パターン認識では、未知の認識対象を間違って他のクラスに識別する確率(誤 識別率)をできるだけ小さくするような識別方式が最も望ましい。ここでは、 まず、特徴ベクトルとクラスとの確率的な対応関係が完全にわかっている場合 について、そのような識別方式がどうすれば実現できるかについて述べる。 そのための理論的に最適な識別方式は、ベイズ識別方式と呼ばれている。