『東南角部屋二階の女』 を観ました。 終始ほのぼの、時折じわっとくる映画でした。 予告編もサイトの内容も見ていなかったので、トップページの写真のイメージで 「東南角部屋二階の女」 というのは竹花梓さん演じる涼子で、西島くん演じる野上と加瀬くん演じる三崎と彼女の3人の恋愛物語だと勝手に想像していたのですが、これが大勘違いでした。 まず、東南角部屋二階の女は涼子ではなかった。 最終的に涼子が東南角部屋二階の女になるのですが、タイトルになっている女性は香川京子さん演じる藤子だったのだろうなぁ。 東南角部屋も藤子が思い出を詰め込んだ部屋だった。 その思いについて考えると、またじわーっときます。 切ない。 藤子さんのお店 「ふみと」 は、藤子の 「ふ」 と戦争で亡くなった許婚の光男の 「み」 とその兄で野上の祖父の友次郎の 「と」 なのかなぁ、やはり。 んー、藤子さんは最初から友次郎さんのことが好きだったのだろうか、それともそういう思いはないのだろうか、そのあたりが私にはよくわかりませんでした。 よくわからないけど、なんだか切ない関係だと思った。 香川京子さんが本当にきれいでした。 それにしても西島くんの何を考えているのかよくわからない表情がおもしろい。 喜怒哀楽が一切推し量れない表情を浮かべているんですよね、彼は。 無表情で ♪もーえろよもえろーよー と草を燃やすシーンを思い出したら噴き出しそうになります。 加瀬くんも癒し系だし、本当にほのぼの。 竹花梓さんもすごく可愛らしかったし、塩見三省さんも友次郎さんも素敵だった。 キャスト全員がこんなに魅力的な映画って、そうはないんじゃないかと思います。 私もあのアパートに住みたいな。
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