Furui Lab
広島大学 先進理工系科学研究科 情報科学プログラム 知能生体情報学研究室
研究内容
私たち人間の思考や行動は,脳を中心とした神経システムの働きによって実現されています.例えば,身体の運動は,脳から発せられた運動指令が神経を通じて骨格筋に伝わり,筋が収縮することで実行されますが,このとき脳からは脳波,筋肉からは筋電位と呼ばれる電気信号が発生します.このようにヒトの身体から発せられる電気信号を生体信号といい,ヒトの認知や思考,行動によってその性質が変化します.そのため生体信号を解析し,そこに隠れた性質や情報を取り出すことができれば,生体機能の解明だけでなく,病気や障害の兆候の早期発見や,思い通りに操作可能なヒューマンマシンインタフェース(HMI)の実現など,幅広い応用に繋がる可能性があります.
本研究室では,生体機能を理論と実験の両面から解析・モデル化することで,ヒトの身体の隠れた性質を解き明かし,様々な応用技術に繋げることを目指しています.具体的には,統計的信号処理や確率・統計理論,機械学習・深層学習の手法を活用し,ヒトを中心とした様々な研究テーマに取り組んでいます.
トピックス
-
論文がIEEE Accessに採択
脳波に基づくてんかん発作検出に関する論文がIEEE Accessに採択されました.
-
産総研の叶賀主任研究員らが訪問されました
産総研の叶賀卓さん(主任研究員),星野貴行さん(RA)が訪問されました.
-
国際会議EMBC2024@OrlandoでM2米田君&吉冨君が発表しました
EMBC 2024にてM2米田君とM2吉冨君が口頭発表を行いました.
-
国内学会 日本生体医工学会大会2024でM1廣池君が発表&受賞しました
第63回日本生体医工学会大会にて廣池君がポスター発表を行い,奨励賞を受賞しました.
-
論文2本が国際会議EMBC2024に採択
M2米田君とM2吉冨君の論文が,国際会議EMBC2024に採択されました.
-
2024年度キックオフを行いました
古居グループに情報科学部の4年生3名が配属されました.
-
古居が昇任して助教から准教授になりました
2024年4月1日付けで古居が准教授に昇任しました.
-
古居グループから学生3名が卒業しました
本研究グループの学部生3名が卒業し,学士(情報科学)の学位が授与されました.