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++ 13.02.01 (fri) ++ 目の前に問題が現れたときにどんなにそれに真剣に取り組んだとしても,それは誠実とは言えない。 それは見せかけの誠実さでしかない。 なぜなら,問題に対処するのは当たり前だから。 本当に誠実なら,問題が現れる前からあらかじめどのようなことが起こり得るか想定し,それに備えているはず。 |
++ 13.02.04 (mon) ++ 努力を怠った者に救いなどない。 後悔は先に立たない。 唯一出来ることはこれからのことだけ。 |
++ 13.02.05 (tue) ++ 昨年末の高校の同窓会で感じたこと。 私は目立たないように目立たないように生きてきた。 心の奥底にある目立ちたがりの感情に負けて恥をさらすことがないように生きてきた。 今後も実の伴わない行動は慎む。 飾りのない人生が一番楽。 |
++ 13.02.06 (wed) ++ 奇をてらわず,骨太の実力のみで活躍できる研究者は少ない。 奇をてらうことすらできない研究者がほとんど。 一方で,ある程度の能力があれば奇のてらい方ぐらいわかる。 しかし,それは本当の実力ではない。 (ということが分かるくらいの能力はあるんだと思いたい。) |
++ 13.02.07 (thu) ++ 「僕と心理学してください。」 |
++ 13.02.08 (fri) ++ 大人としては現実を直視する必要がある。 学校教育に関わる心理学をやる上では,目を背けてはいけないことがある。 けれど,本来私はそういうものから距離をおきたくて科学の道を志したという面がある。 子どもの頃の現実の大半は学校だった。 そこで多くの汚い大人に触れた。 だから,別の世界に生きたいと思った。 なのに,未だに学校と関わっている。 もう十分がんばったと思うので,目を閉じても良いですか? |
++ 13.02.13 (wed) ++ 天才が能力をひけらかすのは暴力に近しい。 |
++ 13.02.14 (thu) ++ 知識人の良識は決して一般化しない。 なぜならマイノリティだからこそ「知識人」という特別な名称を与えられるのだから。 |
++ 13.02.15 (fri) ++ 研究者は常識の虜にならないという点においては,反体制的,反権威的であるべきである。 |
++ 13.02.19 (tue) ++ 科学者は科学の虜にもなってはならない。 |
++ 13.02.20 (wed) ++ 損得抜きで純粋に学問を楽しめる人間って,意外に少ないのかな? |
++ 13.02.21 (thu) ++ 役に立つかどうかばかり考えてる人生って,味気ないんじゃないのかな? |
++ 13.02.22 (fri) ++ 近年,「大学での学び方」を教える授業が増えています。 ノートの取り方,レポートの書き方,資料の探し方等を教える授業です。 この授業の目的として良く言われるのは, 「学生の学力が低下しているため,それを補う」 というものです。 もちろん,そういう側面もあると思います。 しかし,私はそうでは無いと思っています。 そもそも,我々やそれ以前の世代は上手く大学で学べていたのでしょうか? 今の世代よりは上手かったと信じたいですが,しかしエキスパートはあまりいなかったでしょう。 大学で学び方を教える目的は,我々の世代よりももっと効率的に学べるようにすることだと思います。 もっと上を狙っていかないといけない時代になっているのだというのが私の認識です。 |
++ 13.02.25 (mon) ++ 若い頃は大学教員なんてドライにやれる仕事だと思っていた。 けど,やっぱり人間なので,教え子のことになると熱くなる。 |
++ 13.02.27 (wed) ++ 教え子の活躍を見ると本当にうれしくなる。(この私でさえも) |
++ 13.02.28 (thu) ++ 審査中だった論文(*1)の採録が決定し,掲載されました。 藤木大介 (2012).ごっこ遊び(ままごと)の役割選択の規定因:愛玩の対象となる役を選択したがる子どもの特性 乳幼児教育学研究,21,11-18. #「業績一覧」のページからダウンロードできるようにいたしました。 この研究は,ままごとの中でお母さん役とかではなく,赤ちゃんやペット役をやりたがる子ども達にはどういう特性があるのかを調べたものです。 この研究をやろうと思ったきっかけは,言語獲得の実験をしていた時に「バブちゃん」という赤ちゃん役の子に首輪をつけて犬のようにお散歩に連れて行くという遊びを見たことです(笑)。 研究としてのできはともかく,面白いテーマの論文だと思いますので,ご興味をもたれた方は是非ご笑読ください。 −−−−−−−− (*1)「12.11.06」参照。 |