研究室概要

 建築構造力学研究室では、木質構造に関する研究を材料・構造・耐久性など様々な切り口で研究をしようと思っています。本研究室では、主に、木材・木質材料の材料の強度特性などに関する研究から、木造住宅の耐震性能評価や既存木造建物の残存性能評価、中大規模の木質構造のための接合部評価や設計に関する研究、木質材料と他構造との複合建築に関する研究、木材の利用促進にかかわる研究などを実施しています。
 研究内容は、その時々によって変わりますし、様々な研究機関や企業と実施しております。より具体的な研究内容を知りたい学生さんは、研究室に連絡を頂ければと思います。また、共同研究等に興味のある企業の方も、研究室に連絡を頂ければと思います。

研究内容

2023年度 研究内容

山形海斗 :木質構造の柱梁接合部パネルゾーンにおけるせん断抵抗機構の材料実験を用いた解明

高橋竜大 :プレストレスを用いたCLTロッキング壁の初期張力に関する研究

西宮 航 :CLT-RC複合床版の両端固定支持条件におけるクリープ特性に関する研究

田川麗歩 :マスティンバーにおけるLSB接合部の繊維直行方向引抜き性能とその抵抗機構に関する研究

宇都宮佑太:電磁波を用いた木造大壁壁内の諸条件を考慮した躯体含水率の推定手法の提案

江夏裕太郎:CLT-RC複合床における木材の含水率変動とその強度への影響

河本真拓 :木造耐力壁の動的繰り返し載荷における生物劣化の影響とその推定

梶谷嶺衣 :検討中

定金侑里 :検討中

畑地健太郎:検討中

曽我部敬太:検討中

2022年度

博士論文

Ariunaa Ganbaatar :Reinforced Effect on Brick Wall Using Timber Wall as a Retrofitting Method

井上 涼 :小・中地震による繰り返し変形が木造住宅の耐震性能に及ぼす影響

修士論文

有木彩乃 :CLTにおける含水率の調査方法の提案

坪井航輝 :木質構造に用いるねじ型接合具のねじ形状が引き抜き性能に与える影響

山形海斗 :CLTのせん断性能に及ぼす因子の解明

卒業論文

田川麗歩 :広葉樹のビス引抜き抵抗及び支圧性能に関する研究

宇都宮佑太:電磁波伝播特性を用いた木造大壁躯体の含水率の評価に関する実験的研究

江夏裕太郎:CLTTーRC複合床におけるコンクリート打設後初期の水分移動と部材強度への影響

河本真拓 :CLTを用いた長スパン複合スラブの開発

2021年度

修士論文

豊岡佳樹 :繊維平行方向加力における長期せん断性能に関する実験的研究

住野有理 :広島県福山市鞆の浦地区の伝統的木造建物を対象とした耐震性能評価に関する研究

卒業論文

浅井鉄平 :CLT をフランジとした木質長スパン充腹梁の開発

高橋竜大 :プレストレスを導入した CLT 連層壁を有する木造 3 階建ての振動台実験

竹﨑 玄 :集成材重ね梁の接合方法の違いによる曲げ強度特性の向上に関する実験的研究

西宮 航 :木質系構造用特殊材料の強度特性に関する研究

2020年度

修士論文

黒塚ひとみ:CLT内部の含水率変化量の分布と寸法変化の関係

松尾瑠菜 :薬剤処理したCLTの強度特性の差異に関する研究

卒業論文

有木彩乃 :継手接合部を有するCLTの面外曲げ性能に関する研究

坪井航輝 :中大規模木造建築を想定したLSB接合部の基礎的研究

山形海斗 :中大規模木質構造に用いる部材の材料特性に関する研究

山本夏輝 :接合部耐力を加味した鞆の浦の伝統的建築物の耐震診断

2019年度

修士論文

池田将和 :木ーコンクリート複合床におけるクリープ変形の推定法の提案

井上涼  :大地震後の継続使用を想定した戸建木造住宅の必要耐震性能に関する研究

大坪祐介 :木材繊維平行方向に埋め込まれたラグスクリューボルト接合部の耐力発現機構に関する実験的研究

卒業論文

神谷友理子:呉市大崎下島・旧梶原医院建物の限界耐力計算に基づく耐震性能評価とその耐震補強計画案

住野有理 :各種構造用面材のパンチングアウト性能評価 -表面をサンディングしたOSBの可能性ー

繁田悠里亜:ねじ部深さの異なる木ねじを用いた集成材のめり込み補強効果

武藤友気 :ラグスクリューボルト接合部の長期性能に関する実験的研究