第3次フィリピン調査(2006年)
フィリピンの漁業協同組合と漁村振興
ーパラワン島北部の事例ー
発信:山尾 政博   広島大学 食料環境経済学研究室

 去る2006年7月9日から17日まで、広島大学食料資源経済学研究室のメンバーは、国際協同組合連盟(ICA)漁業委員会(ICFO)のミッションに同行して、フィリピンを訪れました。訪問の目的は、漁村協同組合(以下、漁協と呼びます)の動向を視察し、沿岸域資源の持続的な利用に対して漁協がどのように貢献しているか、調査することでした。また、今年9月に予定されているフィリピンの漁協関係者の日本視察、来年早々にフィリピンで開催する予定のセミナーについて、打ち合わせする目的も兼ねています。
 以下では、パラワンの漁業や漁協のことを簡単に紹介します。

  *バナテ湾サンフランシスコ村の漁協を紹介しているページをあわせてご覧ください。


1.協同組合の組織と活動
2.協同組合の成り立ち
3.パラワン島の漁業と漁村
4.カラマイ生産者協同組合の組織と事業
5.マニシパル政府と漁業協同組合:San Vicenteの試み
6.おわりに ー漁村振興と漁協の役割ー