パラリヤは、住民を乗せた電車車両ごと波にのまれ、多くの被害者が出た地域です。ひっくり返った鉄道軌道が当時の津波の勢いを想像させます。
One day boat(船内機付き)と船外機付き漁船を使った漁が主流です。話を聞いた漁民には、政府から船は支給されたが、まだ半数の漁民には届いていないとのこと。
この地域では4000人の漁民のうち、90%が零細漁民です。浮き魚漁やSmallTunaなどの漁業がさかんですが、もっとも重要な魚種はロブスターで、近隣のリゾートホテルへ販売されます。津波後、魚の漁獲量は減少し販売価格は高値を維持しているといいます。 *専門家にお伺いしますと、湖沼の手長エビ、マクロブラキュームなどが対象では ないか、ということでした。
ここでは、現地NGOによる生計復興プロジェクトが始まっています。漁業で使用する網の修理作業で食事込みで一日900ルピーの稼ぎになります(他と比べて高い)。また、女性を対象とした政府によるマイクロファイナンスが、今年の5月から始まりました。