「フィリピンの漁業協同組合と漁村振興」のトップページへ

フィリピンの漁業協同組合と漁村振興
ーパラワン島北部の事例ー

1.協同組合の組織と活動

1) フィリピン協同組合連盟(CUP)の役割
フィリピンにおける協同組合運動の中心的な組織が、フィリピン協同組合連盟(Cooperative Union of the Philippines, CUP)です。この連盟には、あらゆる種類の協同組合が加盟しています。日本のように、農協は農協、漁協は漁協というように分野別の組織にはなっていません。単位組合も連合会も、CUPに参加しています。設立は1979年、政府(Cooperative Developoment Authority, CDA)と連携して経営指導や教育・訓練を担当する役割を果たしています。

世界協同組合連盟(International Cooperative Alliance, ICA)に加盟し、国際協力の橋渡し役も勤めています。


写真1:フィリピン協同組合連盟(CUP)の建物:ケソン市


写真2:全国の漁協組織の代表者たち(ミッションの趣旨説明と質疑応答)


1 / 2