3月4日(月)に,徳島大学病院(徳島市)の西病棟にある「ギャラリーbe」を視察させていただきました。
現在の展示は,「ちいさくな〜れ 動物集合!クレイアートの世界展」(2023年12月25日〜2024年4月20日)でした。
ギャラリー内にあった次の言葉が,特に印象に残りました。
「病院の待合室にいる,さまざまな異なる人の気持ちに深くかかわりすぎず,しかも愛があって,決して強い主張のあるものではなく,できるだけニュートラルな,自分の気持ちとシンクロしたいときだけ響いてくるような,そういうアートを持ち込む方法としてのギャラリー。壁面に恒常的な作品を据え置くのではなく,もしここがギャラリーだったら,空間そのものが,それぞれの人にそっと寄り添うことができるのではないだろうか。」(深澤直人)
同日,夕刻より,徳島大学常三島キャンパス,地域創生・国際交流会館5階・フューチャーセンターA.BAで開催された「医療,介護,福祉とアートのつきあい方を考えるセミナー」に参加してきました。講師は,高野真悟氏(名古屋短期大学准教授・博士(芸術工学)・彫刻家)で,「病院におけるアート活動の導入と継続の要件」というタイトルの講演がありました。ご自身の実践や調査に基づくお話は大変貴重で説得力があり,有意義な時間でした。講演後は,グループワークもあり,医療現場の方々や研究者の方々の貴重なご意見を拝聴することができました。
関連ウェブサイト
特定非営利活動法人 コミュナール http://communart.net
・「コミュナールはホスピタルアートを推進する活動を行っています」(公式Webサイトより引用)
令和4年度から,広島県立図書館の図書館資料選定委員を務めさせていただいています。先月より,他の委員の先生方と共に,〈おすすめ本〉を紹介する企画が,広島県立図書館(広島市中区千田町)にて開催されています(〜7/30)。
私は,「芸術部門」の中から,特に彫刻に関わる著作10冊を紹介させていただきました。
詳細は,広島県立図書館HPをご覧ください。
https://www2.hplibra.pref.hiroshima.jp/pid94/pid314/pid3264/r4
前から気になっていた映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』を,ようやく観ることができました。広島では,サロンシネマで1週間限定特別上映です。ディズニーをはじめ,これまで幾度となく制作されてきたピノキオの物語ですが,本作はギレルモ・デル・トロならではの,オリジナルのピノキオになっていて,とても興味深かったです。調べてみると,原作はイタリアの作家・カルロ・コッローディが1881-82年頃に作った児童文学のようですが,本作は舞台が1900年代に設定されていて,かのムッソリーニやナチも出てきます。映画は全編ストップモーションによるアニメーションの作品で,登場する様々なキャラクターの造形や,ゼペットが木彫のキリスト像を作る場面等,美術的な視点から観ても面白い作品でした。テーマとしても深みがあって,生と死,再生の物語として,大人の心にも刺さります。私が好きな映画の一つ,『A.I』(2001年アメリカ作品,スピルバーグ監督)と通じるものがあるように感じました。鬼才と呼ばれることもあるギレルモ・デル・トロ監督ですが,『シェイプ・オブ・ウォーター』や『ナイトメア・アリー』も,個人的にはお勧めです。
論文に関する記載を,新規追加しました。
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現在、東広島市立美術館にて開催中の第35回東広島市美術展(〜2/5)の彫刻部門において,本コース・彫刻ゼミ生の4年・片岡瑠華さんと,3年・小田彩恵子さんが奨励賞受賞,同じく3年・森川美優さんが入選しました。おめでとうございます。
・学部4年:片岡瑠華,『集積の途』奨励賞
・学部3年:小田彩恵子,『ゆらぎ』奨励賞
・学部3年:森川美優,『コッペリア ーあなたの目にはどう映るー』入選
(関連記事)
広島大学教育学部造形芸術系コースHP
https://eduart.hiroshima-u.ac.jp
この度,令和4年度広島大学教育賞を受賞しました。
表彰式は,去る11/5(土)サタケメモリアルホールにて,第16回広島大学ホームカミングデーの中で執り行われました。当日午後には,俳人・エッセイストの夏井いつきさんの講演会が予定されていたこともあり,たくさんの来場者がありました。関係の皆様に,心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
・広島大学HP
https://www.hiroshima-u.ac.jp/about/awards/kyoikusho
10/1(土),第71回三原市美術展覧会の審査に参加させていただきました。
会期は,10/7(金)〜19(水)です。お近くの方,ぜひ,三原リージョンプラザ 展示ホールへ。
詳細は,以下をご覧ください。
・三原市HP
https://www.city.mihara.hiroshima.jp/site/kyouiku/135649.html
9/18(日),第20回周南市美術展2022の審査に参加させていただきました。担当した〈立体部門〉では,様々な素材を使った魅力的な作品が,数多くありました。
詳細は,以下をご覧ください。
・周南市役所HP
https://www.city.shunan.lg.jp/soshiki/16/84550.html
・周南市美術博物館HP
http://s-bunka.jp/bihaku/
『原爆ドーム 再生の奇跡』(古川修文/著,2022年7月20日初版,南々社)を読みました。私たちが,そこにあるのが当たり前のように思っている原爆ドームですが,現在の状態に至るまでに,紆余曲折あったことがよくわかる内容でした。保存に係る賛否の議論や,保存運動を進めた方々の想い,行政の対応,具体的な保存工事の詳細に至るまで,大変丁寧に書かれています。「原爆ドームを崩壊から救った建築専門の学者」である佐藤重夫先生(日本民俗建築学会会長,広島大学名誉教授)のご苦労と信念が強く伝わってきました。
広島大学のサタケメモリアルホールで,第30回ペスタロッチー教育賞表彰式・講演会が行われました。この度の受賞者は,歌手のMISIAさんです。
コロナ対策ということもあり,東京会場と広島大学をオンラインで繋いで行われました。
表彰式・講演会に参加した1人として,MISIAさんの力強いメッセージに,心打たれました。
当日の様子は,メディア各種でも記事等で紹介されています。
MISIA OFFICIAL SITE https://www.misia.jp/news/13684
広島大学HP https://www.hiroshima-u.ac.jp/ed/news/72048
広島大学病院のモニュメント『FOUR SEASONS TREE』の前で撮影された【広島大学オープンキャンパス2022 オンラインコンテンツ】 医学部「医学科紹介」が,You Tubeで公開されています。
広島大学公式HP
→【広島大学オープンキャンパス2022 オンラインコンテンツ】
→学部紹介一覧
→医学部
→医学科紹介
→●学生による医学科紹介
https://www.hiroshima-u.ac.jp/oc/igaku_shoukai
大学が夏休みに入ってから,普段なかなかできない読書に時間を費やそうと思い立ちました。そこで,これまでも何冊か読んだことのあった凪良ゆうさんの新作『汝,星のごとく』(講談社,2022年8月2日初版)を手に取りました。何気なく読み始めたものの,話が進むにつれて,ものを創る人間の業ようなものを感じると共に,その盛衰や,それにまつわる人間関係,心理描写が非常に巧みで,物語に惹き込まれました。瀬戸内の島を舞台にしているのも,親近感がありました。オススメです。
8月9日に発行された広島大学広報誌『HU-plus vol.19』(2022年08号)の中で,〈広島大学をもっと知るTOPICS〉の一つとして,広島大学病院のモニュメントが紹介されました。
「キャンパスの入り口にある八角錐のオブジェが目印です。」 (p.6左上)
広島大学公式HP https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/72304
千葉県庁本庁舎1階の県民ホールは,来庁者の憩いの場,情報提供の場,絵画などの展示を行うスペースとして設計され,県庁の顔としての性格を持っています。この展示スペースについて,千葉県美術会の協力のもと,平成23年より「展示コーナー」が開設され,現在まで継続されています。この度の第64期(2022年8月1日〜10月31日)において,展示させていただく機会を得ましたので,先日,作品搬入を行いました。前回は,等身大の彫刻の出品でしたが,今回は,これまでの私自身のパブリックアートについてまとめたパネルと,それに係るマケット(試作品)を展示しています。昨日(8/1)から公開が始まっています。お近くにお越しの際は,ぜひ,お立ち寄りください。
千葉県HP
https://www.pref.chiba.lg.jp/kanzai/access/kenminhall.html
広島大学の海外向けニュースレター『HIROSHIMA UNIVERSITY UPDATE』vol.17(2022年夏号)の表紙で,広島大学病院のモニュメント『FOUR SEASONS TREE』が紹介されました。
詳細は,リンク先をご覧ください。
https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/72261
『西洋美術は「彫刻」抜きには語れない 教養としての彫刻の見方』(堀越啓/著,翔泳社,2022年4月22日初版)を読みました。株式会社SDアート代表取締役の堀越氏による著書で,特に西洋彫刻を中心に,様々な視点から彫刻について語られています。彫刻に関わる書籍はそれほど多くない中,「なぜ,いま「彫刻」なのか?」「彫刻で人生が豊かになる」「彫刻鑑賞で得られる三つの「S」」や「社会彫刻」等の魅力的なワードが並び,大変わかりやすく,読みやすい本でした。彫刻の入門書としてオススメです。
広島大学公式HPの「広大生,先輩インタビュー」の中で,医学部の学生さんのお気に入りスポットとして,大学病院の作品『Four Seasons Tree』を紹介いただきました。
広島大学HP https://www.hiroshima-u.ac.jp
広大生,先輩インタビュー「第47回 どんなことにも挑戦!広島で夢をかなえる」(医学部3年 井上つぐみさん)
https://www.hiroshima-u.ac.jp/nyugaku/namanokoe/senpai/no47
12月2日に発行された広島大学広報誌『HU-plus vol.17』(2022年01号)の裏表紙で,広島大学病院のモニュメントが紹介されました。
※今号と同様に,モニュメント『FOUR SEASONS TREE(四季の木)』が紹介されている広報誌(バックナンバー)は,以下の通りです。併せてご覧いただければ幸いです。
▶︎HU-style Vol.42(2015年7月発行) 表紙
▶︎HU-plus Vol.1(2016年11月発行) p.10「広大ここがええね!03:ロケーション+施設」
▶︎HU-plus Vol.4(2017年8月発行) p.11「キャンパス見どころ案内(後編)」
▶︎HU-plus Vol.8(2018年12月発行) p.16「私の思点〈“彫刻”の魅力と可能性〉」
▶︎HU-plus Vol.9(2019年5月発行) p.10「広大の平成史(H25)」
▶︎HU-plus Vol.10(2019年8月発行) p.21「広島大学の正門の秘密に迫る(2.霞キャンパス)」
▶︎HU-plus Vol.11(2020年1月発行) p.10「Artな人々」
▶︎HU-plus Vol.14(2021年1月発行) pp.1-2「散詩語録」
HU-plus(広島大学公式HP) https://www.hiroshima-u.ac.jp/koho_press/kohoshi/hu_plus
HU-style(広島大学公式HP) https://www.hiroshima-u.ac.jp/koho_press/kohoshi/hu_style
学校法人 レストナック学園 聖母マリア幼稚園(千葉市)の入園案内に,2003年に制作した作品(モニュメント)が掲載されています。〈パンフレット表(左):作品写真,裏(右):沿革〉
▶︎モニュメント設置当時の詳細は,本HPの「WORK」>「PUBLIC」>「聖母マリア幼稚園サインボード」にも掲載しています。
(詳しくはこちら)
現在,国立新美術館(東京・六本木)で開催中の第8回日展に出品しています。
広島大学が制作したクリアファイル(東広島,千田,霞各キャンパス:3枚1セット)のうち,霞キャンパスのデザインに,病院のモニュメントがレイアウトされました。
▶︎モニュメント設置当時の詳細は,本HPの「WORK」>「PUBLIC」>「FOUR SEASONS TREE」にも掲載しています。
(詳しくはこちら)
改組新第7回日展の審査員が発表になりました。
本日付で、広島大学大学院 教育学研究科副研究科長及び教育学部副学部長を拝命致しました。微力ながら、職責を全うして参りたいと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。
本日、東広島市立美術館にて、市美術展の搬出作業を行いました。この度の展覧会では、彫刻ゼミの宮田安美さん(M2)が優秀賞、近藤菜摘さん(3年)が奨励賞、岩本理沙さん、森下莉亜奈さん(共に3年)が入選しました。特に宮田さんの作品『風化』は、審査員から「観察力、表現力ともに高いレベルにあり、彩色に至るまで細心の注意を払ってやり遂げています」(「審査評」より抜粋)と、高い評価をいただいていました。
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。