博士論文、修士論文、卒業論文作成のスケジュール


 博士論文(博士課程後期)、修士論文(博士課程前期)、卒業論文を作成するにあたり、中長期で作業工程を考えておく必要があります。就職活動、学会発表、論文投稿などもあり、スケジュールは変わっていきます。広島大学の生物圏科学研究科、生物生産学部の学務日程にあわせて作成しました。就職活動、調査研究の進み具合によって変わりますが、参考にしてください。

                    博士論文(博士課程後期)  修士論文(博士課程前期)  卒業論文


<博士論文作成スケジュール>
 食料生産管理学研究室の博士課程後期に在席する学生には、留学生や社会人が含まれます。生活や勉強する環境が違うので、下のスケジュールはあくまでも参考です。博士論文を提出するにあたり、関係論文が査読付き学術誌に掲載されていなければならないという規定があります。できるだけ多くの論文を投稿しておくと、博士論文の作成が順調に進みます。
学年 作業内容  
D1

D2
  大きなテーマに基づき、投稿論文を作成し、学会報告を行う
2本程度の査読付き論文の作成を終えておくのが望ましい
最終年度にもう1本の査読付き論文、学会報告ができるように、余裕をもって調査研究を準備するように心がける  
 D3 4月  仮テーマの決定、論文構想の作成: 4月中旬まで 問題意識、目的、課題をはっきりさせ、章構成がほぼ確定しているとよい

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5月 博士論文の構想発表
 1)副指導、予備検討委員会委員候補の教員参加のもとで全体を確認、助言する
 2)11月末の草稿提出までのスケジュール管理の徹底
 3)補足調査が必要な場合にはその範囲と対象をはっきりさせる
補足調査はここまでに終了
6月
〜7月
先行研究の把握を中心にした章の執筆を開始
 1)先行研究の把握と原稿作成(一般的には第2章に相当することが多い)
   この作業は2−3か月を要するため、できるだけはやくにとりかかる
 2)補足調査の実施(6月中に終了)
 3)投稿論文、発表原稿等を博士論文に組み込むための作業開始
 
8月
〜9月
ゼミ発表を活用した最終内容の確定: 7月下旬
分析の確定と原稿の作成
 1)最新の調査内容を反映させるように原稿を作成
 2)1章(目的、課題等)、結論以外の章をつなげる作業を進める
 3)学会投稿する論文がある場合には、この時期には終了させる
   
10月〜
11月10日頃
草稿の完成
 1)1章(目的、課題、問題状況等)、2章(先行研究のレビュー等)、
   3章(方法等)を 完成させる
 2)1章、結論の章とは、相互に推敲して整合性を保てるように作業する
 3)参考文献、注、図表の整理 (2週間程度を要する)
   
11月
10日
〜20日
草稿の完成と提出
 1)要旨作成
 2)印刷して全体を読み返しながら、微調整
11月20日 論文提出
原稿の大幅な手直し、加筆・修正はしない  
12月
中旬
まで
予備検討委員会
 1)予備検討委員会用のプレゼン資料、発表原稿の作成
 2)ゼミ等で複数回報告して練習を重ねる
   
12月
中旬〜
1月
中下旬
最終試験
 1)検討委員よりだされた疑問や訂正要求を丁寧に検討
 2)Answer sheetを作成しながら、必要に応じて本文を加筆・訂正
 3)最終試験の10日前までに作業を終えて、最終稿を印刷して主査・副査に送付
 4)最終試験に向けて発表資料を準備し、ゼミ発表で練習
2月10日期限だが、学部期末試験、卒論、修士論文等の関係で1月末までに終えるケースが多い
 
1)〜3)には膨大な時間を要する
 
最終
試験後〜
2月23日
草稿の最終チェックを終わらせる: 1月10日ごろ
 1)指摘された点を中心に調整する
 2)製本準備して、2月23日までに提出

2月23日 製本提出
   
    
     注1:ゼミの報告は、博士論文作成スケジュールを参考に、適宜立候補すること
     注2:予備検討会、最終試験のプレゼン資料は、1週間前に内容を確定させておくこと




山尾研究室(食料環境経済学)