今日の2本目 『悲しみよりもっと悲しい物語』 を観ました。 ネタばれあります。 ご注意ください。
何度となく予告編を観て、ストーリーを把握しているつもりになっていたのですが、大いに裏切られました。 癌に冒され余命いくばくもないケイ (クォン・サンウ) と彼と共同生活をしているクリーム (イ・ボヨン) の友情とも恋愛ともつかない物語なのですが、最終的に恋愛の物語とわかりました。 途中ケイがいろいろな数字を見つめるシーンがあり、2つ目でそれが彼の余命を意味する数字だとわかりましたが、そこが切なかったくらいで、クリームの結婚式を見届けるケイの姿を観ても 「あれー? 正直泣けないなー」 と思っていたのです。 でもそれは大きな勘違いでした。 そのシーンの後、ケイが死んだことを意味するシーンがあり、時計が逆戻りを初めて…。 そこで初めてクリームもすべてを知っていたことがわかって、それ以降は涙が止まらなくなってしまいました。 ケイは癌で死んでしまう自分がクリームを幸せにできない代わりに、彼女に幸せな結婚をしてほしいと望むのですが、ケイの病気のことを知り彼の夢 (クリームの幸せな結婚) を知ったクリームがケイの夢を叶えるためにお芝居をして彼が望むような男性と結婚をする…。 2人がそれぞれの気持ちを押し隠して、お互いのことを思う姿に涙しました。 思えば、クリームの結婚相手の歯科医も実は真実を知っていたのかもしれない…という気がしました、クリームのお墓を見つめる目が、すごく優しかったので。 元婚約者 (ケイに請われて婚約を破棄した) が一枚噛んでいたのかもしれません。 だとしたら、この2人も相当に良い人です。 あーあーあー、今日観た3本の映画の中で、これが一番はまりました。 帰りの車の中でも思い出して泣きそうになり、これを書いている今も泣きそうです。 映画を観た後、『悲しみよりもっと悲しい物語』 というタイトルの意味を理解しました。 本当にそのとおりでした。
この映画も先着プレゼントのポストカードをゲットしました、イェイ!
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