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カタリエヌモノ

** 2014.12の カタリエヌモノ **

 ++ 14.12.01 (mon) ++ 



弁護士とか,保育者とか,
職人的であこがれる職業だけど,
私は能力の限り抽象度の高いメッセージを送ることに血道を上げる人生に魅せられてしまっているので,
実践者であることだけにはとどまれない。

 ++ 14.12.02 (tue) ++ 



研究者として
 対学問の仕事(理論面)は論文
 対人間の仕事(実戦面)はゼミ
だと思っている。

 ++ 14.12.03 (wed) ++ 



なに必死で大学教員やってるんだよ?

だっせー。

(でも,手を抜けないんだよ。)

 ++ 14.12.04 (thu) ++ 



iPhoneやらが便利すぎて,感慨深い。 昔Palm(*1)を使いながら夢見た機能がことごとく実現してる。

でも,今は,10年後にどういう機能が欲しいか,あまり多くはイメージできない。

−−−−−−−−
(*1)かつて一世を風靡したPDA。例えば「03.11.25」参照。

 ++ 14.12.08 (mon) ++ 



心理学は哲学から分かれたってよく話すけど,よく考えたら,数学も物理学もそうだよね。
というか,結局どれも哲学の一部だし,全部科学なんだよ。

 ++ 14.12.09 (tue) ++ 



かつて今で言うところの数学者や物理学者が哲学もやっていたように,
勃興間もない心理学を行う者は哲学をやらなければならない。

 ++ 14.12.10 (wed) ++ 



広い世界を見るから小さな自分を惨めに感じる。

だけど,本当に惨めな井の中の蛙でいるよりはマシ。

 ++ 14.12.11 (thu) ++ 



井の中の蛙内でエリートであることに悦に入ってる人を見ると,滑稽だなと感じる。

私はあなたよりも劣っているけれど,あなたほど惨めではないよ,と思う。

 ++ 14.12.15 (mon) ++ 



論文を投稿しました。
かなり以前から進めていた研究(*1)ですが,ようやくまとまりました。

当初は,ごく短い単純な論文にするつもりでした。
しかし,実際書き始めてみると,これまでにもそれなりに蓄積のある研究領域だと分かり始めました。
なので,少し勉強する必要がありました。

そうはいっても,学生時代のようにまとまった時間はないので,集中して文献をあさることは出来ません。
特に前任校の間はほとんど棚上げ状態でした。

最近ようやく自分の研究にも時間を割くことが出来るようになり,合間の時間で文献を整理し,ここ数日で一気に書き上げました。

あとは良い査読者に読んでもらって,有意義なコメントをいただけることを期待します。

−−−−−−−−
(*1)「07.12.11」参照。

 ++ 14.12.16 (tue) ++ 



真面目で緻密なフリをしてみせながら,
本意はそんな細かいことはどうでと良いと思ってる(のが良いと思う)。

 ++ 14.12.17 (wed) ++ 



助手になったとき感じたのは,いわゆる「仕事」が苦手だということ。
正確さ,配慮や調整等々が求められると,とたんにプレッシャーで,逃げ出したくなる。
親がお金持ちだったら絶対に働かなかったと思う。

 ++ 14.12.18 (thu) ++ 



いわゆる「仕事」が苦手とか言って,じゃあ「研究」は得意なのかと言えば,否である。
というか,何が得意なんだと問われたら,答えに窮する。

こういうことを真面目に考え始めると,何をして生きていけば良いのかわからなくなる。

 ++ 14.12.22 (mon) ++ 



大学の冬の時代の研究者であるという不運

 ++ 14.12.24 (wed) ++ 



本格派でいたい。
たとえ実力が伴わなくても。

 ++ 14.12.26 (fri) ++ 



今年も一年,お世話になりました。
本年の更新は今日で終わりです。
#私はまだ仕事納めはしませんけど。

皆様,よいお年をお迎えください。
(次回更新は,たぶん5日くらいからだと思います。)

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