは電話線はなるべく短くした方が良いという話なので、LANケーブルの長いやつを買ってきて電話のジャックがある部屋まで引っ張ることにする。ケーブルは鬱陶しいので、そのうち無線LANを導入したい。
- 自宅で使っているPowerMac7500のメモリを増設した。もう数年前の機種だが、いまのところマシンパワーに不満はないので、自宅では当分これでいくつもり。
- DVD『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』購入。
- 『霊界トトカルチョ』(島本和彦)、『恋愛ディストーション』1(犬上すくね)購入。
2001.06.23
- 『ヤサシイワタシ』1(ひぐちアサ)、『家族のそれから』(ひぐちアサ)、『黒衣』2(高橋葉介)、『天上天下』6(大暮維人)、『シトラス学園』(山本ルンルン)購入。
2001.06.22
- 今日から学部3年生の実習。今年は学生が13名ということで、多からず少なからず、ちょうどいいくらいの人数だ。RNA抽出の実習と、DNAの解析(サザンブロット)の実習を両方やる予定。今日はガイダンスと準備だけで、来週から本格的に実験が始まる。
- 岩波新書『言語の興亡』(R.M.W.ディクソン)購入。言語の断続平行説、だそうです。おもしろそうじゃん。
- 買おうと思って忘れていた『SCIENCE OF HUMANITY』vol.34、特集「前期旧石器遺跡捏造事件の真相を語る」を購入。
- iMacのメモリを増設。iMacをばらすのは初めてだったので、ちょっとどきどきしたが、順調に作業は終了。しかし一万円で256MBメモリが買えるんだから安くなったよなあ。
2001.06.21
- セミナーの順番が当たっていたので、2月ごろのNatureに載ったホヤの筋肉デターミナント"macho-1"の話を紹介する。僕の先輩にあたる東工大の西田さんたちの研究。文句の付けようのない実験結果で、さすがだと思う。今後はタンパク質レベルの話なんかも詰められていくだろうと思うので、その辺も楽しみである。
2001.06.20
- 注文していたMacのメモリが届いた。それとNTTからはADSLのモデムが届く。工事は26日ということだったので、まだ繋がらないが。プロバイダはとりあえず“ぷらら”にするつもり。
2001.06.19
- Amazonから"Georgia Genetics Review I : Transposable Elements and Genome Evolution Vol. 1" (John F. McDonald 編)が届く。
- PHP新書『死物学の観察ノート』(川口敏)購入。
- 『簡単ではない! 〜正しい料理の作り方〜』(大本幸雄)購入。ぱらぱらと眺めて、なんか面倒くさそう――とか言ってたら「正しい」料理はできないのか。まあ正しくなくても良いのだけど、手間をかけずに簡単に作るにしても、同じ手間で上手にできるコツというのは、あるはずなんだよね。でもそれを自分で発見できるほどに研究熱心ではないので、なにかの参考になるかと思って読んでみることにする。
2001.06.18
2001.06.17
- アギトはゴルフでお休み。
- T-JOYで『JSA』を観てきた。あまり期待せずに、ていうか、前にイ・ヨンエがニュースステーションに出ているのをみて、世の中にこんな美人が存在するのかとびっくりしたので、まあどんな映画であれ、彼女が出演しているならそれだけでも損はしないだろう、ぐらいの気持ちで観に行ったのでした。そしたら、まあ、これが、すごくいい映画で、イ・ヨンエはもちろん良いんだけど、それをおいても、南北分断を背景にした若い兵士たちの束の間の友情と、かれらを引き裂く悲劇が心にずしりと響いて、涙があふれてきて困った。最強美人のイ・ヨンエが出演しているのにラブロマンスのラの字も無いというストイックさも良い。韓国で『シュリ』を抜く大ヒットということだが、それも当然でしょうね。
- 『僕の夏は泳げずじまい』(秋重学)購入。
- BSで『ジャッカルの日』を観た。原作の緊張感を表現できていて、なかなか良くできている映画だと思った。でもこの面白さはやはり原作の力であって、映画がそこに何か上積みしているかというと、ちょっと疑問だ。
2001.06.16
- 大学からの帰りにフタバ図書に寄ったら、中古CDの安売りをしていた。のぞいていたらいろいろ良さそうなのがあって、買い込んでしまった。購入したのは、『Violator』(Depech Mode)、『憂歌団アコースティック・セレクション』、『ムーンライダース THE BEST of Luck!』、『ランド・オヴ・リッチズ』(エル・アール)、『ベスト・オブ・サディスティック・ミカ・バンド』、『with friends』(CHAKA)、『ハルモニオデオン』(遊佐未森)、『17 SONGS』(細野晴臣)、『メディスン・コンピレーション』(細野晴臣)。すべて480円。この値段なら1曲良いのがあれば元はとれる。
- 『はじめの一歩』57(森川ジョージ)、『エラー』vol.1(コミッカーズ・マンガ・コレクション)、『グミ・チョコレート・パイン』1(大槻ケンジ、佐佐木勝彦、清水沢亮)、『魔人』1(大暮維人)購入。『グミ・チョコレート・パイン』はいかにもいかにもという話で、おかしいやら痛いやら。
- 『軟弱者の言い分』(小谷野敦)、『「彼女たち」の連合赤軍』(大塚英志)、『ねじまき鳥クロニクル 第3部 鳥刺し男編』(村上春樹)購入。『「彼女たち」の連合赤軍』は表紙に会田誠を使ってる。「美しい旗」の半分だけ。
2001.06.15
- 『植物のこころ』(塚谷裕一)、『正義の見方』(宮崎哲也)購入。
2001.06.14
- シークエンサーの調子が悪い。鬱だ。
- 「これから出る本」を見ていたら、『KGBの世界都市ガイド』という本が載っていた。「かつて活躍した都市を元スパイたちが案内」だそうで、なんか無茶苦茶興味をそそられる。これが「CIAの」だったらあまり魅力を感じないと思うんだけど、KGBっていうのが、なんか良いよね。
2001.06.13
- 久しぶりにシークエンス。シークエンサーの電圧が相変わらず不安定。
2001.06.12
- 『千の王国百の城』(清原なつの)購入。
- 『ルアーの角笛』読了。グイン、イシュトヴァーン、ナリス、レムス、リンダという主要キャラたちがようやく一つの場所に集い、物語が最大の山場に入っていきそうな感じですね。グイン・サーガという物語の真価が問われるところだと思うのだけど、さてどうなることか。(かなり)不安もあるのだけど。出版ペースは遅くなってもいいから、書き飛ばさずにじっくり書いて欲しいなあ。
2001.06.11
- 『ヒトと生きものたちの科学のいま』(岡田節人)購入。
- bk1の書評はマクナマラの『動物の発育と進化』。生物(特に動物)の進化にヘテロクロニー(異時性)が非常に重要な役割を果たしていたという話。すごく面白かった。だけど異時性=発生におけるタイミングの変化が、分子・細胞生物学的にはどのように理解されるのか、ということは現在もよく分かっていないんだよね。ていうか、そもそも発生における計時メカニズム、つまり発生途上で起きる色々なイベントのタイミングを制御しているメカニズムというのが、よく分かっていない。カエルの変態なんかでも、どうして組織・器官ごとに変化が起こるタイミングが違うのか、というのは、未解明の重要な問題だ。Evo-Devo(進化発生学)の分野でも、そういう研究はそんなに多くないしね。両生類でEvo-Devoやるとしたら、その辺なんだろうな、と思う。ペドモルフォシスとか直接発生とか。アホロートルを飼いたくなった。
- 殺された子供がどういう子供だったのか、なんて事を報道する必要があるのかな。マスコミによる悲劇の流通。視聴者による悲劇の消費。過剰に感情を煽っているように見える。冷静な議論が必要なはずなのに。
2001.06.10
- アギト。ダミアン君と沢木の会話の中で、いくつか核心に迫るような台詞がありましたね。「最初のアギト」って真魚パパ? 沢木がようやく具体的な動きを開始し、あかつき号グループも登場、翔一と涼も急接近して、話も大きく動きそうな感じ。
- ビデオで映画『欲望の翼』を観た。ウォン・カーウァイ監督。ほんとは最初『ブエノスアイレス』を観はじめたんだけど、いきなり男2人がベッドでからむシーンから始まって、まあ別にそういうのも嫌いではないんだけど、さわやかな日曜の朝から観るような映画でもないかなと思って、『欲望の翼』に切り替えたのでした。しかし『欲望の翼』も到底さわやかな映画とは言い難いということがほどなく判明。『恋する惑星』とはほど遠い。『恋する惑星』は、正直よく分からなかったんだけど、分からないなりに音楽が良かったりキャラが面白かったり、いくつか見るべき点もあった。だけど、これはもうぜんぜんどこが良いのか分からない。主人公に魅力が感じられない(ていうか単に嫌な奴)というのが最大の問題かな。だから惚れた腫れたのゴタゴタもどうでも良いって感じがしてしまうし、まったく感情移入できなかった。
- 家で使うファクスを買いに行った。ネット上でいろいろ評判を調べて、結局買ったのはブラザーのFax910CL。受信したファクスを印刷せずに液晶で見ることができるというのが良いね。携帯と電話帳のデータをやりとりできるというのも面白い。あまり大きくないのも良い。
- グイン・サーガ79『ルアーの角笛』(栗本薫)購入。あと十二国記『黄昏の岸 暁の天』のホワイトハート版も買ってしまった。(同居人が欲しそうにしていたので。いや、僕も欲しかったんだけど、講談社の策に乗るのも癪だなと思って躊躇していた。)
2001.06.09
- 今日はどうやら動物dayらしく、朝、大学の構内でトカゲを見かけたのを最初に、その直後にムカデを見、午後には背中が青っぽい、あまり見かけない鳥(名前は不明)、そして夕方には田んぼでタニシ、ヨコエビ、ヒルなんかも見て、なかなか有意義な一日だったんだけど、なかでも一番面白かったのはネット上でみたコレでした。これがツチノコ!?
- DVDで『シザーハンズ』を観た。エドワードの表情、動作が何ともいえず良かった。アイアン・ジャイアントを思い出した。あの玩具のような街とか、植木で作った動物とか、ああいう変なイメージも面白い。
- 心のケアが大切、とか言っているマスコミが、子供にマイクを突きつける。
- 「安全な社会」なんて、いつどこに存在したんだろう?
2001.06.08
- いま話題の『フロン』(岡田斗司夫)を読んだ。なんというか、自分は岡田氏が想定している読者の対象外なんだろうなあ、と感じた。
僕と同居人は、子供もいない(し作る予定もない)から、岡田氏の定義によれば「家庭」ではなく「同棲」ということになる。まあ同棲でもなんでも僕としては全然かまわない。実際、戸籍は一緒にしているけど、結婚式とかしていないし。とりあえず「結婚」ということにしておいた方が、世の中に対して何かと面倒が少ないからそうしているだけだ。「夫の役割」とか「妻の役割」とか、口にしたこともなければ意識したこともない。一緒に住みたいから一緒に住んでいるけど、何か事情があれば別居しても構わない(寂しいとは思うけど)。実際「結婚」してしばらくは別居していたしね。同居する以上は、それぞれ自分の出来る負担(経済的負担も家事労働の負担も)は負う。負担がどちらかに片寄っていると思ったら話し合う。しんどい時は助け合う。そして相手にやってもらった家事については(当然だと思わずに)素直に感謝する。そういう風に生活したいと思っているし、おおむね実行しているつもり。家事を分担したからといって、家に「やすらぎ」がなくなるわけではない。ていうか子供の時は家の手伝いをさせられたし、独身時代は自分で家事をやるしかなかったわけだから、そのくらいのことをするのは普通だと思っている。もちろん自分の家事能力が完璧だとは思わないけどね。でもやっていればある程度スキルは上がるし。
岡田氏の言っていることについては、家族単位というのを止めて、シングル単位にして行こう、ということであれば(別に珍しい提案ではないが)賛同する。しかしながら結論として提示される「夫を家庭からリストラしよう」という提案には疑問もある。まあ、そうしたい人達はすれば良いし、一つの選択肢としてはありでしょう。でも、それってやっぱり結局、男の育児責任放棄じゃないの? とも思う。子育ての苦労は負わずに、金を出していればそれで良いの? 岡田氏の言うように周囲からいろいろな援助が得られるのならそれも良いけど、それは特殊な恵まれた環境でしかあり得ないと思う。保育園すらまともに整備されていない今の日本で、一人で子供を育てていくのは並み大抵のことではないはず。結局この本を読んでも、その方が良いんだ!という力強い希望は見えず、単なる空想論に思えてしまう。「大黒柱」だの「父性」だの「経済的援助」だのゴタゴタいわずに、まず子供のオムツを代えろ! というのが親としての「真っ当」な姿だと僕は思うんだけどね。まあ人それぞれですけど。あ、子供がいないなら、リストラなり離婚なり好きにすれば良いと思います。
岡田氏は「父親は家庭にいない方がまし」と言うけど、そこで提示されている父親像というのがあまりにもコンサバなのにも萎える。これに限らず、全体として旧態依然とした男と女、妻と夫の像を引っ張ってきて、「男はこう」「女はこう」と語り、特にそれを変えていこうという提案もなく、結局は「いない方がましだからリストラ」というのでは、いまの社会のジェンダー役割分担を温存するものでしかないし、一見ラディカルに見えて、実はずぶずぶの現状肯定じゃないの? と思ってしまった。
まあ一時的な対処療法としては役に立つ場合もあるかもね? くらいの話。もっとちゃんと考えたいなら、フェミニズムなり男性学なりの本を読んだ方が、得るものが多いと思います。
- OLIOの通販でMac用のメモリを購入。iMacの256MB SO-DIMMが9,980円、PM7500に挿す128MB DIMMが19,800円なり。
2001.06.07
- bk1から届いた本。『ダーウィン賞!』(ウェンディー・ノースカット)、『フーコー』(桜井哲夫)、『恋愛の超克』(小谷野敦)、『フロン』(岡田斗司夫)、『ヨイコ』(岡田斗司夫、山本弘)。
2001.06.06
- なんか最近はMacのメモリも安くなっているみたいなので、通販で買おうかと思って探し中。
2001.06.05
- bk1に本を注文。『ダーウィン賞!』ほか。
- Amazonで"Georgia Genetics Review I : Transposable Elements and Genome Evolution Vol. 1" (John F. McDonald 編)を注文する。¥15,977。うう。
2001.06.04
- スラックの『バイオ研究室の表と裏』という本が出るらしいんだけど、これは例の"Egg & Ego"の翻訳なんでしょうね、きっと。原著、買ったのに結局読んでいない。そんなのばっかり。
2001.06.03
- 今週のアギトは刑事ドラマ。
- 広島市内で映画を2本。
まずは『ガールファイト』。家でも学校でも満たされない日々を送っていた少女が、ボクシングを始め、アマチュアボクシングの試合で決勝へと勝ち進む。しかし決勝戦の相手は同じボクシングジムに通うボーイフレンドだった――という話。なぜか「キックボクシング」の映画だと勘違いしてたんだけど(なんでだ?)、ボクシングの映画でした。もっと、すごい! 強い! というカタルシスのある映画なのかと思っていたんだけど、ファイトシーンは結構地味でしたね。反則勝ちとか判定勝ちとか。まあアマチュアボクシングをリアルに描けばそんなものか。
次は話題のタイ映画『アタック・ナンバーハーフ』。オカマのバレーボールチーム(一人だけストレート)がバレーボールの全国大会で優勝するという、嘘みたいな、でも実話に基づいたお話。これは文句なしに面白かった。笑えるし、きちんと感動もさせてくれる。よくできた娯楽作品。タイで大ヒットというのもうなづける。役者がみんな良い味だしてる。
- 市内は「とうかさん」のお祭りだったんだけど、人ごみが嫌だったのであまり寄り道せずに帰る。
- 『ニナライカ』(川崎ぶら、秋重学)、『じゅうなな』1(福山庸治)、『文鳥様と私』2(今市子)、『犬童医院繁盛記』2(TONO)購入。
- DVD『アポロ13』購入。
2001.06.02
- 『ライノ』(雨宮智子)、『ベルセルク』21(三浦建太郎)、『昴』5(曽田正人)、『合法ドラッグ』1(CLAMP)、『MOONLIGHT MILE』1(太田垣康男)、文庫判『あしたのジョー』2(ちばてつや)購入。
- NTTから連絡があって、ADSLはうちでもちゃんと使えそう。プロバイダどこにしようか。
2001.06.01
- 延々と『UNITED COVER』(井上陽水)を聴いています。良い…。
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