研究紹介
真空紫外円二色性(VUVCD)分光法を用いて、水溶液中におけるアミノ酸、糖類、 タンパク質、核酸などの様々な生体分子の構造研究を展開しています。 最近では、生体膜と相互作用することで新たな機能や物性を示す水溶性タンパク質の 膜結合構造を精密解析することで、タンパク質の膜相互作用機構を分子レベルで明らかにし、 また直線二色性や蛍光異方性などの他の偏光分光技術を組み合わせることで、 タンパク質の構造と機能との関係性の解明に取り組んでいます。
VUVCDなどから得られた実験情報を、バイオインフォマティクス技術や 分子動力学シミュレーションなどの最新の計算科学に応用し、 生体分子構造研究を分子レベルから原子レベルに拡大させています。 放射光の低エミッタンスや短パルス性の特性を活かすことで、 ハイスループット測定、イメージング、高速時間分解測定などの開発にも取り組んでいます。