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カタリエヌモノ

** 2013.09の カタリエヌモノ **

 ++ 13.09.02 (mon) ++ 



「世の中にはリスクがあふれてる」
という世界観は教員志望学生には性悪説的に映るのかもしれないし,
だから生理的に受け付けないのかもしれない。

無自覚だから。

そんな中にいると,志のある学生は浮いてしまう悲しさ。

 ++ 13.09.03 (tue) ++ 



善人だけで構成された社会が必ずしも幸福に満ちあふれた世界にはならないから,
善意からの行動すべてが必ずしも人を幸福にはしないから,
我々は自覚的にならなければならない。

 ++ 13.09.04 (wed) ++ 



明日からしばらく東京に滞在します。

次回更新は10日(火)です。

 ++ 13.09.10 (tue) ++ 



心に余裕がない人間には
科学を純粋に愛でることなんて
出来ないのだろうか?

 ++ 13.09.11 (wed) ++ 



価値体系が明確だった時代の若者は楽だった。
明確に枠からはずれる事ができたから。
枠からはずれた若者を見る側も,枠が明確なので,意図的にはずれてるんだと了解できた。

価値体系が崩壊してからはそうはいかなくなった。
枠が曖昧なのでどうはずれたらよいか分かりにくくなった。
何より,枠からはずれていることが意図的なのか,単に空気を読めないヤツなのかが分かりにくくなってしまった。

でもね,枠からはみ出すことはおもしろいことだよ。
スマートにはみ出せるヤツは応援したくなる。

 ++ 13.09.12 (thu) ++ 



ようやく腰を据えて研究できる環境を得たので,
量産体制に入らねばならないはずなのです。

 ++ 13.09.13 (fri) ++ 



教師が専門的知識を得ようとするときに,
大学で使っている概論書よりも低いレベルのモノを読んでちゃマズいと思う。

大学で修めたのだから,概論書以上の知識を得ようとして当然。

 ++ 13.09.17 (tue) ++ 



世の中のことを分かったように話す人は,
世の中ってそんなに単純じゃないから,
分かったように話してる時点で
分かった気になってる人なんだろうな,
と思える。

世の中のことは複雑すぎて分からないという人は,
なにも考えてない人なんだろうな,
と思える。

分からないけど,こうなんじゃないかと思う,
と勇気を振り絞って言える人が
一番誠実なんだろうな,
と思える。

 ++ 13.09.18 (wed) ++ 



明日から日本心理学会大会@札幌です。
#私の発表は3日目(21日)午後です。

これに伴い,1週間更新をお休みします。

次回更新は25日(水)です。

 ++ 13.09.25 (wed) ++ 



プロとしての楽しさを経験してしまった人間は
一生仕事を辞められない。

 ++ 13.09.26 (thu) ++ 



無と零は同義か。

 ++ 13.09.27 (fri) ++ 



院生が論文(*1)を再投稿しました。

査読者への返答を考える過程で論点を外さない議論の仕方を学んでくれたと思います。(*2)

無事採録されることを祈ってください。

−−−−−−−−
(*1)「13.08.29」参照。
(*2)我々にとってはせいぜい「平均台の上」くらいのレベルでの議論ですが,初めて論文を投稿した学生にとっては「綱渡り」レベルなんだなと,私も勉強になりました。

 ++ 13.09.30 (mon) ++ 



研究はたまらなくエキサイティングな遊びです。

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