動画像から対象の動きのパラメータを時空間微分から推定するための方法とし て勾配法がある。この方法では、``物体上の点の明るさは移動後も変化しない'' という仮定から時空間微分とオプティカルフローとの関係式を導出し、それを 利用して対象の動きを推定する。
今、時刻 における画像上の点
の輝度値を
とし、微小時間 後に対象が
だけ移動したとする。このとき、点の明るさが移動後も変わらないとすると、
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もし、局所領域内の各点のオプティカルフロー
が等しいと仮定できるな
ら、局所領域内で上記の関係式が最小2乗誤差の意味で最も良く当てはまるよ
うな
を推定すればよい。つまり、局所領域 で2乗誤差
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