Article（風も私も光の中に 2006） of HITOKUWADA TORU OFFICIAL WEBSITE

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「風も光も私の中に」（創立20周年記念ブロンズ像）　＠東広島市立松賀中学校（東広島市）　2006年2月28日除幕（タイトル：井野口慧子、題字：中佐恭子）

（2006年２月28日の除幕式における「あいさつ」から引用）

「３、像の説明」

　（前略）さてこの像について、いくつかアイデアがあったのですが、やはり中学校に設置するということで、分かりやすく、また親しみやすいように、少女が座って空を見上げているような像にしました。
　この松賀中は、高台にあり、とても自然環境がよいところにありますね。四季の移り変わりもよく感じ取れる、素敵な場所に建っている中学校だと思います。
　
そこでこの像は、この場所で松賀中学校に通う生徒をずっと見守りながら、皆さんと一緒に、このぬけるような青空や、きれいな夕焼けや、この場所を通り過ぎるとても気持ちのいい風や、空を飛ぶ鳥や、春の桜や、夏の夜の満天の星や、秋の紅葉や、冬の雪景色や、時には虹などといった自然を見つめ続け、感じる続けることになると思います。

つまりこの像は、自然の偉大さに感動する心と共に、希望を持って生きていくことの大切さを表したかったのです。また少女の足の上には読みかけの本が開いて置いてあるのですが、ローマ字で「MATSUGA(まつが)」と書いてあります。よかったら後で見てみてください。

この像はブロンズという金属で出来ていますので、これから10年でも50年でも、皆さんがこの学校を卒業し、大人になっても、このままここでずっと空を見上げていることでしょう。