USBメモリ型SSD

SSD-PUTA

小型軽量大容量のUSBメモリ型SSDに関する覚え書きです。 2020年12月に購入したBUFFALOのUSBメモリ型SSD SSD-PUTAに パーティションを設定し、 ファイルシステムを作成した記録です。 Zaurus SL-C3100, SL-C3200のページの CFカードや Vine Linuxのページの ポータブルSSDに 書いたこととほぼ同じです。

右の画像の右側がSSD-PUTAで左が普段使っているUSBフラッシュメモリです。 長さはほぼ同じでSSD-PUTAの方がちょっと太めです。 重さを測ってみると、SSD-PUTAが16gでUSBメモリは9gでした。 容量が1TBとはちょっと驚きです。

このページではUbuntuでSSD-PUTAを 利用する手順をまとめています。 SSD-PUTAは通常最初からWindowsですぐに使えるように フォーマットされていますので、 WindowsパソコンでSSD-PUTAを使う場合は、 以下に説明する作業は不用です。 私の研究室のパソコンではUbuntuを利用していて、 ファイルやディレクトリのシンボリックリンクを多用しています。 それらをSSD-PUTAでも利用するためにファイルシステムを ext4にする必要があり、 以下はそのための手順です。

購入したSSD-PUTAをそのままUbuntu PCに接続すると、 自動的にマウントされます。 fdiskによって確認すると、

$ sudo fdisk -l
デバイス   起動 開始位置   最後から     セクタ サイズ Id タイプ
/dev/sdb1  *        2048 2000408575 2000406528 953.9G  7 HPFS/NTFS/exFAT
製品仕様によると出荷時フォーマット形式はNTFSということです。 SSD-PUTAをアンマウントし、 fdiskを使ってパーティションを確保しなおします。
$ sudo fdisk /dev/sdb
コマンド (m でヘルプ): d
パーティション 1 を選択
パーティション 1 を削除しました。
コマンド (m でヘルプ): n
パーティションタイプ
   p   基本パーティション (0 プライマリ, 0 拡張, 4 空き)
   e   拡張領域 (論理パーティションが入ります)
選択 (既定値 p): p
パーティション番号 (1-4, 既定値 1): 1
最初のセクタ (65535-2000409263, 既定値 65535): 
Last sector, +/-sectors or +/-size{K,M,G,T,P} (65535-2000409263, 既定値 2000409263): 
新しいパーティション 1 をタイプ Linux、サイズ 953.9 GiB で作成しました。
コマンド (m でヘルプ): w
パーティション情報が変更されました。
ioctl() を呼び出してパーティション情報を再読み込みします。
ディスクを同期しています。
次にmkfs.ext4によってパーティション/dev/sdb1に ext4ファイルシステムを作成します。
$ sudo mkfs.ext4 /dev/sdb1
mke2fs 1.45.5 (07-Jan-2020)
/dev/sdb1 alignment is offset by 512 bytes.
This may result in very poor performance, (re)-partitioning suggested.
Discarding device blocks: done                            
Creating filesystem with 250042966 4k blocks and 62513152 inodes
Filesystem UUID: fc200e4e-8b21-44a4-81e0-2fe82028b727
Superblock backups stored on blocks: 
	32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208, 
	4096000, 7962624, 11239424, 20480000, 23887872, 71663616, 78675968, 
	102400000, 214990848

Allocating group tables: done                            
Writing inode tables: done                            
Creating journal (262144 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done
以上でSSD-PUTAをext4ファイルシステムの記憶装置として 利用できるようになります。 一旦抜いてから再び挿すと1.0TBボリュームとして認識されました。 アイコンにはSSDと書かれていました。


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