ただいま読書中(近況一言報告)
1999年9月
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1999.09.30
- 仙台空港から10時の飛行機で広島へ。離陸してしばらく飛ぶと茨城の美しい海岸線が見えてくる。宇都宮上空から霞ヶ浦をながめつつ、関東平野をかすめて甲府上空へ。富士山を左手にながめてしばらくすると赤石山脈にさしかかる。山々の稜線が美しい。山脈を抜けると名古屋、そして琵琶湖、その西に京都の街が見えてくる。慣れ親しんだ街だと、あれが賀茂川、あれが御所だから、大学はあの辺だな、なんてことがよく分かる。瀬戸内海に入り島々と港を眺め、間もなく着陸。
- 大学に出勤。たまったメールを読んだりしつつ、実験を再開。学会に行っている間に実験室の冷蔵庫が一つ壊れてしまったとのこと。代わりの冷蔵庫が入っていたのだが、スペースが少し足りないということで、夕方から実験室の模様替え。力仕事で汗をかいたので、軽くビールでも飲もうかという話に。
- 東海村で事故があったらしい、という話はこの時に学生さんの1人から初めて聞いた。放射能もれで職員が3人被曝、と聞いて、正直なところ「またか」と思った。こういうのを悪慣れというのだろうけど。
それでも気にはなるので帰宅してからニュースステーションにチャンネルをあわせて……唖然とする。「またか」どころではない。「被曝」と聞いて勝手に想像していたレベルとは全然違う。ちょっと信じられないくらい重い、急性の放射線障害が出ているらしい。臨界、連鎖反応、青い光、屋内退避などという言葉を聞いて気が重くなる。事故そのものもそうだけど、そんな間違えば臨界を起こしうるような作業が一般人の住む地域で行われていたということ自体、僕はこれまで知らなかったのだが、「そんなことで良いんか?」という感じだ。
ニュースの地図を見て、ああ今朝、飛行機から見えたところだなあ、と思いつつ。
- アエラムック『マルクスがわかる。』購入。
1999.09.29
- バス停で出身研究室の後輩を誘って、タクシー割り勘で大学へ。午前中はHOX遺伝子からみたニハイチュウの系統の話、甲状腺と鰓の分子比較発生学の話、襟鞭毛虫のカドヘリンの話、オパリナの分子系統の話など。午後からは自分の発表なので口演は適当に切り上げてポスターを貼りに行く。早めに昼飯(冷やしラーメン)を食べて、ポスター会場を見てまわる。自分の発表中は当然ながら他の発表は聞けないので、ポスターの時間になる前に、カシパンの小割球の誘導能の話とホヤのバナジウム濃縮関係の話だけちょっと聞かせてもらって、自分の発表。お客は多くはなかったけど、少なくもないというところか。あまり休みもなくずっと喋っていたので、ちょっと咽が痛くなった。自分の発表を終えて、ニハイチュウのβチューブリンの分子系統の話と、ホヤの表皮特異的遺伝子のプロモータ解析の話をきく。
- 学会の後、女川の実験所に行くという友達に、多賀城まで車に乗せていってもらうことに。途中、やはり仙台まで同乗した友達の家に寄ってお茶をいただく。久しぶりに奥さんにもご挨拶。子供が3人、上の子はもうずいぶん大きくなっていて、賑やかそう。
- 実家に帰って夕食。刺身系。山形から買って帰った出羽桜大吟醸を飲みつつ。
1999.09.28
- 2日目。今朝は歩いて行こうということで、途中のパン屋さんでモーニングセットを食べ、会場へ。途中、姫路工大の学生さんに会って車に乗せてもらう。
- 午前はシンポジウム。他にも面白そうなのがあったが、結局「かたちづくり」のシンポジウムに出席することに。最初に団まりな氏(大阪市大)が例の階層性の話を。次に阿形さん(姫工大)がプラナリア、とくに神経の話を中心に。プラナリアのノックアウトの話が特に面白かった。次が佐藤さん(京大)で、ホヤの内胚葉分化と脊索分化の話。これもまた当然のように面白く、特にマボヤとユウレイボヤで脊索遺伝子の制御が一部違うらしいという話や、脊索の調節遺伝子の下流がどんどんとれて来ているという話はエキサイティングだった。つづいて浅島先生(東大)がアクチビンによる細胞分化の話。最後に井出先生(東北大)が肢芽形成の話をした。
- ポスターでは昨日と同じく北大・若原研のサンショウウオのネオテニー関係の話、吉里研のカエルの皮膚の変態の話、ニハイチュウの発生の話、ナマコのT遺伝子の話、オタマボヤの筋肉アクチンの話などを中心に聞く。
- ポスターの後は時間が開いたので、山形の名物、ソバを食べに行って、県立博物館を見学して、駅でお土産(のし梅)を買って、夕食。昨日の店に再び行って、じゅんさい、イカ納豆、ホッケなど。
1999.09.27
- 朝早く多賀城を出て、仙石線から仙山線に乗り継ぎ、山形市へ。
仙山線に乗るのはたぶん小学校以来のことなので、ほとんど四半世紀ぶり。子供の時に乗った仙山線で印象的だったのは、宮城県側はずっと雨だったのに、山形との県境に長い長いトンネルがあって、そこを出たとたんに真っ青な青空が広がっていたこと。あれは感動的な体験だった。
- なんてことを思い出しながら、山形に到着。しかし駅から大学へ行くバスがぜんぜん無い (^^;。1時間に1本くらい。9時からセッションが始まるのに、次のバスが出るのが9時。歩こうかとも思ったが、知らない街だしどのくらいかかるか分からないので、9時からの口演はあきらめてバスを待つ。出身研究室の後輩と会って、世間話などしつつ。
午前中はホヤ、ギボシムシ、ヒトデ、ウニなどの分子発生学の話やニワトリの肢芽形成の話を聞く。急いで昼飯を食って、ポスター会場へ。いろいろ覗いたが、真面目に聞いたのは北大の若原研の2つの発表と、おなじく北大のイトミミズの発表、そして都立大のウニの口形成の話。
- 午後の口演はヒドラとプラナリアの再生関係、ヤムシの卵割、ウニのアポトーシスの話など。
- 夜の関連集会は変態の研究会に出て、ヤマトヒメミミズの話、ゴキブリの脚の再生の話、チョウの翅の話、カエルのトランスジェニックの話など。
- 関連集会が終わってバス停に行ってみるともうバスがなくなっている (^^;。しかたないので駅まで歩く。30分くらい。夕食は駅前の小さな居酒屋で山形の郷土料理など。菊(もってのほか)のおひたし、アケビ、なすの漬け物、ニシン、目抜、里芋煮など。月山の冷酒でいただく。
1999.09.26
- 午前中は同居人と祖母と一緒に買い物に行ったり。昼御飯(カレー)の後、全員で蔵王に行くことに。なんでも父母が蔵王に土地(温泉の権利つき)を買って、来年そこに別荘を建てるということで、その場所を見にいった。別荘なんて僕にとっては別の世界の話のようだが、どうも本気らしい。家の図面や模型(案)も見せてもらった。まあ、老後を楽しく過ごすには良い買い物かもしれない。買ったという土地は、ミズナラが生えていて、景色も良かった。
- 夜は焼肉。ビールがうまい。
1999.09.25
- 山陽本線が復旧しているのを確認して、同居人とともに広島空港へ向かう。飛行機は正常に運行していた。今回持っていった本は『聖域』(篠田節子)だが、飛行機の中では景色を見る方が優先するのであまり読み進まず。
到着時の仙台の気温は28度ということで、かなり暑かった。バスで仙台駅へ。駅前のジュンク堂と喜久屋書店を覗き、マンガを2冊買う。竹本建治『入神』と山田章博『カフェ・ド・マキニカリス』。
- エスパルで昼食。久しぶりにサンマの刺身を食べたかったので、日本食の店に入る。他にはらこ飯のセットなど。「北緯39度」という地ビールがおいてあったので、飲んでみる。
- いま使っているカバン(リュック型、布製、黒)は、とても気にいっているのだけど、かなり古くなって一部擦り切れてしまったりしているので、エスパルのカバン屋で新しい物を買う。
仙石線で多賀城へ。実家に着いたのが3時くらい。実家ではちょうど庭師さんが入って庭の手入れをしているところで、休憩時間にお茶を飲みながら世間話など。
- 夕方、祖母と母と同居人と4人で、祖母が通っているデイケア(きらら)に行くことに。ここを経営しているのは、むかし僕が保育園くらいの頃、母親がしばらく単身赴任で東京へ行っていたことがあって、その時ベビー(というには少し大きかったか)シッターとしてお世話になったお姉さんなのだが、会うのはずいぶん久しぶり。15年ぶりくらいか。アットホームな雰囲気で、居心地がよさそうなところだった。
きららを出て、七ヶ浜の菖蒲田浜を散歩。
- 帰宅すると、妹夫婦が帰ってきている。5月に生まれた赤ん坊(栄太くん)に初めて対面。まだ5ヶ月弱なのだが、かなりでかい。まだ人見知りもしないし、ほとんどぐずらない子だった。みんなで寄ってたかって抱いたり遊んだり。やっぱり子供は可愛いね。
- 夜は父の還暦のお祝ということで、日本料理の店に行って食事。座敷から丸い月がきれいに見えてなかなか風情がある。料理も凝っていておいしく、お酒(浦霞)が進む。
1999.09.24
- 台風18号が通過。西条では10時から11時頃が一番風が強かった。この影響で広島大で開かれていた土木学会は3日目が中止になったとのこと。秋の学会は台風にやられる事が多いけど、部分的にしろ中止になったというのは初めて聞いた。土木学会たるもの、台風であちこち被害が出ている時にのんびり学会などやっていられない、という事なのだろうか?(憶測)
遺伝学会も今日からのはずだけど、飛行機も新幹線も止まっていたみたいだし、無事に開催できたのかどうか。総合科学部でセミナーをしてくれるはずだった遺伝研の林先生も足留めされてしまったらしく、セミナーは中止。残念。
- 明日、広島から飛行機で仙台に飛んで、実家に寄ってから動物学会(山形大学)へ。帰ってくるのは30日。
- 自然は奪うこともあれば与えることもある。同居人は台風で落ちた栗を大量に拾ってきて、満足そう。
1999.09.23
- 朝、新聞のテレビ欄を見たら「鉄塔武蔵野線」の映画をやっているというので、途中からだったけど観ることにする。僕は原作は文庫版で読んだのだけど、特にラストのあたりは原作とだいぶ違っているように思えた。原作はまがりなりにも「ファンタジー」だったわけだけど、映画は現実的。僕としては原作のラストシーンの方が好きかな。「原作」の方も、文庫版とハードカバーではラストが違うという話を聞いたことがあるのだけど、どうなんでしょう。まあラストがどうあれ、あの話は鉄塔をずっと辿っていくプロセスが、なんとも言えず良いのだけど。その点では映画も良かった。
- 休日だったけど、学会前でいろいろやることもあるので、出勤。
- 川島誠の『800』を読みはじめる。
1999.09.22
- 文献読みまくり。
- 岩波新書『ポピュラー音楽の世紀』(中村とうよう)、岩波ジュニア新書『おどろきの発見 ―マジック世界の魅力―』(松田道弘)購入。
- 髪を切った。大学の中にある散髪屋はいつもBGMに長渕剛がかかっている。店長の趣味なんだろうけど。暇だから聴いていたんだけど、歌詞がもうすごいのなんの。ぜったい友達になりたくないタイプだよなあ>長渕。
1999.09.21
- 文春新書『天文学者の虫眼鏡 ―文学と科学の間―』(池内了)購入。
- 学会発表の準備(というのはつまり図の作成だけど)はほぼできたので、読んでおくべき文献を集めに図書館めぐり。西条キャンパスには3つも図書館があるので、効率が悪くてしょうがない。大きな図書館を作ってぜんぶ1ケ所にまとめてくれたら使いやすくなるのに。
- 『盤上の敵』読了。やはり北村薫のキャラ造型は僕の肌にあわないということを再確認したのだけど、ミステリとしては、まあそれなりに面白かったかな。
1999.09.20
1999.09.19
- 自宅で学会発表の図をプリントアウト。研究室のインクジェット型プリンタに比べると、自宅のマイクロドライプリンタ(アルプス製)は圧倒的に使いやすい。
- 『白夜行』読了。様々な人物の視点から断片的に語られるエピソードが、決して明示的に語られることのない隠された物語を、しだいに浮かび上がらせていく。構成がとても良く出来ていて、東野圭吾のうまさが堪能できる作品。相変わらず読みやすいし。
以下、ちょっとネタバレ感想。
桐原亮司が雪穂に対して抱いていたであろう負い目や愛情やその他もろもろを含んだ感情というのは何となく想像できるのだけど、雪穂の側は亮司のことをどう考えていたのか。他の男女と同様に単に利用できる相手と思っていたのか、あるいは何らかの愛情というか親しみを覚えていたのか。気になるんだけど、そこは(『秘密』のように)読者の解釈に任せるということなのかな、と思った。
しかしbookMLでは「雪穂の内面は解明されたが、亮司の内面がはっきり現れなかったのが残念」という感想があって、「え?」と思いました。僕の感想とぜんぜん逆なので。
1999.09.18
1999.09.17
- 『スキップ』を読んで、北村薫はもういいやと思っていたのだけど、ネットで「いやな気分になる話」と評判になっているのを見ると、つい読みたくなってしまう私であった。ということで『盤上の敵』(北村薫)を購入。
- 『文明とカサガイ ―海辺の生命誌―』(マーティン・ウェルズ)購入。なかなか楽しそうな科学エッセイ。
- 『自己組織化と進化の論理』という本を見つけて何気なく手にとったら、なんとこれ、スチュアート・カウフマンの"AT HOME IN THE UNIVERSE"の翻訳じゃないですか! ということでもちろん購入。やはり翻訳作業は行われていたわけですね。"The Origins of Order"の方はどうなんだろう?
1999.09.16
- 『<男らしさ>の神話 ―変貌する「ハードボイルド」―』(小野俊太郎)購入。
1999.09.15
- 休日。エスプレッソ・メーカーを買おうということになり、広島の東急ハンズへ。いろいろな機種があったのだけど、店のお姉さんが自宅で使っていてお勧めという2万円くらいのやつを買う事にする。ハンズに長居するといらぬ物を買ってしまうので早々に撤退し、クレドで昼食(タンドールでカレー)。
- フタバ図書に寄って本を買う。『800』(川島誠)、『SFに何ができるか』(ジュディス・メリル)、『神様ゆるして』(比古地朔弥)、『ルパン三世Y』2(モンキー・パンチ/山上正月)、『イーグル』5(かわぐちかいじ)購入。
1999.09.14
- 『郵便的不安たち』(東浩紀)購入。
- 東野圭吾の『白夜行』を読みはじめているんだけど、これ面白いわ。
1999.09.13
- 『ヒレハレ草』(爆笑問題)購入。
- 今日は帰って録画しておいたNFLの試合を観るのだ!
- というわけで観戦したニューイングランド・ペイトリオッツ対ニューヨーク・ジェッツの試合。ニューイングランドが先制点をあげるがその後は逆転また逆転のシーソーゲーム。最後まで勝負が分からないゲームで、試合の流れとしては良かったのだけど、プレイの方はどちらのチームも今一つ生彩を欠くかんじ。ジェッツはチームを支えるQBが負傷ということで今後も苦しそうだし、ニューイングランドはQBブレッドソーは良いにしてもランがあんなに進まないのでは、やはり苦しそう。ランが進まない試合は観ていても楽しくないしね。やはりフットボールの試合では、敵のディフェンスをスルっとすり抜けていく美しいラン、激しいコンタクトを受けても倒れずに前進するタフなランを観たい。でもまあ、久しぶりのNFLということで楽しかったけど。
1999.09.12
- 須藤真澄『子午線を歩く人』、下村富美『仏師』購入。
- 夕方、テレビでインド映画についての番組を観たのだが、これがなかなか面白く、いろいろな疑問が解消された。インド人って、とてつもなく(おそらくアメリカ人以上に)映画好きの国民なのですね。年に100本くらい映画を観るのは当たり前という感じらしく、映画は国の一大産業らしい。また歌と踊りはインド映画では必ず入らないといけない要素だとのこと。やはり『ムトゥ』はインドでは特別でも何でもない当たり前の映画だったのですね。インドではヒット曲もほとんどが映画音楽から生まれるらしい。それからあの素晴らしいダンス。あれは撮影現場で振り付け師が俳優達に振り付けをつけて即、撮影という方式らしい。それであれだけ踊れるのだから感心する。さすがはプロだ。あと俳優なんだけど、日本人の(と一般化して悪ければ少なくとも僕や同居人の)目から見ると「なにこのおじさん?」という感じの役者が向こうではまごう事なきスーパースターなのだということも、よく分かった。
- 『人形式モナリザ』読了。謎に魅力がないし、ゲスト・キャラたちも皆印象が薄いし、メイン・キャラたちにも感情移入できないし、全体として散漫な感じ。
1999.09.11
- 『本の雑誌』10月号の「90年代のベスト100」というのを眺める。選び方は『本の雑誌』方式なので一般性はあまりないのだけど、まあ『本の雑誌』読者は「『本の雑誌』が(つまり目黒考二や椎名誠や茶木則雄や池上冬樹や…が)薦める本」を知りたいのだろうから、これはこれで良いのでしょう。科学書はグールドの『ワンダフル・ライフ』が80位に1冊入っているだけで寂しいが、まあそれは良い。だけど100位に『そんなバカな!』(竹内久美子)が入っているというのは問題だよなあ。
ちなみにベスト10の中で僕が読んだことがあるのは4冊で、『リプレイ』にはちょっと首をかしげるけど、『図南の翼』、『砂のクロニクル』、『妊娠小説』には納得。『消えた少年たち』、『ハイペリオン』、『捨て童子・松平忠輝』あたりは機会があれば読んでみたいと思っている本だし、『本の雑誌』バイアスがかかっているにしても良い本を選んでいるのだろうなという感じはする。ちょっと意外だったのは京極夏彦がベスト100に1冊も入っていないこと。あと日本のホラーもほとんど入っていない。90年代の新本格やホラーのブームは『本の雑誌』方面とは違ったところから出てきたということなのか。『このミス』とか『ダ・ヴィンチ』方面?
- 最近流行の精神年齢鑑定の結果。
鑑定結果
あなたの精神年齢は32歳です
あなたの精神は『中年』になりかけています。あまり若々しさは感じ取れなくなりましたが、人生経験を積んで、一人前の大人になりました。もう『若者』ではありません。
実際の年齢との差-1歳
あなたは実際の年齢より少し子供っぽいところがあります。しかしそれは正常の範囲内で、心配する必要はありません。ただしこれからはもう少し大人になる努力をしましょう。
幼稚度20%
あなたは中学生並みの幼稚さを持っています。時々親の手助けが必要になったりします。
大人度54%
あなたはなかなかの大人です。冷静さもあり、精神的も発達してきています。
ご老人度11%
あなたはほんのわずかですが『おじいちゃんっ気』が感じられます。注意しましょう。
なんか当たり前の結果でつまらない。みんな素でやってあんな結果が出ているのかな?
1999.09.10
- 『あたしの女に手を出すな』(南Q太)購入。
- グイン・サーガの外伝『蜃気楼の少女』(栗本薫)は同居人が昨日岡山で見つけてゲット。西条には今日入荷していたみたい。
1999.09.09
- 学会の準備をぼちぼちと。
- 東浩紀と宮崎哲弥の対談を読むために『論座』10月号購入。
1999.09.08
- スガシカオのニューアルバム『Sweet』購入。
- 藤原カムイ『藤原カムイコレクション 2 HOT愛Q』、福本伸行『カイジ』12巻、望月峯太郎『ドラゴンヘッド』8巻購入。
- 夜、かわぐちかいじの『イーグル』の5巻がそろそろ出るはずなんだけど、と思って本屋に寄ったが見つからない。しかし、森博嗣の新刊『人形式モナリザ』を発見して大満足(残り1冊しかなかった)。他に、さいとう・たかを『ゴルゴ13』114巻、木村紺『神戸在住』購入。『ゴルゴ13』はエボラ・ウイルスねた。
1999.09.07
- 午前中は大学院入試の試験監督。センター試験よりは気楽だが。
- 重松清『見張り塔からずっと』、山田玲司『アガペイズ』7、ジョン・ターニー『フランケンシュタインの足跡 ―バイオテクノロジーと現代の神話―』購入。
- もうすぐフットボールの季節ということで、『TOUCH DOWN PRO 特集・NFL開幕ガイド』購入。記事を読んでいるとわくわくしてくるなあ。
1999.09.06
- Evolveに流れていた情報。西村三郎『文明の中の博物学:西欧と日本』が刊行されたとのこと。『リンネとその使徒たち』『チャレンジャー号探検』などの流れにある、西村氏の博物学史ものですね。これは買わねばなるまい。同じくEvolveで、柴谷篤弘『構造主義生物学』が東大出版会より10月に刊行との情報も。書いているという話は聞いていたが、いよいよ出版されるのですね。柴谷氏の本だけに、発生生物学関係の議論も多数盛り込まれるのではないかと予想されるので、僕的にはかなり期待している。
- 『巷説百物語』(京極夏彦)購入。
- 録画しておいたBSマンガ夜話『バタアシ金魚』の回(再放送)を観る。今回はいまいちテンションが低いな。
1999.09.05
- 昼過ぎまでマンガを読んだりして、午後から大学で少し仕事。
- 録画しておいたBSマンガ夜話『ドラえもん』の回を観る。藤子氏が低学年向けの雑誌と高学年向けの雑誌で絵を描き分けていたという話が面白かった。番組の最後に永井豪が出てきて『デビルマン』の回でいしかわじゅんが「永井豪はもう自分で絵を描いていない」というような発言をしたことに対して反論と抗議。永井豪は絵を描くのが好きで、描くことにプライドをもっているのだなあというのが分かって、ちょっとカッコ良かった。『デビルマン・レディ』については色々言いたいこともあるけどね。
- つづいて『攻殻機動隊』の回(再放送)を観る。作品が作品だけに内容もマニアック。「夏目の目」ならぬ「岡田の目」が面白かった。
1999.09.04
- 須藤真澄『観光王国』、萩原一至『BASTARD』(何巻だっけ?)、榎本ナリコ『センチメントの季節 4 冬の章』、山本夜羽『マルクス・ガール』1巻購入。
- 録画しておいたBSマンガ夜話『デビルマン』の回を観る。夢枕獏氏がラストシーンの謎にいつか決着をつけて欲しいというようなことを言っていたが、あれはあのまま置いておいた方が良いのでは。『新・デビルマン』とか『デビルマン・レディ』とかも「あれは別のもの」と思っていた方が精神衛生上は良いよね。
- つづいて『ぼくんち』の回を観る。西原は「あざとい」「オヤジいじりが上手い」「でも好き」といういしかわじゅんの意見は、多くのファンの気持ちを代弁しているのではないかと思った。
1999.09.03
- シンガポール時間夜1:30発のシンガポール航空広島便で帰国。広島空港に日本時間8:30到着。
- 眠い目をこすりながら実験を再開しつつ、たまっているメールを読んだり、Webを見たり。1週間ネットにアクセスしなかったが、まあ大した変化もない(当たり前か)。いつもの人々がいつものような事をしている。それをみて何か安心する私。
- 宮沢章夫『茫然とする技術』、小山ゆう『あずみ』15巻購入。
- 録画しておいたBSマンガ夜話『ナニワ金融道』の回(再放送)を観る。
1999.09.02
- シンガポール最終日。スタンフォード・ロードを歩いて本屋へ。やはり生物関係の棚はぱっとしない。J.M.Smithの"Shaping Life -- Genes, Embryos and Evolution --"と、Douglas Adamsの"So long, and Thanks for All the Fish"を購入。
Singapore History Museumでは常設のシンガポールの歴史に関する展示の他に、中国人の秘密結社に関する特別展示などがあって、面白かった。
- 昼食はホテルの最上階(70階)でハイティ。眺めが良く、海に浮かぶ船が良く見える。昼食後、オーチャード・ロードへ行き、ふたたび紀伊国屋へ。アメリカン・フットボールの入門書"Football For Dummies"(H.Long & J.Czarnecki)を購入。
- 夕方、ホテルに戻り、荷物をまとめたり、ホテルの隣のショッピングセンターでお土産を買ったり夕食を食べたり。そうこうしているうちにチェックアウトの時間になり、チャンギ国際空港へ向かう。出国手続きを済ませ、出発まで2時間以上あるので免税店などを見てまわる。小さな本屋があったのでのぞいて、おみやげ用に"BIRDS OF SOUTH-EAST ASIA"という本を購入。旅行中、小さな本屋をいくつか覗いたのだが、科学書のコーナーではグールド、ドーキンス、オリバー・サックス、ホーキングといったあたりが必ず置いてある定番らしい。
1999.09.01
- ジュロン・バードパークへ。ここは世界有数のバードパークということで、確かに鳥の種類も豊富。とくにウォーターフォール・エイビアリーという巨大飼鳥園はカラフルな鳥を身近に見る事ができてなかなか楽しい。あとは、様々な種類のハミングバードを集めたコーナーがなかなか綺麗だった。
昼からはバードパークの隣にあるレプタイル・パークへ。昼飯はそこの中華料理の店でワニ肉の料理などを食べてみる。ワニの肉は白くてあっさりしていた。特に臭みもなく、思ったよりおいしい。
さてレプタイル・パークだが、最大の見物はワニの池だろう。数えきれないほどのワニが池でうごめいている様子はなかなかの迫力だった。イグアナを身近で見る事ができるコーナーも良かった。ただ全体としては、上品で金がかかっているなと感じるバードパークに対して、チープでうらぶれた雰囲気がただよう場所ではあった。
- マウント・フェーバーからロープウェーに乗ってセントーサ島に渡る。ここでの目的は「アンダー・ウォーター・ワールド」という水族館。ここの売り物は水層の底をぐるりと一周するトンネルで、たしかにこれも面白かったのだが、ここの展示で驚いたのは、サメの胎児。小さなサメが卵黄を吸収してしだいに大きくなっていく様子を6段階に分けて展示している。しかも生きた状態で。これには感動しました。
- 夜はブギス・ビレッジの屋台でインド料理を食べる。ムルタバ、フライドライスチキン、あと野菜や肉などを選ぶと切って甘辛のソースをつけて出してくれるという料理(名称不明)。
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