言語文化教育学講究Ⅲ(日本語教育学分野)  D1(前・後期)

授業紹介

母語と第二言語の習得・学習に関する認知メカニズムを具体例として学び,第二言語教育にかかわる諸問題を認知・言語心理学の視点から解明するための理論的枠組み,ならびに研究法について考察する。受講生は,あらかじめ担当日を決め,自らの研究テーマに関する国内外の学術論文を熟読し,その概要を発表する。その後,受講生全員で研究内容について吟味し,重要な点について議論する。第二言語の理解・産出にかかわる認知メカニズム(記憶・処理システム)や,心理学研究法としての調査法,実験法,統計処理の基礎・応用知識について,適宜,解説する。