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『LIFE(存在の証について)』2015 210×150×70㎝、石膏・枕木、改組新第2回日展、国立新美美術館 

《作品解説》
 ある程度の年齢や状況になると、自分がこの世界に生まれた意味を問うようになると思う。多くの人は、自分がこの世界に存在した証を残したいと願うものではないだろうか。人によって、それが家族であったり、仕事であったり、趣味であったりと、様々な形があろう。この作品『LIFE』を、私なりの存在の証としたい。

《日展ニュース158号原稿》
テーマ:「改組新第2回日展審査にあたって」 
タイトル:「新審査員として」 
氏名:一鍬田 徹 
 私に彫刻の魅力を教え、導いてくださったのは、千葉大学教授だった上野弘道先生です。また、今の仕事に就くきっかけを与え、大学教員としてのあり方を一から指導してくださったのは、広島大学教授だった小平胖可先生でした。上野先生は1988年、1993年、2000年、2007年に、小平先生は2002年に、それぞれ日展第三科の審査員をお務めになっています。
 私が新審査員を仰せつかった時に、まず頭に浮かんだのは、今は亡き、このお二人の先生のことでした。上野先生は2007年の審査時に、病を押して病院から審査会場に向かわれました。小平先生も、審査員としての責務を全うされ、その翌年にお亡くなりになりました。私は、このお二人の先生が命を懸けて務められた日展審査員という重みを、今、はじめて強く感じています。社会の皆様に対する責任も含めて、強い意思をもって審査に臨みたいと思います。

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