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単純パーセプトロン
図 2:
単純パーセプトロンの例
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パーセプトロンは 1985年に Rosenblatt が提案した学習する識別機械である。
図2 にその例を示す。以下では多層パーセプトロンと区
別するためにこのネットワークを単純パーセプトロンと呼ぶものとする。単純
パーセプトロンでは、入力
に対する出力
は
のように計算される。ここで、 は、番目の入力から出力への結合荷
重であり、 はバイアスである。これらをまとめて、
のように表すものとする。また、入力特徴
ベクトルに定数項を加えたベクトルを
と表す。出力ユニットの入出力関
数 は、Rosenblatt のオリジナルなモデルではしきい関数
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が用いられた。この他の入出力関数としてはロジスティック関数
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や線形関数
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がよく使われる。多変量データ解析的用語を用いれば、出力ユニットの入出力
関数が線形関数の単純パーセプトロンは、線形重回帰モデルであり、ロジスティッ
ク関数の単純パーセプトロンは、ロジスティック回帰モデルである。つまり、
単純パーセプトロンは、多変量データ解析と密接に関係している。
平成14年7月19日