コンテンツへスキップ

国際会議EMBC2024@OrlandoでM2米田君&吉冨君が発表しました

7月15日〜19日にアメリカ フロリダ州のオーランドで開催された国際会議 46th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society (EMBC 2024) にて,M2米田君とM2吉冨君が下記の内容について口頭発表を行いました.

Seitaro Yoneda and Akira Furui, “Inter-Subject Variance Transfer Learning for EMG Pattern Classification Based on Bayesian Inference”, Proceedings of the 46th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine & Biology Society (EMBC2024), Orlando, Florida, USA, Jul 15–20, 2024.

Takeshi Yoshidomi, Shinji Kume, Hiroaki Aizawa, and Akira Furui, “Classification of Carotid Plaque with Jellyfish Sign Through Convolutional and Recurrent Neural Networks Utilizing Plaque Surface Edges”, Proceedings of the 46th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine & Biology Society (EMBC2024), Orlando, Florida, USA, Jul 15–20, 2024.

EMBCはIEEEのEMBS (Engineering in Medicine and Biology Society) の年次大会であり,生体医工学に関する世界最大のフラッグシップ会議です.生体信号処理や医用画像処理,リハビリ工学,バイオロボティクス,バイオマテリアルなど,幅広いトピックに関する最新の研究成果について発表が行われます.

米田君は,筋電位に基づく動作認識のための新しい転移学習手法を提案しました.「個人ごとに筋電位パターンの平均は大きく異なるが,分散は共通の傾向を持つ」という仮説のもと,これをベイズモデルとして実装し,被験者間の転移学習を実現しました.米田君は流石2回目の国際会議発表というだけあり,スムーズでとても分かりやすい発表でした!

吉冨君は,頸動脈に発生するJellyfish Plaqueという病変を効率的に識別可能な深層学習手法を提案しました.CNNとBiLSTMを結合した動画像認識モデルに,超音波動画像とプラーク表面情報を導入することで,高い精度でJellyfish Plaqueを識別可能であることを示しました.吉冨君ははじめての国際会議発表でしたが,緊張を感じさせない落ち着いた発表でした!

2人とも,準備の成果がしっかり現れており,質疑応答も含めて堂々とした発表だと感じました.お疲れ様でした!また,近い分野の研究者や学生と色々交流できたのも非常に有意義な時間でした.

今回の会場は,オーランドにあるDisney’s Coronado Springs Resortという場所で,その名の通りディズニーワールド直営のホテルです.学会参加者は割引料金でワールド内のパークを利用することができ,そういう意味でも(?)楽しめた学会だったのではと思います!

発表の様子(米田君)
発表の様子(吉冨君)
学会会場および宿泊先となったホテル(会場とホテルが近いのは大変ありがたい)
ディズニーワールドにて.左から米田君,吉冨君,古居(非常に眩しかった…)