この研究室では,「主な研究内容」で紹介したように,古代から近世にかけて幅広い研究ができます。主な内容を学部の授業「日本文化史演習」の様子を交えながら紹介します。

 

○古代を中心とした研究では,文献研究だけでなく,各地での見学も含めて木簡や墨書土器の検討も行います。

○近世を中心とした研究では,古文書解読の練習から,かつての地域の自然環境を復元する方法の開発に取り組みます。

 

 

 

 

<卒業生の進路>

 この研究室で学んだ学生は、実際に成果をあげてきました。ここでは,学部卒業論文や,博士論文のうち,学会誌などに発表されたものを紹介します。また、この研究室を巣立った学生は,国内・国外の大学教員や公務員・銀行・旅行会社などで活躍中です。

 

<卒業生の研究成果>

 

○卒業論文から

1.大下博昭「中世日本における将棋とその変遷」,『日本研究(広島大)』14号,23-35,2000年。

2.森野恵・佐竹昭「周防上関阿波屋客船帳の研究」,『日本研究(広島大)』17号,51-67,2004年。

3.新中裕子「近世広島藩領における林野利用の地域性」,『日本研究(広島大)』20号,51-67,2007年。

 

○学位(博士・学術)取得者および院生が発表した論文(在学中発表文のみ)から

1.小島荘一「『日本書紀』の暦日」,『日本研究(広島大)』16号,1-26,2003年。

2.杉山聖子「近世後期から昭和戦前期の瀬戸内農村における死亡構造の時系列的分析」,『農業史研究』38号,38-48,2004年。

3.山本洋「毛利関係戦国軍記の系譜」,『山口県地方史研究』91号,1-18,2004年。

4.杉山聖子「近世瀬戸内農村における死亡クライシスの実態」,『歴史と経済』188号1-16,2005年。

5.山本洋「『陰徳太平記』の成立事情と吉川家の家格宣伝活動」『山口県地方史研究』93号,1-18,2005年。

6.小島荘一「『日本書紀』の編纂における暦日の設定」,『日本研究(広島大)』19号,37-58,2006年。

7.柴田昌児「伊予国道前平野の条里地割」,『一山典還暦記念論集 考古学と地域文化』,533-542,2009年。

8.柴田昌児「松山平野における弥生社会の展開」,『日韓先史時代の集落研究』発表要旨集,97-102,2009年。

9.柴田昌児「弥生文化の地域的様相と発展-中国・四国西部地域-」,『講座日本の考古学』第5巻弥生時代(上)青木書店,165-200,2011年。

10.柴田昌児「弥生土器から見た芸予諸島の地域色」,『伊豫史談』363号,13-25,2011年。

11.柴田昌児「高縄半島における前期古墳の景観と瀬戸内海」,『徳島文理大学比較文化研究所年報』第28集,49-57,2012年。

 

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