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研究テーマ

物質中の電子がもつ電荷,スピン,軌道の自由度,さらにはスピンと軌道が複合化した多極子自由度が,結晶中でどのような秩序構造を形成し,また運動しているかを調べ,物質が示す様々な巨視的性質の起源を理解することを目標にしています.特に,量子力学的効果や,フラストレーション効果によって新奇な現象を示す物質,結晶構造が持つ対称性と物性との関係,最近は,対称性の破れた結晶構造,特に鏡映面も反転心も持たないキラル磁性体で実現するらせん磁気構造に興味を持って研究しています.試料を作製し,電気伝導,比熱,帯磁率,磁化といった物性測定により基礎物性を丹念に調べ,解析し,そして,放射光X線や中性子線などの量子ビームを駆使して物質内部の電子系が創り出す様々な構造を調べ,物性発現機構をより深く理解することを目標に研究をしています.単に結晶構造を精密に調べるだけではなく,電子自由度が創り出す秩序構造と物性の関係を研究するのが構造物性です.博士課程での研究テーマとして一緒に取り組み,構造物性の研究者を目指す学生を募集中です.

Information

教科書が出版されました.

  • "Observation of Multipole Orderings in f-Electron Systems by Resonant X-ray Diffraction",

    
T. Matsumura,


    in "Resonant X-ray Scattering in Correlated Systems", Sprinter Tracts in Modern Physics 269, ed. Y. Murakami and S. Ishiara

    doi: 10.1007/978-3-662-53227-0LinkIcon

最新論文

  • "Helical Ordering of Spin Trimers in a Distorted Kagome Lattice of Gd3Ru4Al12 Studied by Resonant X-ray Diffraction",

    T. Matsumura, Y. Ozono, S. Nakamura, N. Kabeya, and A. Ochiai,

    J. Phys. Soc. Jpn. 88, 023704 (2019).LinkIcon

  • "Chiral Soliton Lattice Formation in Monoaxial Helimagnet Yb(Ni1-xCux)3Al9",

    T. Matsumura, Y. Kita, K. Kubo, Y. Yoshikawa, S. Michimura, T. Inami, Y. Kousaka, K. Inoue, and S. Ohara,

    J. Phys. Soc. Jpn. 86, 124702/1-12 (2017).LinkIcon

  • "Temperature-Dependent Cycloidal Magnetic Structure in GdRu2Al10 Studied by Resonant X-ray Diffraction",

    T. Matsumura, T. Yamamoto, H. Tanida, and M. Sera,

    J. Phys. Soc. Jpn. 86, 094709/1-8 (2017).LinkIcon

担当授業(2020年度)

  • 量子力学演習(3年前期)

  • 熱力学(2年前期)

  • 電子相関物理学(大学院)

  • 物質科学概論(大学院)

所属学会

略歴
2020年4月より 広島大学 大学院先進理工系科学研究科 先進理工系科学専攻(量子物質科学プログラム) 教授
2007年12月 広島大学 大学院先端物質科学研究科 量子物質科学専攻 准教授
2007年4月 東北大学 大学院理学研究科 物理専攻 助教
1999年6月 東北大学 大学院理学研究科物理専攻 助手
1998年4月 日本学術振興会 海外特別研究員(University College London)
1997年4月 日本学術振興会 特別研究員 PD(東北大学大学院理学研究科物理専攻)
1997年3月 東北大学 大学院理学研究科 物理専攻 博士課程後期 修了
1996年4月 日本学術振興会 特別研究員 DC
1994年3月 東北大学 大学院理学研究科 物理専攻 博士課程前期 修了
1992年3月 東北大学 理学部物理学科 卒業
1988年4月 東北大学 理学部物理系 入学
1970年生まれ 出身:広島県深安郡神辺町(現 福山市)