"ただいま読書中"(近況一言報告)
1998年11月
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1998.11.30
- 『はちみつバイブレーション』(北原みのり)購入。最初の方を読んでいたら、子供の頃学校で、女子だけが集められて「初潮教育」を受けた話がでてきて、こういうことは男女いっしょに教えるべきではないか、と書いてあった。それで思い出したのだけど、今から20年以上前、僕が小学校の5年生だった時、担任の先生が「性」についての授業を(もちろん男女一緒のクラスで)したことがあった。男女の身体の違い、第二次性徴について、子供はどのようにしてできるかについて、等々、まあオーソドックスな内容だったのだけど、ああいう授業って、他ではあまりやっていないのかな?
- もうひとつ性教育で思い出したのだけど、高校(ちなみに男子高)の時の保健の授業がとても良かった。性の民俗学のような内容で、稚児とか衆道とか歌舞伎の女形の話、過去の日本の村落共同体で性がどのように扱われていたかというような話を教えてもらった。あれは今まで受けた授業の中で1、2を争う面白さだったなあ。
1998.11.29
- 広島市内に『プライベート・ライアン』を観に行く。前評判をいろいろ読んだり聞いたりしていたので、ほぼ想像通りの内容。戦争シーンの臨場感は確かにすごい。銃弾や火薬の音が神経にさわって、いやでも身体に力が入る。感動するとか考えさせられるとかいうことはないが、「なるほど、戦場って、こういうものなのか」という疑似体験を与えてくれる映画として一見の価値はあると思う。(ただし映画館で観ないと効果は半減。)
- 買おうと思っていていたマンガをまとめ買い。『Papa told me』21巻(榛野なな恵)、『百鬼夜行抄』5巻(今市子)、『石神伝説』2巻(とり・みき)、『学校』(山本直樹)、『我が名はネロ』 上巻(安彦良和)、『神童』2巻(さそうあきら)、『素ッ裸の幸せ』(槻城ゆう子)、『名物!たびてつ友の会』1巻(山口よしのぶ)。
- 買ったCDは最近すっかりハワイアンづいてるサンディーのクリスマス・アルバム『Sandii's Hawaiian X'mas』。今までの『Sandii's Hawaii』にくらべると、ハワイっぽさはちょっと薄めかな?ほかに『THE FANTASTIC PLASTIC MACHINE』(FANTASTIC PLASTIC MACHINE)、『GIRLS AT OUR TRATT'S BEST』(SALON MUSIC)。
- バスの中で『ねじれた町』を読了。
- 『知ってるつもり?』でポル・ポトをやるというので観たのだが、あの大虐殺がなぜ起きたのか、なぜ誰も止められなかったのか、結局よくわからなかった。しかしあのワイドショーのようなアプローチの仕方はどうにかならんのか、なんてことをこの番組に言っても仕方ないか。
1998.11.28
- C言語の勉強。ちょっとやらないとすぐ忘れる。
- 『はじめの一歩』45巻(森川ジョージ)は昔話編。敗戦時に30才くらいってことは、鴨川会長ってけっこう歳くっていたのね。
- 『火星人刑事』1巻(安永航一郎)は相変わらずの安永航一郎。なんか何読んでも一緒のような気がする。
- 『ベル・エポック』8巻(逢坂みえこ)。20代後半から30前後の女と男が引っ掛かるであろう問題をストレートに取り上げているのがこの作品の特徴で、まぁストレートすぎるという気もしないでもないけど、その分、共感する人も多いだろうなと思う。
- 他に『悪魔くん復活 千年王国』2巻(水木しげる)、『ザ・ワールド・イズ・マイン』4、5巻(新井英樹)を購入。
1998.11.27
- カウボーイ・ビバップ、良いなあ、キザったらしくて。
1998.11.26
- ながらく故障していたシーケンサが直ったので、2週間のラグでようやく泳動ができた。まあその間ほかの実験してたから良いけど。これが卒論修論前の季節だったら、あちこちで悲惨なことが起こっていただろうなあ。
- Corneliusの『FM』と『CM』を買う。
- のどが痛いのは風邪かなあ。
1998.11.25
- 『水木しげる貸本モダンホラー』、上巻を買ったので下巻も。
- 『美術手帖』12月号・特集「マンガ」をぱらぱらと読んでいると、竹熊健太郎と椹木野衣との対談で椹木氏が「『美術とマンガ』とひと言で言っても、…(中略)…その違いを見ないで単純に並べてみても、力関係からいって結果的にマンガを美術の文脈に回収してしまうことになりかねませんよね」と言っているのに目がとまって、先日の木野評論臨時増刊が『文学はなぜマンガに負けたか!?』という問題設定をしているのとは対照的だなあ、と思う。美術の人の多くは今でも「マンガより美術が上」というような気分でいるけど、文学の人の中には「ヤバいかな」という危機感がある、ということか。だけど、それでも文学はマンガより上だという意識は抜けきらなくて、ついマンガを文学として読んじゃったり、というのもありそう。
- 講談社現代新書の新刊『利き酒入門』(重金敦之)を購入。
1998.11.24
- 『蠢動』(園山二美)購入。ちょっと古い感じがするけど面白い絵を描く人。話も独特で、結構良かった。
- 『なぎさMe公認』12巻(北埼拓)。特に面白いというわけでもないのに、何故か買ってしまうこのマンガ。サンデーのマンガとして、極めてオーソドックスだなあ、という感じ。
- 『水の中の月』(土田世紀)。方言が良い感じ。
- 『えの素』3巻(榎本俊二)。相変わらず下品で馬鹿馬鹿しくて面白い。
1998.11.23
- バスで博多埠頭へ。船の時間までしばらく間があったので、そばで開かれていたフリーマーケットをのぞいて、ロボコンのライターを買う。
- 海の中道公園にある水族館「マリンワールド」へ。印象に残ったこと:
・スナメリとカワゴンドウはよく似ている。
・メガマウスの標本があった。
・すずなりになったマボヤがいた。
- 博多駅に戻って、夕食。ごまさばが食べられる店に入って、焼酎を飲みながら色々と食す。生のサバは寄生虫が恐いけど、うまかった。
- 新幹線で西条に帰る。車中で斉藤美奈子『読者は踊る』を読了。
1998.11.22
- 午前中はつれあいは会合に参加するので、一人で小倉の街を歩いてみることにする。
- 旅先の本屋で地元の出版物のコーナーをのぞくと、時どき面白いものが見つかったりするのだが、今回の収穫は「QUEST」という本屋で見つけた『FUKUOKA STYLE』という雑誌。一応「全国有名書店で発売」と書いてあるけど、僕は初めて見た。A4判カラー150ページほどで、毎回、面白い特集が組まれている。購入したのはvol6『屋台――食文化と都市の装置』、vol11『アジアの市場+九州の市場』、vol16『有明海大全』の3冊。
- 「ナガリ書店」という本屋で創元の復刊フェアの『バービーはなぜ殺される』(ジョン・ヴァーリイ)を購入。
- つれあいと合流して、インド料理の店で昼食をとった後、海の方を歩いてみる。アジア・大平洋インポートセンターというところで、木製のカエルとトカゲの雑貨を買う。
- 新幹線で博多へ。
- キャナルシティというところに行って、ちょっと買い物をしつつ、大道芸のステージなどを見る。買ったのは小さなゴム製のカエル6種とトカゲ1種。
- 天神に行って、屋台で晩飯。屋台で同席した地元のお兄さんに博多情報を色々と聞く。博多の屋台事情とか、博多に来たら「ごまさば」を食べねば、とか。
1998.11.21
- つれあいが22日に小倉で、とある会合に参加するので、連休中は九州へ行くことにする。仕事を終えて夕方、新幹線で小倉へ向かう。
- 小倉での目的の一つは河豚を食べることだったので、小倉駅近くの魚町という繁華街で河豚屋をさがす。満員で2軒ほど断られて、3軒目の店に入る。河豚も美味しかったが、その他の料理もなかなか良かった。この辺は海のものが美味しいらしい。
1998.11.20
- 『グリンネルの研究成功マニュアル ―科学研究のとらえ方と研究者になるための指針―』(フレデリック・グリンネル)を購入。ぱらぱらと読んでみた限りでは、なかなか面白そう。内容は生命科学系の話が中心。
1998.11.19
- 毎月買っている『細胞工学』(秀潤社)と、特集を見て気に入ったら買う『実験医学』(羊土社)だが、出ているはずの11月号を見かけないなあと思っていたら、いつもは雑誌の棚にあるのに、書籍の棚に置いてあった。『実験医学』の特集が「探究!ボディープラン」というテーマだったので、両方とも購入する。
- 電子ブロックの復刻モデルを注文する。大人気らしく初回生産分(100台)には間に合わなかった。
- 『獣のように』(かわぐちかいじ)5、6巻購入。なんかありがちなヤクザもので終わってしまったかんじ。ビリヤードはどうなったの。
- 本屋でハルキ文庫の棚を見てたら、眉村卓の『ねじれた町』が出ているのを発見。実家の本棚にはたぶん鶴書房版がまだ残っていると思うのだけど、懐かしさに負けて買ってしまった。瀬名秀明が解説で絶賛しているけど、僕もこの話は大好きだった。あの頃のジュブナイルSFって、本当におもしろかったよね。『夕ばえ作戦』(光瀬龍)とか『なぞの転校生』(眉村卓)とか『赤外音楽』(佐野洋)とか『時間砲計画』(豊田有恒)とか。作家も一流だったし。(でも「面白かった」ってことだけ強烈に覚えていて、内容は忘れているんだよな…。)
1998.11.18
- 友人らと合流して、計4人で岡山市の郊外、海に程近い平野部で12時すぎから「しし座流星群」を見始める。天候は予報通り晴れで、時々雲がかかる程度。市街地方向の地平線がやや明るいが、天頂あたりでは5等ぐらいの星も見える。
- 視界が開けていて全天を一度に見渡せないので見のがしたものも多かったが、4人あわせると数十個は確認できたと思う(もっと多かったかも)。大きさ、色、飛び方も色々で面白かった。期待した「流星雨」とはいかなかったが、僕の数少ない流星体験の中では、今回が一番良く見えたのでほぼ満足。
- 結局4時すぎまで約4時間見続け、雲が出てきたのを機会に引き上げる。ファミレスで食事をして解散。僕は岡山駅に落としてもらって6時前の電車で西条へ帰った。
- 電車の中で2時間寝ただけの頭でも、ルーティンの実験はできるものだ。
- 別冊宝島『音楽誌が書かない「Jポップ」批評』購入。面白い記事もあればつまらないのもある(後者の方が多そう)。
- 朝日文庫に入った『人はなぜ騙されるのか ―非科学を科学する―』(安斉育郎)を購入。
1998.11.17
- 『紋切型辞典』購入。この本、昔からいろんなところで引き合いに出されるのを目にしてきたけど、実物は見たことがなかった。内容はたとえばこんな感じ:
「円積法」:なんのことかは知らなくても、その話が出たら肩をすくめなくてはならない。
「曲線」:彫刻の前へ立ったらかならず「いやなかなか曲線をよく出している」と評すること。
「ジョン・ブル」:イギリス人の名前がわからないときは、ジョン・ブルさんと呼ぶこと。
「植物」:つねにその形態が類似する人体の一部に対し薬効を有す。
「進歩」:つねに「真の意味の進歩ではない」と評され、つねに「時期尚早」。
「卵」:生物の起源に関する哲学的論争の出発点。
「ディドロ」:きまってそのあとにダランベールとつづく。
- 黒木さんが紹介していた『加群十話 ―代数学入門―』(堀田良之)を買う。『ガロアの夢』(久賀道郎)も見つけたけど、一度に買っても読めないのでこれは次の機会に。
- 今晩は「しし座流星群」の極大。天気は曇りがちの予報だけど、晴れて欲しいなあ。
- 夕方の天気予報は広島南部:曇り時々晴れ、岡山南部:晴れ時々曇り。
- というわけで流星を見に岡山へ向かう。
1998.11.16
- 大学に出勤してみたら、家に財布を忘れてきたのに気付く。というわけで、平凡社ライブラリーからG・フローベールの『紋切型辞典』が出ているのを発見したが、買えず。
1998.11.15
1998.11.14
- 東大出版から出た『ホヤの生物学』(佐藤矩行編)を購入。形態、発生、進化、生理、とホヤの生物学の全般を網羅している。目次と執筆者の顔ぶれを見ると、あらためて日本のホヤ研究のレベルの高さがわかる。
- 木野評論臨時増刊『文学はなぜマンガに負けたか!?』購入。
- ビレッジセンター『性愛を書く!』(色川奈緒)を購入。作家へのインタビューを集めたもの。
1998.11.13
- 日本動物学会の雑誌 "Zoological Science" の新しい号が届いたのでぱらぱらと眺めると、 "Genes of the ascidian: An annotated list as of 1997." という総説が載っていた。甲南大の千葉君と、ボスの西方さんの共著。1997年までに報告されたホヤの遺伝子について網羅的にレビューしてある。ホヤに関心のある人にとっては、とても便利。
1998.11.12
- オートシーケンサの調子が悪くて実験が滞る。
- 『マンガ学』(スコット・マクラウド)購入。
- 先日買ったマンガをぼちぼちと読んでいるのだけど、『玩具修理者』は僕としては今一つ。原作を読んでいたら面白いのかな?『神童』は表紙を見て想像した話とは全然ちがっていたけど、面白い。主人公たちのキャラクターが良いね。『ザ・ワールド・イズ・マイン』は、どこが面白いのか分からない。
- ヤンマガ・アッパーズ連載作品のコミックス化第一弾の中から、『鋼〜HAGANE〜 』1巻(神崎将臣)と『恋人プレイ』1巻(玉置勉強)を買う。土田世紀の『水の中の月』が無かったのが残念。『鋼』は、悪の組織の陰謀によって過去の人物(宮本武蔵とかビリィ・ザ・キッドとか切り裂きジャックとか)のゲノムを移植されて、その人格や能力が乗り移ってしまう、というネタ。オリジナリティは今一つかな。なんか既視感がある。『恋人プレイ』は…イタイかんじ。
- 水木しげる『悪魔くん復活 千年王国』1巻を購入。
1998.11.11
- 『創』の12月号は「マンガ市場の曲り角」という特集。少年ジャンプに編集長として戻った鳥嶋氏に竹熊健太郎がインタビュー。他に日本マンガのアジア進出がアジアの経済不況のため苦戦を強いられているという記事など。
- 『BSマンガ夜話』第3夜は『編集王』。
1998.11.10
- 申請したパスポートを受け取りに広島市内へ行く。バスの時間まで間があったので、本屋とCD屋をのぞく。
- 斉藤美奈子の『読者は踊る』購入。『鳩よ!』に連載した本に関するコラムをまとめたもの。ぱらぱらと眺めた限りでは、いつもの生きの良い文章で面白そう。
- 北尾トロ『怪しい人びと』。裏の世界の仕事に携わる人々のルポ。
- 買ったマンガ:メディアファクトリーが出版中の『サイボーグ009』(石ノ森章太郎)の「完全版」1、2巻。009は揃えたいと思っていたので、「完全版」ならこのシリーズで揃えようと思う。『低俗霊狩り』(奥瀬サキ)が文庫化されて上下巻。単行本未収録作品が入っているというので仕方なく買う。終わっていない話をちゃんと終わらせて欲しいな。『玩具修理者』(MEIMU&小林泰三)はあちこちで評判が良いので買ってみた。その他、伊藤伸平『はるかリフレイン』、星野之宣『スターダストメモリーズ』、『石神伝説』1巻(とり・みき)、『神童』1巻(さそうあきら)、『ザ・ワールド・イズ・マイン』2、3巻(新井英樹)、『獣のように』4巻(かわぐちかいじ)など。
- CDは嶺川貴子『バロック・イン・ウィンター』と、ナチュラルカラミティ『ピーチ・ヘッド』。
- 『無限論の教室』読了。「対角線論法」を軸にすえて、「可能無限と実無限」「実数とはなにか」「カントールのパラドクス」「ラッセルのパラドクス」「ゲーデルの不完全性定理」などを講義していく。こう書くと難しそうに見えるが、本の内容自体はとても分かりやすい。ただ数学の本というよりは哲学の本であり、著者いわく「ふつうに数学をやってきた人にはとんでもないと思われること」が書いてあるそうなので、数学の人の評価も聞いてみたいな。
- 『BSマンガ夜話』第2夜は『ぼのぼの』。
1998.11.09
- 解剖学者の坂井建雄氏による『人体は進化を語る』を購入。ヒトの身体の各部、各器官を進化史の中で位置づける。そういえば、古生物学者の井尻正二氏が似たような本を書いていたね(『新・人体の矛盾』<積ん読状態)。比べて読んでみると面白いかも。
- 新聞の書評欄で紹介されていて、面白そうだったので、講談社現代新書『無限論の教室』(野矢茂樹)を購入。
- Brian Goodwinの"How the Leopard Changed Its Spots"の邦訳が出た。日本語のタイトルが『DNAだけで生命は解けない―「場」の生命論―』という、「なんだかなー」というセンスなのはともかく、Goodwinの議論が日本語で読めるというのは歓迎すべきことでしょう。今、エルドリッジを読みはじめてしまったところなのですぐには読めないが、ぜひ読みたい1冊。訳は中村運氏。
- 関西学生アメリカンフットボールリーグの京都大学VS関西学院大学の試合をCS(GAORA)で観る。京大のディフェンスががんばって、終止京大ペースで試合が進む。結局京大が勝ったので、次の同志社戦で京大が勝ち(これはかなり確率が高い)、かつ関学が立命館に勝てば(これは5分5分かな)、3校優勝で甲子園ボウル出場を賭けたプレイオフとなる。きちきちのスケジュールで試合する方は大変だと思うけど、観る方としてはプレイオフになって欲しい。
- 僕はもともとあまりスポーツを観る人間ではなかったし、いまだに野球やゴルフやテニスにはほとんど興味がない(サッカーやラグビーはそれなりに楽しめる)。関西では学生スポーツとしてはAmerican Footballの人気が高いのだけど、僕自身は学部生の頃はあまり興味が無かった。アメフトに興味を持ったのは、大学院時代、東北大の浅虫臨海実験所に長期滞在して実験していた時に、実験所の院生でアメフト経験者だった友達と、夜中に酒を飲みながらテレビでNFL(全米のプロフットボールリーグ)の試合を観てから。知識のある人にいろいろと聞きながら観てはじめて、とても面白いスポーツであることが分かった。NFLに興味をもってから、日本の学生の試合も観るようになった。だからというわけでもないけど、どうしても京大に勝って欲しい、という「母校のチーム」への強い思い入れはあまり無い。でもスポーツっていうのは、漫然と観ているのと、どちらかのチームを応援しながら観るのとでは、面白さが全然ちがう。だから関西学生リーグでは京大を応援するし、甲子園ボウルでは関西を応援するし、ライスボウルでは学生チームを応援する。
- アメフトに続いて『BSマンガ夜話』を観る。1回目は福本伸行の『カイジ』。例によって、いしかわ&夏目による絵の分析が面白かった。
1998.11.08
- 買い物。コーヒーミルとクッションを買う。
- 『獣のように』3巻(かわぐちかいじ)、『ゴルゴ13』110巻(さいとうたかを)、『集積回路のヒマワリ』(三原ミツカズ)購入。
- 『OUT』読了。主人公の雅子と、敵役の佐竹のキャラクターが良い。
1998.11.07
1998.11.06
- 午前中はゾウリムシの実習。今までは稲藁の煮汁で培養したムシを使っていたのだが、今回初めて、カロリーメイトで育てたゾウリムシを使用してみた。ちゃんと使えそうだ。
- 『PCRの誕生』(ポール・ラビノウ)読了。大学にいるとあまり知る機会のない、バイテク企業の内実や研究者達の考え方、行動の仕方などが描かれていて興味深い。
- 健康診断の結果が帰ってきた。去年は中性脂肪とかコレステロールとか肝機能とか、色々と気になる数値が出ていたのだけど、今年は中性脂肪がちょっと高いだけで、ほぼ正常に戻った。まあ去年よりはだいぶ痩せたし、酒も抑えているし、食事もコンビニの弁当とか止めて自分で作っているし、ということで、少しは努力の甲斐があったか。(でももう少し痩せたい。)
1998.11.05
- 創立記念日で授業は休み。
- 以前、UNIX上に作った動物の学名検索ソフトを、ちょっと(だいぶ)変更してCodeWarriorでMacに移植する。今回作ったやつの方がだいぶ洗練されているが、まだまだ改良の余地はあるはず。Console入力の単純で地味なソフトだが、まあともかく、自作Macintoshソフトの第一号だ。
- 去年買って読んでいなかった『OUT』(桐野夏生)を読みはじめたら、やけに面白い。
1998.11.04
- 書類書きが終わってようやくまともに実験ができる。
- とはいえ、午前中はゾウリムシを使った実習。生体観察と、クロム酸で毛胞を射出させる実験と、酢酸カーミンで核を染める実験。今日のクラス(医学部総合薬学科)は、学生から質問がほとんどなかった。楽というか、張り合いが無いというか。次は金曜日。
1998.11.03
- 『塗仏の宴 ―宴の始末―』(京極夏彦)読了。
- 大学祭が続いている。パンフレットをもらってくるが、面白そうな企画はほとんどない(毎年のことだけど)。京大の11月祭は聴きたい講演が毎年結構あったし、僕らも自分達で講演会とか討論会みたいな企画をうっていた。そんな硬い企画にも結構人は集まっていた。広大では教官サイドからは幾つかの学術的な企画が提供されているようだが、学生サイドからはほとんど皆無だ。
- 今日も食堂は閉まっているので、昨日と同じインドネシア留学生の模擬店でソバを揚げたような食べ物と、春巻のような食べ物(昨日食べたのとは別)を買う。他の店で豚キムチも買って、研究室で食事。
- 引き続きファイルのバックアップと引っ越し。
- 『しびとの剣』1巻 (菊池秀行/加倉井ミサイル)、『八雲立つ』10巻(樹なつみ)購入。
- 古本屋で内田春菊を2冊。『仔猫のスープ』と『ファンダメンタル』1巻。
- 読んではいたんだけど持ってなかった吉田秋生の『吉祥天女』。また読みたくなって、古本屋で愛蔵版(上下巻)を買う。
1998.11.02
- 科研費書類の締め切り。
- 広島大学でも岡山大と同じ日程で学園祭が行われているのだが、どのような企画があるのか、よく分からない。模擬店はたくさん出ているが…。
- いつも行っている生協の食堂が休みだったので、模擬店で昼飯を買う。インドネシアの留学生が作っていた料理(名前を忘れてしまった)。サフランライス(?)と、牛肉などを包んだ春巻のような食べ物、そして米粉で作った焼き団子のようなもの。
- 『MONSTER』10巻(浦沢直樹)購入。前巻まではちょっと中だるみかなと思っていたけど、また面白くなってきた。
1998.11.01
- 岡山大学の学園祭でSANIO(セクハラ・アカハラ・ネットワーク in OKAYAMA Univ.)がキャンパス・セク・ハラのフォーラムをやるというので参加してきた。午前中はビラや資料を折るのを手伝う。
- 昼飯は模擬店でエビカレー&チキンカレーのミックス、水餃子、トムヤムクンを買って食べ、シーカーサーのジュースを飲む。カレーと餃子はそれなりに美味しかったが、トムヤムクンは自分で作るやつの方が旨いな(具が多くて)。
- 14時からのパネルディスカッションは約30名の参加で行われ、名古屋大の北仲千里さん(NSNW)と広島修道大学の鄭暎惠さん(性暴力と闘う女たちの会 SHE WILL 広島)の話に続いて、対セクハラ運動の進め方について活発な議論が行われた。3時間があっという間だった。
- 終了後、岡大そばの居酒屋「田舎家」で北仲さんやSANIOメンバーと飲みながら、色々と話を聞く。大学によって色々だなあと思うところと、共通しているところと。
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