第24回第二言語習得研究会(JASLA)全国大会(於 広島大学教育学部)の2日目午前中に,量的研究法ワークショップを開催いたしました(会場は情報処理室)。早くから参加申し込みをいただいた先生方,大学院・学部生の皆さま,ご出席いただき,本当にありがとうございました。皆さまと有意義な時間を過ごすことができました。心からお礼を申し上げます。
ワークショップの概要は以下の通り
第二言語習得研究に必要な統計処理の基礎知識-分散分析を通して「出来ること」と「出来ないこと」を理解する-
近年の第二言語習得研究では,調査法や実験法を用いて量的データを採ることが多く,結果の解釈の客観性を高めるために,統計処理を施すことが必須となっています。本ワークショップでは,有意差検定の代表格である分散分析を行いながら,推測統計処理において「出来ること」と「出来ないこと」,「やった方が良いこと」と「やってはいけないこと」について,理解を深めていただきました。ワークショップ終了後に,「質的・量的データの統計処理法」相談・質問コーナーを設けました。皆さまのご研究の発展,ご実践の充実をお祈りしております。