くんくん日記

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2007年6月2日(土) 父の日に*もらいたい*もの

といっても、僕の話ではない。息子はまだ二歳だし、僕だって父の日に自分の父になにかを渡したのは随分と大きくなってからのことだ。
昨日、学生から質問されたのだ。
「父の日に、なにをもらいたいですか?」と。
何をあげたい、ではなくて、何を「もらいたい」というところが、僕としては*かなり*ショックだった。
もう学生から見たら、僕は彼らの父親に近い存在なのだろうなぁ。
そんなことで、ショックを受けてるようでは、まだまだ自覚がない、といわれるかもしれないけど、ショックだった。

それでもいちおう答えておいた。3000円ぐらいする耳かき、とか、ちょっといい湯呑みなんかどう、と。
僕が父に贈るのは、このところ広島にお酒と決めています。

2007年6月20日(水) JTBがHISを勧める理由

8月下旬に仕事で中国の西安に行くことになった。仕事といっても、なるべく交通費を押さえ必要があって、今回は格安航空券で行こうと考えている。
西安なんてどうやって広島からいくのかな、成田経由でJLかな、なんて考えながらHISのwebで検索してみると、アシアナ航空(ソウル経由)、中国国際航空(北京経由)、中国東方航空(上海経由)などがある。いちばん便利なのはデイリーで飛んでいて上海での接続もばつぐんな中国東方航空らしい。9万円ぐらい。

どれが便利か、というのがわかったのは、JTBのルックのパンフレットだった。広島発の西安行きはみんな中国東方航空を使うのだ。確かに他のはデイリーで飛んでなかったり途中降機する必要がある。そういうことはHISのwebだけではわからなかった。

HISまで行くのは面倒なのと、クレジットカードでの購入に手数料がかかるので、今日は試しにJTBにいってみた。
実質的に税金が値上がりした現在、旅費の現金立て替えはつらいので、なるべくクレジットカードで支払い時期を遅らせたいのだ。だから金額に差がないのならJTBで買うつもりでいた。

すると...

「格安航空券ですか。HISにはいかれましたか?」
とカウンターの女性に訊かれた。

え?JTBに訊きにきたのが間違っていたのか?でも値段ぐらいわかるんじゃないかな、同じルートのツアーはパンフも置いてあるんだし。と思いながら、黙っていると、

「こちらの端末ではデータがありません。HISだと端末ですぐに検索できるのですが」とまたもやHISを勧める。

関空発のチケットもリストにでないということなので、もしかして、西安の空港コードをSIAでいれてるんじゃないかな、XIYでいれてみて、ってよほど言おうかと思ったけれど、なんだか先が思いやられるので、その時点で退散。
「取り次ぎ元が営業している午後6時より前にいらしてください」といわれて帰ってきた。もしかしてHISの代理店なんじゃないだろうか、と思うほどだ。

やっぱり航空券はwebで直接購入か、HISか、が常識なのだろう。HISならツアーもやってるし、HISを利用した人は、JTBに行くことなんてそんなになくなっちゃうんじゃないかな。

明日でもHISに電話してみよう。

2007年6月23日(土) 夜明けは近いか

僕は、大学教員のくせに博士号は持っていないし、論文を書くペースも遅い。それでも准教授としていまのところなんとかやってきている。しかし不安になることもある。このまま居座っていても何の発展もないし、いつ東京に帰れるかということだ。それに加えていま住んでいる官舎から数年以内に追い出されそうな気配がある。住んでいる場所は追い出され、商業としては売りが今ひとつない状況というのは、いくらいまが安定していてもとても不安だ。
だからこそ、とりあえず学位を取ろうと考えていた。6月1日から情報メディア教育研究センターに配属されたからちょうどよい機会だ。僕は理科教育か建築意匠かどちらかで論文を書こうと考えていた。
そういうときに、新しい学長から広報のことを頼みたい、という相談があった。それから一ヶ月。どうやら本当に引き受けなければならないところまで、いつの間にか来てしまった。よけいな仕事ばかりして本業をおそろかにしていないかい。そう人々は冷やかすだろう。でも他人に期待される仕事というのはプロフェッショナルの琴線をくすぐるのだ。期待以上の成果を出してやろうと。それがプロフェッショナルなのだ。
7月1日に、その日が来るのかどうかもよくわからない。まだ自分の個人研究室さえも確保できていないというのに、僕の周りでは急速にいろいろなことが動いている。とにかくステップを踏み続けるのだ。華麗に振る舞う必要なんかない。ただステップを踏み続けることが大事なのだ。そして、きっと新しい道が開ける。他人とは違う、新しい道がそこにあるはずだ。道は拓ける。それを信じて、自分を信じて、前に向かって歩くしかない。

2007年6月27日(水) 優秀な職員

ボーナスの支給明細が届いた。支給されるのは金曜日だ。
今回のボーナスはすでに使途が決まってしまっているので、あれこれ思案する楽しみはない。ただもらってそれがなくなるだけだ。
支給明細をあけると表の上に書かれた一文があった。妻がそれに気がついて教えてくれた。
「(通知)貴殿は「優秀な職員」として選考され、勤勉手当の支給率を9%加算して支給しています」
そう書かれていた。
それまで、金額が少ないなぁと感じていたのだが、この一文にて、実は多くもらっていることがわかった。
しかし、自分が「優秀な職員」だとは知らなかった。誰か教えてくれてもよさそうなのに。
それに、この一年間で評価を受けるほどの仕事をしたかどうかも、自分ではよくわからない。
それでも、頑張るぞと思わせる一文であった。

2007年6月29日(金) 腕時計

高級腕時計が売れているらしい。高級腕時計というと、20万円ぐらいをイメージしていたが、それがベースでより高額なものが主流だとか。投機目的なのだろうか。時計は確かに芸術に近い技術の結晶である。
時刻を知るという単純な機能ならば、もはや携帯電話で十分である。アラームも着いている。デジタル時計にあるようなデュアルタイムとかストップウォッチは、ほとんど使うことはない。
僕は、いま腕時計を二つ使い分けている。クレドールとプロトレックである。これで十分だし、デザインも両方ともこれを超えるようなものには、出会っていない。
本当は、天賞堂のデュアルアラームとかトラベラーモデルなんかもいいと思う。それにこれらの製品は、10万円から20万円ぐらいと、僕が考える高級腕時計の価格帯にしっかりはいっている。これで海外旅行にというのはなんだか格好いい。それでも、それでも、海外ではGSM携帯電話を使っているから、アラームも時計もこれで済んでしまうのだ。

あえていえば、いまプロトレックには電波時計+ソーラーパネルという、本当になにも気にしないでも電池もなくならければ狂うこともない、というすごい時計があることが気になる。もちろんプロトレックだから気圧計や温度計、方位磁針なんかもついている。機能で考えればこれを超える時計はなかなかないだろう。

2007年6月30日(土) 航空券手配のその後/HISにて

先日JTBにいって、購入を断念したHIJ-PVG-XIY /MUのチケットだけど、HISにいってカウンターの女性に頼んだら、さっさと手配してくれてしまった。これでHISの株がさらにあがるな。
クレジットカードが使えない不便さはあるけれど、とりあえず安心した。
ところが、翌日にHISから連絡が。PVGが拡張されてしまったので、minimum connnection time が2時間に変更になってしまったとのこと。僕の予約は行きが1:40。帰りが1:50だったのだ。それでMU中国東方航空から便変更のリクエストが届いたらしい。
MUでチケットを揃えると、PVGで6時間待ちとかいうことに成ってしまうようなので、少し高くなってもいいから他社でいいのを探してくれ、と伝えたら、さっそくメールで回答があった。行きが上海航空、帰りが海南航空のようである。両方とも初めて利用する航空会社だ。
こういうチケットが、さらっと出てくるのは、なかなか担当者の腕がよい証拠だ。
こちらの期待以上の結果を出してくれる。
こういうのをプロフェッショナルというのである。

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written by hikizo
Akiary v.0.51