『落下の王国』 を観ました。 最後に軽くネタバレがあります。 ………期待しすぎた、かな? 何でもかんでも CG で作り上げる風潮にある昨今にはめずらしく、世界遺産13カ所、24カ国以上でロケという宣伝文句にかなり期待していました。 確かに 「おぉーっ!」 と思う映像美がかなりありましたが、宣伝文句で期待していたせいかちょっと物足りなく感じました。 世界のきれいな映像が、もっとたくさん観られるものだと勝手に想像していたんです。 「今年観た映画の中で、一番美しい!」 なんて感想を書くことを予想していたんです。 でもちょっと違った。 もちろん美しかったんですけどね。 まぁ、本編は病院に入院している自殺志望のスタントマンが、たまたま出会った5歳の少女に自殺用の薬を持ってこさせるために、おもしろい物語を聞かせて気を引く、みたいな内容なので、物語部分に重点を置くわけにはいかなかったのでしょうけど、でもせっかく CG を使わずにロケをしたんだから、もっと使っても良いんじゃない? って思ってしまいました。 貧乏性ですんまそん。 お話を聞く5歳のアレクサンドリアと同じくらい、映画を観ている私たちもそのお話のストーリーに期待していたのに、正直 「えーっ」 って感じだったし。 5歳児に聞かせるにしては、悲しすぎますよ、本当に。 そら、アレクサンドリアも泣くよ。 でも、お話が途切れる部分で、登場人物が現実 (映画の中の) の言葉を発するところや、途中からアレクサンドリアがお話の登場人物の1人になるところはおもしろかったかな。 …アレクサンドリアが登場人物の1人になったせいで、登場人物の1人が死んでしまうことになってしまう気もするけど (そのことを泣きながら謝るアレクサンドリアが悲しかった)。 DVD 化される時には24カ国でロケした秘蔵映像なんかが、特典映像として入ったりするのかなぁ。 それが本編より長かったら、もしかしたら買っちゃうかも。 どこでロケしたかを教えてもらえると、かなり嬉しいです。 それらが使われたシーンは本当にきれいだったから。 公式サイトにロケマップも掲載されているけれど、映像で観たいの、私は!
あーっ!!! 公式サイトをじっくり見ていて、思わず口が 「あぁーっ!!!」 の形になってしまいました。 物語の中で、アレクサンドリアをかばって亡くなった登場人物は、氷配達人だったのか! うわーっ、気づかなかったなー、それは。 すんごいきれいな身体をしていましたよ、彼は。
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