研究室での議論について


議論とは何か
 通常、物理学の研究室で、議論(ディスカッション)と呼ばれるものは、 「ある問題をあらゆる角度から論じ,満足のいく結論に達するためにあらゆる 異なった意見を理性的・建設的に討議すること」です。
 物理学の論文では、その最後のところで、しばしば、仲間や同僚など、 discussion をしてくれた他の研究者に、 感謝の意を表すことがあります。
 尚、日本語にすると、同じ「議論」でも、 ディベート(debate: 公の問題を賛成・反対に分かれて公開の席上で公式に 討論する)とは全く意味が異なります。
   → 議論についての議論

物理学の議論はいつでもどこでも
  物理学の議論は、いつでも、どこでも、誰とでも、遠慮なくしてください。 そのために研究室に毎日集まってくるようなものです。


議論はうるさいか?
 私が信じているルールでは、研究室内で、物理学のディスカッションで うるさくて、他の人が静かに本を読めないという状況のときには、 ディスカッションが優先されます。 人数の多い部屋では、分野の異なる話の ディスカッションがうるさいのは、ちょっと難儀かもしれませんが、 物理学の研究室では、そのぐらいディスカッションが重要視されるということです。



更新日時: 2000年8月23日