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このページはFUJIKIの日常を PalmZire71で撮った写真とひとこと(ひとりごと?)とでつづるページです.

** 2008.01の ひとこと(ひとりごと?) **

 ++ 08.01.04 (fri) ++ 



あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

−−−−−−−−
ところで,私,まだ年賀状を書いてません(汗)。

本日の業務終了後に書きますので,関係各位は今しばらくお待ちください。

 ++ 08.01.05 (sat) ++ 



日本全国10人くらいのアロエさん(*1)ファンの皆様。
アロエさんは何とか年を越すことができました。
ということで,本年も応援よろしくお願いいたします。

−−−−−−−−
(*1)「07.11.06」参照。

 ++ 08.01.06 (sun) ++ 


(This picture was taken with Canon PowerShot S80.)

心理学以外の専門誌に論文を投稿すると,色々と再確認することがあります。

例えば,我々心理学者は当然のように試行順序のカウンターバランスをとったり,ランダマイズ化をしたりします。
(要するに,実験参加者が実験課題を経験する順序の効果等が実験結果に影響しないような工夫をするということです。)

しかし,こういったことも丁寧に説明しないと,査読者(論文の審査者)が納得してくれません。

ただ,異分野の人間が剰余変数の統制の必要性に気付いたりするのは,それなりにすごいと思います。
心理学に関する知識を持たないのにそういった点を指摘してくる優秀な学部1年生に説明をしている感じ(?)です。

 ++ 08.01.07 (mon) ++ 



実績もないのにイキガっているヤツほど滑稽なものはありません。

 ++ 08.01.08 (tue) ++ 


(This picture was taken with Canon PowerShot S80.)

SleepTalker氏が私をあんまりにも理不尽にいじめるので,対抗処置として
「(このことを)『ひとりごと』に書いてやる!」
と言ってやりましたが,あまりにも理不尽すぎて書けませんでした(涙)。

 ++ 08.01.09 (wed) ++ 



使用前。

 ++ 08.01.10 (thu) ++ 



使用後。

 ++ 08.01.11 (fri) ++ 


(This picture was taken with Canon PowerShot S80.)

勝者は1人のみです。

2位は敗者の中で1位だというだけです。
2位の人間が3位や4位の人間に威張るのは非常に見苦しいです。

それに,本当にえらい人は威張りません。

だらか,世の中には威張る人なんて存在しないはずです。
(でも,威張っている人がいっぱいいるなぁ…。)

 ++ 08.01.12 (sat) ++ 



年明け早々,ケイタイを変えました。

今度はNTT Docomo FOMA P904iです。
型落ちなので5000円以下で買いました。
(ポイントを使って,3000円くらいでした。)

これまではSleepTalker氏のお下がり(P902i)(*1)でした。
この機種でも機能的には全く問題はありませんでした。
ただ,初期化が中途半端だったため,電子マネー系のいくつかの機能が使えませんでした。
(具体的にはiDとSuicaです。)

もちろん,もう一度完全に初期化して,設定し直せば問題ないことではあります。
ただ,また一からiアプリをダウンロードして,設定して…というのが面倒です。
どうせ面倒なら,安く機種変更して,そっちで設定しようと考えたわけです。

久しぶりに普通のケイタイを持った気がします。

−−−−−−−−
(*1)「07.10.14」参照。

 ++ 08.01.13 (sun) ++ 


(This picture was taken with Canon PowerShot S80.)

私が国会議員になったら(*1),
「優先駐車スペースに優先者じゃないのに駐めてる車はボコボコにしても良い」(*2)
という法律をつくります。(社会派です。)

−−−−−−−−
(*1)念のため書き加えておきますが,なりたくはありません。
(*2)念のため書き加えておきますが,上の写真のオペルは私がボコボコにしたわけではありません。

 ++ 08.01.14 (mon) ++ 


(クリックすると原寸大の画像が表示されます。)

京都大学に婿入りした後輩N君が紹介していた論文を読みました。

Byrnes, J. P. (2007). Publishing trends of psychology faculty during their pretenure years. Psyohological Science, 18(4), 283-286.

研究の目的は,心理学で博士号取得後7年間で毎年何本査読付き論文を書いているかを調べることでした。
1973年以降に博士論文を書いた人で,テニュア(大学での終身在職権)を得た人のデータを対象に分析がされました。
対象となった研究者のデータはその総発表本数に基づいて上,中,下位の3群に分けられ,報告されていました。

そこで,この論文の報告データ(折れ線グラフ)を私の業績数(棒グラフ)と重ね合わせてみました。
#棒グラフの線で結ばれ下の部分が査読付きの論文の数です。

もちろん,これは日本の学界を対象としたデータではないのでどれほど参考になるか分かりません。
特に,私は日本語で論文を書いているので,グラフを重ねることにどれだけの意味があるのか不明です。
ただ,自分のこれから数年間の仕事量の1つの目安としては参考になると思います。

てか,そろそろ私も就職できても良い気がします(涙)。

(それはそうと,誰か日本でも同じ調査をしてみませんか?)

 ++ 08.01.15 (tue) ++ 



研究科紀要に掲載された論文のPDFファイルを「業績一覧」からダウンロードできるようにしました。

藤木大介・中條和光・磯ア哲夫・米田典生 (2007).授業観察実習が教員志望学生の自主学習教材作成に及ぼす影響 広島大学大学院教育学研究科紀要 第三部(教育人間科学関連領域),56,181-188.

この論文は,教育実習の事前指導としての観察実習の効果を調べた一連の研究の1つです。

以下の3つの論文の内,1番目は,教員志望学生の教授行動に対するメタ認知的知識を測定するための尺度作成を行ったものでした。
2番目は,学生の観察実習に望むにあたっての心構えが,教授行動に対するメタ認知的知識の実習前後の変化に影響するかを調べたものでした。
3番目は,観察実習前後で学生の教授行動に対するメタ認知的知識に変化が生じるかを調べたものでした。
そして,今回の論文では,観察実習を経験することで教授行動の表れの1つとしての教材作成に変化が見られるかを調べました。

  1. 藤木大介・國田祥子・中條和光・磯ア哲夫 (2004).教員志望大学生の教授行動に関するメタ認知的知識の構造―中学校理科の自主学習教材の作成課題を通した検討― 広島大学心理学研究,4,19-30.

  2. 藤木大介・中條和光・磯ア哲夫・山田恭子・國田祥子 (2005).授業観察実習に対する受講者の意識が教授行動のメタ認知的知識の変容に及ぼす影響 広島大学大学院教育学研究科紀要 第三部(教育人間科学関連領域),54,215-224

  3. 中條和光・磯ア哲夫・藤木大介・米田典生 (2007).授業観察実習が教師志望学生の教授行動に関するメタ認知的知識に及ぼす影響 日本教育工学会論文誌,31(1),79-86.
この研究は,2003年から始まったものでした。(*1)
丸5年がたち,ようやく一区切り付いた感じです。

−−−−−−−−
(*1)「03.12.31」参照。2003年の大晦日はこの研究のとっかかりとして予備的に採ったデータに対する報告書作成をしていました。

 ++ 08.01.16 (wed) ++ 


(This picture was taken with Canon PowerShot S80.)

先日ある研究会で出版社の編集者という人種の方に初めてお会いしました。

今度この手の方にお会いしたら
「僕のウェブページを書籍化しませんか?」
と提案してみましょうか。(オイ)

そこらの携帯小説よりは読み応えがあると思います。

 ++ 08.01.17 (thu) ++ 



就職活動してます。

面接では必ず「何年いられるか」と聞かれます。
でも,この質問,変だと思うんですよ。

一部の優秀な研究者はどんどんステップアップしていくので,短期間で異動するパターンが多いのは確かです。
けれども,私のような力のない人間が異動を決意するとすれば,それは職場に対する不満などが理由だと思います。

人間は義にしたがって生きています。

大学が大切にしてくれれば,どんなに忙しくても歯をくいしばって働くと思います。
大学が相応に評価してくれれば,それに応えてみせようとがんばると思います。

そんな単純なことのはずなのに,大学という業界ではなかなかそういう発想にならないようです。

 ++ 08.01.18 (fri) ++ 


(This picture was taken with Canon PowerShot S80.)

あぁ,刻が見える…。
(って,おのれはララァ(*1)か。)
#仕事に追われているだけです。

−−−−−−−−
(*1)ガンダムの登場人物。

 ++ 08.01.19 (sat) ++ 



明日はセンター試験の監督です。
(今年はリスニングは担当しませんが。(*1))

非常に憂鬱です。
理不尽にプレッシャーのかかる業務です。
できることならやりたくない仕事です。

でも,大学教員であり続ける限り,かなりの高確率でやり続けなければならない役目です。

ということで,明日の更新はお休みすることにします。
次回更新は21日(月)です。

−−−−−−−−
(*1)「07.01.21」参照。

 ++ 08.01.20 (sun) ++ 



雪なのにセンター試験だなんて!(逆?)
(更新しないと言いながら更新。)

 ++ 08.01.21 (mon) ++ 


(This picture was taken with Canon PowerShot S80.)

研究発表の後の質問を聞いていて,
「的外れだな」
「それって本質的な問題?」
「何を目的にそれが知りたいの?」
「質問するフリをして自分の知識をひけらかしたいだけ?」
「発表の内容に沿ってないじゃん」
等としばしば思います。

みなさんもそう思うことはありませんか?
でも,みんながそう思ってたらあんな質問は出てきませんよね?

そうすると,そう思ってるのは私だけなのでしょうか?
もしかして,おかしいのは私の方なのでしょうか?

意味のある質問でも,その質問の意図を説明しないと意義がわかりにくいこともあります。
もしかして,私だけ意味が分かってないのでしょうか?

 ++ 08.01.22 (tue) ++ 



私は携帯電話のチマチマした操作性が嫌いでした。
そのため,できるだけケイタイは触らないようにしていました。

けれども,ケイタイを新しくしたのを機に,少しいじっています。
そうすると,いくつか便利だなと思う点も見つけました。

まずは,起動が速い(というか,常に起動している)点です。
さっとメモをとりたいときとかに非常に便利で,Palm(*1)の感覚と似ています。
また,ケイタイでメモをとってみて気付いたのは,片手で入力できるのは楽だということです。
入眠直前に思ったことをメモしておくにはちょうど良いです。

メモをとる際はメールの新規作成から本文にメモをするようにしています。
備忘的なものであればそのまま保存Boxに入れてしまいます。
仕事関係のものはそのままPCに送信してしまいます。

似たような使い方をしている方は他にも大勢いるとは思いますが,ケイタイ嫌いだった私からすれば格段の進歩です。

−−−−−−−−
(*1)最近Palmについてほとんど書いてないですね。PDAです。要するに高機能電子手帳です。私はZire71という結構年季の入った型を使い続けています。「03.12.07」などを参照。

 ++ 08.01.23 (wed) ++ 


(This picture was taken with Canon PowerShot S80.)

時代は変わったなと思うのは,携帯電話でのウェブ閲覧です。

暇つぶしに見るようなサイト(mixi, はてな等)はi-modeで見られます。
また,ふとした調べ事に非常に便利なWikipediaも某サイトを経由すれば見られます。
さらに,i-modeで足りない場合はフルブラウザを使うこともできます。
場合によっては,ケイタイをモデム代わりにしてBluetooth接続でPCをネットにつなぐ手段もあります。

実は,ここ数ヶ月,再びデータ通信用に回線を契約し,モバイルPCを常時携帯しようかとも考えていました。
しかし,これだけケイタイで何でもできるのであれば,わざわざ回線を増やす必要もないと感じました。

そんなわけで,少し自分のモバイル環境の見直しをしても良い時期が来ている感じもしています。

 ++ 08.01.24 (thu) ++ 



最近の携帯電話はかつてに比べて格段に高機能になりました。
しかし,どうしても私には不満な点があります。

それはPCとの親和性です。
私の場合,Outlookの予定表などのデータを気軽にシンクロさせられることが重要です。

私の知る限り,簡単にPCとデータをシンクロさせる方法がありません。
もちろん,データのやりとりができることは知っています。
また,シンクロソフトも使ってみたことがあります。
しかし,手順が面倒であったり,肝心のシンクロ機能がいまいちだったりしました。

スケジュール等の情報はPalmで扱うのが便利という状況は依然として変わっていません。

 ++ 08.01.25 (fri) ++ 


(This picture was taken with Konica Minolta DiMAGE A200.)

先日,ようやく某学会の論文集の編集が終わり,原稿を投げました。

時間のない中,何とか仕上げました。

この編集作業というヤツは神経を使う割に達成感がないものです。

あたり前ですが,自分の論文を書く方が楽しいです。

 ++ 08.01.26 (sat) ++ 



久々に物欲が沸々とわき上がっております。
(要するに,ストレスが溜まっているということです。)

 ++ 08.01.27 (sun) ++ 


(This picture was taken with Konica Minolta DiMAGE A200.)

ここ最近,こういう時代だからこそ心理学教育が必要なんじゃないかと考えています。
つまり,他人に関心を持たない人が増えているとしたら,大学で心の教育をしなければならないのではないかということです。

もちろん,心理学の理論が他者理解に有効だとか言うつもりはありません。
その限界については重々理解しています。

そうではなく,心理学を学ぶ機会そのものが大事だと考えています。
つまり,心の状態には様々なものがあるということを意識化できるチャンスとして貴重だということです。

人間は,つい,自分以外の人間も自分と同じように考え,感じていると思いがちです。
また,他人に関心を持たない人々は,そもそも他人にも自分と同じような心があるとさえ感じていないかもしれません。
自分とは違う,何かの意志に従って動く物体としか認識していないかもしれません。

心理学教育の中では,様々な心の状態を意識化し,客観的にとらえるための方法を学びます。
そのプロセスで,自分と同じようなレベルで考え,けれども,自分とは異なる考えをする他人がいることに気付く機会があるはずです。

大学教育においてもこういう人格形成的な価値付けがあっても良いと思います。
また,他人の心の状態を意識的に推測できる能力は,大学生が社会に出て行ったあとも役に立つものだと思います。

心理学教育は今こそ重要なんだと思います。

 ++ 08.01.28 (mon) ++ 



わーい,4月に作り直した名刺,来年度も使えるぞー!(涙)
#広大の皆様,引き続きお世話になります。

 ++ 08.01.29 (tue) ++ 


(This picture was taken with Canon PowerShot S80.)

投稿していた論文(*1)が不採択になりました。
この論文,2回目の不採択です。

研究自体の評価は悪くないと思います。
ただ,論文としてまだクオリティ不足のようです。

かなり気に入っている研究なので,修正して再投稿します。

−−−−−−−−
(*1)「07.11.08」参照。

 ++ 08.01.30 (wed) ++ 



昨日お話しした論文の審査結果の件ですが,1点気になることがありました。

1回目の審査で指摘しなかったことを2回目の審査で指摘し,不採択の理由とするのはルール違反ですよね?
著者側の反論のチャンスを奪ってしまっているわけで,アンフェアだと思います。

そこで受けた指摘は,具体的には検定法に関するものでした。
ただ,この指摘は統計学的に適切なものではなく,反駁可能なものでした。
(実際,もう1人の査読者も同じことを最初に指摘して来たのですが,私の回答で納得してくれています。)
それだけに,何とも残念な感じがします。

一方で,その「もう1人の査読者」の今回のコメントは,前回の修正が不十分だというものでした。
これは前回のコメントの主旨をきちんとくみ取れなかった我々に非がありました。
なので,こちらの先生が不採択と判断されたことには納得しています。

また,担当編集委員の先生も,「反則技」の方は不採録の判断に含めていないとおっしゃっていました。

なので,反則審査をする人がいるのは残念だと思いましたが,それを指摘したりするのはやめておこうと思います。

 ++ 08.01.31 (thu) ++ 


(This picture was taken with Canon PowerShot S80.)

言語心理学研究室(非公認)」の「研究プロジェクトのご紹介」に「他の研究室等との共同プロジェクト」を加えました。

これで共同研究関係の成果についても少し整理して情報提供できるようになると思います。

ご活用ください。

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