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カタリエヌモノ

** 2015.01の カタリエヌモノ **

 ++ 15.01.05 (mon) ++ 



明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

 ++ 15.01.06 (tue) ++ 



元卒論生との共著論文(*1)が公刊されました。

山川真由・藤木大介 (2014).文章産出における心的表象の表出過程のモデル化:表象表出の自動性・制御性 認知科学,20(4),485-496.
#「業績一覧」のページからダウンロードできるようにいたしました。

この研究は作文をするときに心内でどのようにメッセージが形成され,それが表出されるのかをモデル化し,その妥当性を実験的に検証したものです。

ご笑読ください。

−−−−−−−−
(*1)「14.10.03」参照。

 ++ 15.01.07 (wed) ++ 



ラストオーサー論文4本目。

 ++ 15.01.08 (thu) ++ 



今の私の実力は私が修士号をとる頃に持っていたかったレベル。

ものすごく遅い。
ものすごく低レベル。

だけど,この年になっても伸び続けるってことでもある。
あと30年くらい頑張ったら,博士号にふさわしいレベルになれるかも。

 ++ 15.01.09 (fri) ++ 



元卒論生との共著論文を投稿しました。

 ++ 15.01.13 (tue) ++ 



以前にも書きましたが,私は自分の論文は作品だと思ってます。
だから,売れなくてもかまわないと思っています。

今後もますます売れない作品を書こうと思います。
だって,売れない作品を書き続けていても死なないポジションを得るために頑張ったんだもの。

 ++ 15.01.14 (wed) ++ 



私は自分の論文がどれくらい学術的価値があるのか,正直わかっていません。
というより,ほとんど無価値なんだろうとは思っています。

ただ,私自身は書いていて楽しいものがほとんどです。
なので,今後も書き続けると思います。

 ++ 15.01.15 (thu) ++ 



ただ純粋に研究をしていたい。
けれども,研究にはある程度のお金が必要で,そのためにはそれなりのアピールをしなければならない。

でも,アピールするのは嫌い。

 ++ 15.01.16 (fri) ++ 



研究者って,目立ちたがり屋がなるべきなのかもな。

 ++ 15.01.19 (mon) ++ 



いかに表舞台に立たずにできるだけ質の高い論文を量産できるかを考えています。

 ++ 15.01.20 (tue) ++ 



無名だから自由でいられる。

 ++ 05.01.21 (wed) ++ 



再投稿していた元ゼミ生の卒業論文に基づくレビュー論文(*1)が採録されました。

ラストオーサー論文5本目。

−−−−−−−−
(*1)「14.11.21」参照。

 ++ 15.01.22 (thu) ++ 



世界中で自分1人だけが興味を持っていることを探求するというのは,研究者として決して悪いことではないと思う。

だから,私は論文数に対する被引用数がダントツで低い研究者になれたら,それはそれで名誉なことだと思ってる。

 ++ 15.01.26 (mon) ++ 



かつて,才能と実力のない人間は,人の倍の努力をしないと追いつけないと思っていました。
今は,才能と実力のない人間は,人の倍努力しても広げられる差を最小限にとどめることしかできないと分かってきました。

才能と実力が伴わない研究者に存在価値などなく,圧倒的な成果の差が生まれ続けるだけです。
才能と実力が伴わない研究者は,研究環境に環境も恵まれるわけもなく,努力をしたところで焼け石に水です。

(でも,だからこそ,小さな成果に喜べる。)

 ++ 15.01.27 (tue) ++ 



裾野あってこその頂。
#頂にいる先生方はそのことを忘れないようにして頂きたい。

 ++ 15.01.28 (wed) ++ 



この年になって,若手研究者の活躍を見ててようやく分かったのは,
「エリートとその他大勢は,最初から何から何まで違う」
ということ。

私みたいなら砂利玉がどんなに必死で頑張っても無駄なことなのでしょうね。

 ++ 15.01.29 (thu) ++ 



研究者の世界って,
優れた人がいかにすごいかって話はよく聞くけど,
私のような地を這う研究者がどう生きるべきかについては誰も教えてくれない。

我々は何を誇りに生きていけばよいのだろう。
そんなものは持ってはいけないのだろうか。

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