2008年01月21日の日記

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3日目

『赤朽葉家の伝説』
あ、そうかと突然思い出すこともある。

昨夜 『赤朽葉家の伝説』 を読み終えました。 読み終えたのが結構いい時間だったのでそのまま布団に入って寝たのですが、切なくてずっとめそめそしてました。 涙で顔がかゆくなった。
ネタばれがあるから、ちょっと改行します。 あまり意味がないかもしれませんが。





ミステリーだと思って読み始めたのですが、実はそうではありませんでした。 三世代の女性の物語。 私は万葉の話が一番好きでした。
万葉とみどり、いじめられっ子といじめっ子が大親友になるというのはよくあるパターンだと思うのですが、そうなっていく過程が全然わざとらしくなくて良かった。 いじめられっ子の万葉が、いじめっ子のみどりに全然媚びなかったから、みどりも万葉に親しみを抱くようになったんじゃないだろうか。 そういう関係ってすごく良い。
万葉が亡くなる時、みどりが親族ではない遠慮と万葉のそばにいたい気持ちとで部屋の敷居にしゃがみこんでいる様子を想像したら、悲しくなりました。 みどりも一緒に死んじゃうんじゃないかと心配しましたが、その後も万葉の孫の瞳子のそばにいてくれて良かった。
一番切なかったのは、唯一の謎解き要素とも言える部分なので…どうしよう、伏せ字にした方が良いんだろうか。 伏せ字にしてもネット検索したらきっと引っかかるから意味ないか。 じゃ、そのままで。
一番切なかったのは、文字が読めない万葉がそのことを好きな人に隠していたためにその人が自殺しようとしていることに気づけず、そのことを一生悔いていたこと。 「文字を読めないことを知られるのが恥ずかしかったから、黙っていた」 と言って泣く万葉がいじらしくて、その気持ちが切なくて涙が止まらなくなってしまいました。 旦那さんには初対面の時に読み書きできないことを言っていたのに、本当に好きな人には恥ずかしくて言えなかったというのがすごくいじらしくて切ない。 好きな人が自分宛てに遺書を残しても、それを読むことができず 「遠くに行ってしまった」 と自分なりに解釈していたけど (秘めた気持ちだったから、親友のみどりに読んでもらうこともできなかったのだろう)、しばらく後、家族が別の人の遺書を読み上げるのを見て、その遺書に同じ文字を見つけて真実を知ってしまい、「自分が殺してしまった」 と悩み続けた万葉。 仮に万葉が文字を読めていても、その人はすでに溶鉱炉に身を投げた後だっただろうに…。
あーあ、書いていたらまた涙が出てきた。 文章が支離滅裂ですみません (いつもですね)。
時間があれば、もう一度最初から読み返したい本です。 なんか、また顔がかゆくなってきたな。
2008年01月21日(月)   No.1324 (本)

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