ただいま読書中(近況一言報告)
1999年11月
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1999.11.30
- 『ユリイカ』12月号購入。特集「ミステリ・ルネッサンス」。インタヴューが充実している。京極夏彦、桐野夏生、高村薫、殊能将之、高見広春など。とくに殊能将之の本格ミステリ論は面白い。高見広春は『バトル・ロワイアル』の評をインターネットで検索してチェックしていたそうだ。はは。「5%くらいはきつい評価があって」とか言ってるけど、95%が好意的なら作者としては大成功だよね。実際、あれを貶している評って、ネット上でほとんど見たことない。僕としては、(まあエンタテイメントとしては良い出来かもしれないが)せっかく良いネタを扱っているのに、全体として軽薄すぎて感動が薄くなってしまってると思っているのだけど。
- 『死霊狩り』2(平井和正/梁慶一)、『アカギ』10(福本伸行)購入。
- 『爆笑問題の世紀末ジグソーパズル』購入。
- 今日の晩飯はチンジャオロースと、玉子と野菜のスープ。
1999.11.29
- 『マンガ夜話』vol.6購入。スラムダンクと幽遊白書と北斗の拳のジャンプ3本だて。ん? このシリーズって出版社別にまとめていってるのかな? vol.5は講談社でvol.4は小学館だな。
- ひさしぶりに『日経サイエンス』を買ってみた。
- 今日の晩飯は湯豆腐と、昨日の残りのサバの味噌煮、同居人が漬けたカブの漬け物。
1999.11.28
- 朝、ロボコンとか題名のない音楽会とか日曜美術館とかをみるともなしに観る。立石タイガーの絵は面白そう。画集とか出てるのかな? あと題名のない音楽会は来週、本川「歌う生物学」達雄先生が出るのでチェックのこと。
- その後、録画しておいた関西学生アメリカンフットボールリーグの、京大VS立命館の試合を観る。関学の優勝が決まってからの試合なので、観る方としてもいまいち盛り上がりに欠けるんだけど。
関西学生アメリカンフットボールリーグは、かつての関学の一人勝ち時代を京大がつき崩すことによって、がぜん盛り上がり、関西の学生スポーツで最も人気のある種目になった。しかしこの段階(いわゆる「二強」時代)においては(よほどのことが無いかぎり)要するに「関京戦でどちらが勝つか」で優勝の行方が決まったわけだ。2者の勝ち負けのパターンは2通りしかない。ここに立命館が加わって「三強」の時代に入り、ストーリーはぐっと複雑になって面白くなった。3者の勝ち負けのパターンは8通りあるし、さらに「同率優勝」という可能性も出てくるわけだから。何が言いたいのかというと、「三強」からいずれかのチームが脱落して再び「二強」の時代になってしまったら、関西学生リーグはずっとつまらないものになってしまうだろうな、ということ。いや要するに京大ギャングスターズの心配をしているんですけどね。
- いずれにしろ、関学には甲子園ボウルで頑張ってほしいと思います。そういえば、関東の方はどうなっているんだろう?
- 晩飯の材料を自転車でいちいち買いに行くのが面倒なので、同居人の車で出かけて山のように食料を買い込んでくる。これで今週は買いものに行かなくても大丈夫だな。
- 今日の晩飯はサバの味噌煮、きんぴらごぼう、冷奴、そして同居人が作ったひじきの煮物。きんぴらとひじきはたくさん作ったのでしばらくもちそう。サバ味噌も余ったので明日は楽ができる :-)。
- いつものように「特命リサーチ」を観ていたら、とつぜん総合科学部の建物が映って、何ごとかと思ったら掘越先生がキノコの話で出演してた。
1999.11.27
- 論文の直しと、来週のセミナー(論文紹介)の準備。論文紹介は久々にホヤの論文を紹介しようと思っている。
- 今日の晩飯はサケのバター焼き、ほうれん草と人参のバター炒め、白和え。
1999.11.26
- 午後から遺伝子実験施設主催のセミナーを聴きに行く。特に面白かったのは東大の坂野仁教授による嗅覚の話。匂いのレセプターは何百から何千種類あって、それぞれの嗅覚細胞はそのうちの一つだけを発現している。そして同じレセプターを発現している細胞は同じ糸球に軸索を投射する。嗅覚細胞が多数のレセプター遺伝子の中から一つだけを選んで活性化し、他を抑制するメカニズム、そしてどのレセプターを選んだかによって投射先を正確に選択する仕組み、どちらも一筋縄ではいきそうにないテーマで、とても興味深い話だった。何かすごく新しい知見がでてきそうな予感がする分野だ。
- 文庫に落ちた『この部屋に友だちはいますか?』(三浦俊彦)、ブルーバックスの新刊『科学は冒険!』(ピエール=ジル・ド・ジェンヌ)を購入。
- 今日の晩飯は豚汁とニラ玉と田楽。
1999.11.25
- LC475のOSを漢字Talk7から漢字Talk7.5.3(アップルが無料で配付している)に変える。ついでにファイルのバックアップをとって、本体のHDの中味を外付けHDに移して、大掃除。実験の合間にやってたら、思ったよりも時間がかかってしまった。iMacもOS9に変えたいんだけど、トラブったときに対処できるだけの余裕がないので、もう少し待ちます。
- 注文していた本が届いたので購入。『ノスタルギガンテス』(寮美千子)、『対称性の破れが世界を作る』(イアン・スチュアート、マーティン・ゴルビツキー)。
- ついでに生協のCDコーナーを覗いたら、おおなんと、山下達郎の『オン・ザ・ストリート・コーナー』第3弾が出ているではないですか。僕は特に山下達郎のファンというわけではないが、『オン・ザ・ストリート・コーナー』のシリーズだけは大好きで、何度も繰り返し聴いている。即、購入。
- 今日の晩飯はまぐろの山かけとふろふき大根となめこの味噌汁。
1999.11.24
- 平凡社新書の新刊を2冊購入。『漂着物学入門』(中西弘樹)、『虫の目で人の世を見る』(池田清彦)。
- さくらやのずんだ餅はいまいちだった。ずんだはもっとゆるくなくては。豆の味も薄い気がした。
- 楽庵(岡山市にある喫茶店)の茶話会でいなば先生が、司馬遼太郎、ガンダム、戦後民主主義の3題噺をするらしい。聴きたいけど、今は岡山まで行くのはちょっとしんどいな。そういえば僕もだいぶ前に楽庵のマスターに「カエルのこと何か話して」と言われたんだけど、そのまま放ってあるなあ。
- 今日の晩飯は豚汁、のつもりだったが、米を切らしていたので味噌煮込みうどんに変更。
1999.11.23
- 用時があって西条駅前に行ったついでに、和菓子の店「さくらや」に寄ってずんだ餅を買う。なんで広島でずんだ餅かという気もするが、それだけメジャーな食べ物になったということか。まだ食べてないので味の方は不明。
- 帰りに古本屋に寄る。『バンデイラ』(船戸与一&長沢克泰)。船戸原作のマンガはいくつか出ているけど、これは初めて見た。水樹和佳『天女恋詩』、『典型的な悪友』。そして、100円コーナーで見つけた、冬野さほ『うそつきサマー』。冬野さほの本は色んな古本屋を探してもなかなか見つからなかったんだけど、あきらめずに探してみるもんですね。まだぱらぱらと見ただけだけど、今とはだいぶ違って、マーガレットっぽい作風みたい。
- 新刊本屋にも寄って、『カンブリアン』1(三山のぼる)、『黒のおねいさん』(さそうあきら)、『池上遼一初期作品自選集1・罪の意識』(池上遼一)を購入。池上遼一は今とはぜんぜん画風が違う頃の作品です。
- 柏木ハルコの『ブラブラバンバン』、面白いです。変な女の子を描かせたら一級品ですね、このひと。
- 家のマック(Performa5440)にMOドライブをつなぐ。だいぶ前に買って放っておいたやつ。マック用のセットを買うべきところを間違って(というかあまりに安かったので目がくらんで)他のセットを買ってしまったのだけど、ごちゃごちゃやっているうちに何とか使えるようになった。おっくうがらずにやってみるもんですね。まあSCSIのケーブルは買い足さないといけないけど。これで家でMOとZIPが使えるようになった。次の目標はEtherNetでPowerBookとつないで家庭内LAN。
- 今日の晩飯はしゃぶしゃぶと山芋スライスとほうれんそうのおひたし、あと(休日で)時間があったので昆布の佃煮を作る。
1999.11.22
- ふと思い立って『樹村みのり作品集』(3冊出てる)を注文する。
- 今日の晩飯は野菜いためと菊のおひたし。
1999.11.21
- 毎日新聞で『新宿鮫』が連載されているという話は前にも書いたけど、9月末に学会に行っている間に読めなかったのが尾をひいて、7週間ぶんくらい未読分がたまってしまった。溜まりに溜まった新聞をいよいよ処分しないといけないという状況になったので、未読分を一気に読んだのだが、7週間ぶんにしては話はあまり進展していないなあ、というかんじ。途中何回かすっとばして読んでも十分ついて行けそうだった。本でいったら何ページ分くらいなんでしょうね。
- 夕方、大腸菌を植えるために大学に行って、帰りに本屋へ。『なぎさMe公認』18(北崎拓)、『からくりサーカス』10(藤田和日郎)、『死刑執行中脱獄進行中』(荒木飛呂彦)購入。あと『コミック・フラッパー』の創刊号も。
『なぎさMe公認』は最終巻。まあほとんど惰性で買っていたのだけど、それにしても、終わり方が唐突というか、あっさりしすぎていて、もの足りない。
『コミック・フラッパー』は、表紙に和田慎二と新谷かおるの名前が2本柱ででかく載っているけど、いま現在この2人にどのくらいの集客能力があるんだろうという疑問がふつふつと湧いてくる。実際のところどうなんでしょう。
- テレビで『グース』を観る。鳥たちがかわいい。一緒に飛んでみたいよ。しかし、怪我をして自力で飛べずに飛行機に乗せられていたグースも、ちゃんと次の年に帰って来られたのでしょうか。
- FTPしなくて良いぶん、LC475上のページは更新が楽だ。日記を書いてもFTPするのを忘れてしまうことが結構あったのだけど、その心配もないし。サーバはちゃんと動いているようなので、来年からはこちらだけの更新にするつもり。
- 諸事情あって先週から晩御飯の炊事当番をしている。今日はししゃもと湯豆腐。
1999.11.20
- 注文していた『象と耳鳴り』(恩田陸)、『六番目の小夜子』(恩田陸)、『凍える島』(近藤史恵)が届いたので購入。
1999.11.19
- 文庫化された『斉藤家の核弾頭』(篠田節子)購入。
- 僕のWebページは、いま大学のユーザーエントリーマシン上に置いてあるんだけど、割当のディスクスペースがだいぶ狭くなってきたので、自前でサーバを動かそうかと思案中。とりあえずLC475にサーバのソフトを入れてみる。このページと同じものがこちらに置いてありますので、暇な方はのぞいてみてください。
- 『青の炎』(貴志祐介)の感想。ストーリーは帯にも書いてあった通り、『罪と罰』な話。しかし『罪と罰』を目指したにしては、思想的にも、エンタテイメントとしても、甘い感じは否めない。高校生という設定だとしても、主人公の思考や行動はあまりに安易。共感も同情もできない。貴志祐介は何を書きたかったんだろう、と考えるに「なぜ人を殺してはいけないか」という例の話のひとつの解答を提示したかったのかなと思うのだけど、その点も深まっているとは思えない。
- ところで話は突然なんですが、あの2匹はオスとメスなのでしょうか? 僕はずっとオスどうしだと思っていたのですが、同居人はオスとメスだと思っていたらしい。
1999.11.18
- 注文していた『クリスタルサイレンス』(藤崎慎吾)が届いたので購入。
- グインサーガ『豹頭将軍の帰還』読了。イシュトヴァーンが次にどうでるのか、気になります。次巻のタイトルは『修羅』だしねえ。
1999.11.17
- あとだま系の掲示板で「SFアニメ論争」の話を読む。当時アニメックやOUTを読んでいた人なら、この辺の事情は大抵おぼえているだろうし、何かしらの感慨をもっているだろうと思うのだけど、まあコップの中の嵐といえばその通りでしょう。SFの低迷については、京極夏彦、瀬名秀明、鈴木光司のような売れる作家・作品がSF界からなかなか出てこないという問題と、ほんとはSFファンになっても良さそうなポテンシャルを持っていた人たちの多くが現在、SFから離れてしまっているという問題があって、この2つは関連はあるかもしれないけど、一応別の話でしょう。そして「SFアニメ論争」は前者の問題にはあまり関係ないかもしれないけど、後者の問題には結構影響を与えているのじゃないか、という気がする(根拠はあまりないけど)。
SF関係者はもちろん一枚岩ではないし、SF界にもいろんな考え方の人がいる(いた)、というのはもちろんその通りなのだけど、当時、SF界を外から見ていて僕が感じていたのは、“SFは何か特別なもので、分かる人(つまり少数のSF者たち)には分かるが世間一般の人々には理解されないものである”というような雰囲気。「SFアニメ論争」だけじゃなくて、雑誌に載っているSF大会のレポートとか、SFイズムみたいな雑誌とか、いろんな所からそういう匂いが感じられた。誇らしさと、その裏返しの自虐が一体になった屈折した「我々は特別」意識。「なんか付き合い難そうな人たち」という印象でしたね。だからといってSFが嫌いにはならなかったけど、SFファンと名乗ってその中にどっぷり沈むようにはなりたくないとは思ったかも。
いや、昔の話です。
- 『実用 青春俳句講座』、表題作だけ読んだ。『短歌パラダイス』を読んだ時も思ったけど、短歌も俳句も何も分からない僕が読んでも楽しめるのは、小林恭二の文章の上手さによるのでしょうね。
1999.11.16
- 『実用 青春俳句講座』(小林恭二)、『百鬼徒然袋 雨』(京極夏彦)購入。
1999.11.15
- 『科学英文技法』読了。論文もそろそろ仕上げないと。
1999.11.14
- 同居人が岡山に行くというので、久しぶりに一人で広島市内に行く。やる事と言えば当然本屋のはしご。駅ビルの本屋で『ブラブラバンバン』1(柏木ハルコ)、『エイリアン9』3(富沢ひとし)、『PERIDOT』1(こばやしひよこ)、『男の花園』3(桑田乃梨子)、『クレギオン ヴェイスの盲点』(野尻抱介)、おなじく『天使は結果オーライ』購入。
- 腹が減ったので駅の2階の店でうどんを食って、タコの煮たのでビールを一杯ひっかけて、駅前のジュンク堂へ。
芸術書関係でちょっと欲しい本がいくつかあったのだけど、高いので諦める。『創造者の罠』上(水穂しゅうし)、『新生活』(SUEZEN)、『まんだらけ風雲録』(古川益三)、『ニックとグリマング』(P・K・ディック)、『佐々木マキのナンセンサス世界』(佐々木マキ)購入。最後の本は探していたわけではなく(というか存在自体知らなかった)、「J文学」(笑)とかいう棚でふと目についたもの。これがこの日一番の収穫でした。
- 電車で八丁堀へ。パルコのTOWER RECORDでサンディ『Sandii with the coconut cups』、ペティ・ブーカ『ペティ・ブーカと踊ろう』、福耳(杏子、山崎まさよし、スガシカオ)の『星のかけらを探しに行こう』を購入。
- パルコの本屋でハルキ文庫の『異星の人』(田中光二)、『ph4 グッピーは死なない』(林静一)購入。林静一も佐々木マキと同様、気にはなるけどなかなか読む機会が無い作家なので、本がでるのはうれしい。田中光二は昔けっこう読んだと思うのだけど、『異星の人』は読んだ記憶がない。でも読んでみたら思い出すかも(←よくあるパターン)。
- バスセンターに向かって歩きつつ、途中の本屋で大島弓子の『雑草物語』を買い、そごうの地下で晩飯の惣菜を買って帰る。
- 『青の炎』読了。感想は後日。
1999.11.13
- 『科学英文技法』を読みつつ論文の手直し。
- 夜、大学そばの「ドン・ガバチョ」という店で飲み。
1999.11.12
- 午後、総合科学部が主催するブレイン・サイエンス・シンポジウムを聴きに行く。今回で5回目。「認知の脳科学」と題された阪大の藤田一郎先生の話がとても面白かった。すごく一般的な話だったのだけど、話が上手くて引き込まれる。
- グイン・サーガ最新刊『豹頭将軍の帰還』(栗本薫)購入。
- 生協で本が安く買えるのはもちろんうれしいのですが、都会には古本屋という大変有り難いものがあるので、僕としてはそれがうらやましかったり。西条にも古本屋は一応あるけど、マンガや文庫がメインで学術書はほとんど流通していないので。広島市内に行ってもあまり良い古本屋は無いような気が。岡山には万歩書店があるけど、さすがにそう度々は行けないし。
1999.11.11
- ようやく梅原克文の『オルバースの悪魔』じゃなかった『カムナビ』を読了。『二重螺旋の悪魔』、『ソリトンの悪魔』は、あっと言う間に読んでしまった(というかぐいぐい読まされてしまった)のだが、今回はえらくだらだらと読んでしまった。まあ本を読む暇と気力が減少しているというのもあるのだけど…。
率直に言って期待外れでした。派手に「サイファイ構想」をぶちあげた後の作品なわけで、よほどの自信作なのだろうと期待していたのだが、残念。
キャラクタに魅力がないのは『二重螺旋』と『ソリトン』でも同じだったし、まあ我慢できるんだけど、一番の傷は文体。もともと文章の上手い人じゃないのかもしれないが、これは小説以前。読む気が萎えます。アイディアの面白さも『二重螺旋』、『ソリトン』から後退している。『二重螺旋』では、イントロンに潜む怪物とか、神経線維の超伝導化とか、無茶なアイディアてんこもりで面白かった。話のスケールが大きく、展開もスピーディで興奮させられた。しかし『カムナビ』では謎の提示の仕方がのろのろしていて、カムナビや青いガラスの土偶がどういう重要な意味を持つのかがなかなか見えてこないし、謎ときも「オルバースのパラドックス」をああいう風に使うという発想は(馬鹿ばかしくて)面白いにしても、そのメインアイディアと、その周りを固めるべき種々の要素(三種の神器とか土偶とかウロコとか「チ」とか)とが整合性をもってきちっと「はまる」感じがしなかった。個人的には『カムナビ』がSFとして(つまり科学的正確さとかそういう基準で)ダメであっても面白ければ一向に構わないのだが、それ以前にエンタテイメントとしての質が問題。
1999.11.10
- 生協の20%引きセール最終日。『激震!国立大学 ―独立行政法人化のゆくえ―』(岩崎稔、小沢弘明編)、『戦う将棋指し』(別冊宝島編集部編)、『クローン、是か非か』(マーサ・C・ナスバウム&キャス・R・サンスタイン)、『御教訓大語海』(榎本了壱監修)購入。
- その他、店頭になかった本を12冊注文。
- 洋書も通常より10%安くなるというので、7冊ほど注文。"The origin and evolution of larval forms."(Brian K. Hall and Marvalee H. Wake eds.)、"Ontogeny of Information : Developmental Systems and Evolution. (Science and Cultural Theory)."(Susan Oyama)、"Shapes of Time : The Evolution of Growth and Development." (Kenneth J McNamara)、"Life Cycles : Reflections of an Evolutionary Biologist."(John Tyler Bonner)、"Origin of Animal Body Plans : A Study in Evolutionary Developmental Biology."(Wallace Arthur)、 "Images of Development : Environmental Causes in Ontogeny."(Cor Van Der Weele)、"Amphibian Metamorphosis : From Morphology to Molecular Biology."(Yun-Bo Shi)。なんかこれらのタイトルを見るだけで、僕の現在の関心領域が一目瞭然というかんじである。(幼生、変態、発生における時間、ボディプラン、ライフサイクル、発生の可塑性、そしてこれらと進化の関係…。)
- BSマンガ夜話は『パトレイバー』。
1999.11.09
- 引き続き、生協の20%引きセール。進化生物学メーリングリスト(EVOLVE)で現在話題になっている『文明の中の博物学』上下(西村三郎)購入。これは生協で見つからなかったので注文していたもの。以前注文したものを引き取る場合も2割引きになるそうだ。あと論文書きの参考に『科学英文技法』(兵頭申一)、『英語論文すぐに使える表現集』(小田麻里子、味園真紀)を購入。手元に何冊か類書はあるのだけど、つい買ってしまう。前者は通読するとかなり力が付きそう(泥縄)。
- BSマンガ夜話は『天才バカボン』。
1999.11.08
- 生協で本の20%引きセールをやっているので、いろいろ買い込んでくる。『ロック・クロニクル・ジャパンvol.2 1981-1999』購入。佐野元春の『BACK TO THE STREET』が1980年、大瀧詠一の『A LONG VACATION』が1981年。僕がPopsを聞きはじめたのもこの頃だった。僕にとっての同時代の音楽が網羅されたムック本。『こんなもんいかがっすかぁ』(水玉蛍之丞)上下。これって復刊されていたのね、知らなかった。他に『食材魚貝大百科1エビカニ類魚類』、『沈黙』(古川日出男)、『こんなマンガがあったのか!』、アエラの別冊『自分好みに働く』など購入。注文でも2割引きになるので、注文する本を検討中。
- BSマンガ夜話は『ガラスの仮面』。
1999.11.07
- ラグビーワールドカップ決勝戦、オーストラリア対フランス戦を観る。フランスが反則を繰り返して自滅。試合内容は準決勝の方が面白かったなあ。解説者も言っていたけど、世界のトップレベルではディフェンスの技術がすごく発達していて、なかなかトライがとれなくなっているらしい。となると、敵陣でプレイをして相手の反則を誘ってペナルティゴールを狙う、というような展開が多くなって、観ている方としては今一つ面白くないゲームになってしまう。ラグビーのファン人口が他のスポーツと比べてどの程度なのか知らないけど(まあサッカーよりは遥かに少ないだろうけど)、ファンを増やしたいなら、ルール改正も含めてもう少し面白いゲームになる工夫が必要ではないかな。(まあ現状でも野球やバレーボールよりはずっと面白いと思うけど、個人的には)。
- 大学祭で農場を公開するというので、同居人と一緒に行ってみる。牛と羊と豚を見て、フリーマーケットでカエルのシャンプー入れを買って帰る。
- 総合科学部に行って、模擬店でインドネシア料理とマレーシア料理を買って昼食にする。
- フリー・マーケットで『CUT』のバックナンバーを売っていたので、ルーカスのインタビューが載った号を買って帰る。
- 毎年言っていることだけど、大学祭に学生主催の学術企画がほとんどないというのは寂しいものだ。
- 買って来たビデオ、『フィフス・エレメント』を観る。映画館で予告を観ただけで内容はぜんぜん知らなかったのだが、いやこんな馬鹿ばかしい映画だったとは。もっとシリアスな話だと思っていた。こういうのは結構好き。
1999.11.06
- 大学祭のフリーマーケット、中古CDの100円均一の山から、山下久美子の古いアルバム(布袋と一緒にやる前)を4枚と、THE BOOMを1枚。300円の山からはUAのマキシシングルを1枚。中古ビデオで『フィフスエレメント』『コンタクト』『スターシップ・トゥルーパーズ』を購入。
- ラグビーワールドカップ、NHKが夜中に放送した準決勝2試合(フランス対ニュージーランド、南アフリカ対オーストラリア)のダイジェストをビデオで観る。どちらもかなり良い試合だった。結果を知らないで観たらもっと面白かっただろうと思うと悔しいが。
1999.11.05
- 大学祭が始まって、学内がにぎやか。しかしうるさいだけのバンドはどうにかならないものか。
1999.11.04
- 論文に載せるデータで、ちょっと自信がなかったものについて追試と解析。結果は良好。
1999.11.03
- 休日。同居人と新幹線の駅の方にピザを食べに行って、良い天気なのでそのままドライブ。安芸津に出て海沿いを安浦方面へ。途中、橋を渡って大芝島へ渡る。海沿いを走っていたら、民家の軒先に何か獣らしきものがぶら下がっていて、良く見ると2匹のタヌキだった。島ではみかんが栽培されているので、みかんを食べに来たタヌキが捕まったのかもしれない。同居人の話によると、なんでもタヌキはみかんの実にちょっと穴を開けて味見をして、おいしいものだけを選んで食べるのだそうだ。殺されたタヌキも可哀想だが、片端から穴を開けられたのではミカン農家もかなわないよね。道端の直売でミカンを一袋買って帰る。
- 安浦から黒瀬方面を経由して広島市内へ。中筋のフタバ図書に寄って買い物。『ビンボー漫画大系 ―四畳半という楽園―』(竹熊健太郎&杉村昌武)購入。「マンガはどのようにビンボーを描いてきたのか?」ということで、これはなかなか面白そう。他に『宇宙消失』(グレッグ・イーガン)、『夕ばえ作戦』(光瀬龍)、『ブラック・ダリア』(ジェイムズ・エルロイ)など。
マンガは『21』(入江紀子)、『PLANET7』2(竹谷州史)、『S・C・ポチ』1(大野潤子)、『健全恋愛ライフ』1(こいずみまり)、『LIVE』1(市東亮子)を購入。
文藝別冊『Jコミック作家ファイル・BEST145』も購入。ぱらぱらと読んでみたけど、別にどうと言うこともない内容。すでにある程度マンガを読んでいる人にとっては、あまり参考にはならないでしょう。サブカルっぽいことに興味があるけどマンガのことはあまり知らない、という人向けかな。あと「Jコミック」とかいうふざけた呼び方はやめて欲しい。「マンガ」で良いじゃん。
1999.11.02
- 『青の炎』(貴志祐介)、『スロー・リバー』(ニコラ・グリフィス)購入。
1999.11.01
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