うじらぼアイチャッチ
みなが安心して参加できる読書「あんどく」を推進しています!
あんどくのアイコン

【背景】

 「本の無い家は窓の無い部屋のようなものだ」とは、ドイツの作家ルイス・ハインリヒ・マン(Luiz Heinrich Mann)の言葉である。それに続けてルイスは「本は自分の世界だけでなく様々なものを見せてくれます。新たな風や光を取り入れ、自分の世界の空気を入れ替えたりと様々な役割を果たしてくれます。自分の世界以外を見たり触れたり感じるからこそ、新しい自分の世界ができるんです。」と記している。学術的に読書は語彙力・読解力の向上、知識・教養の向上、脳の活性化やストレス解消など様々な点で人に恩恵をもたらすことが知られている。中でも学齢期の児童・少年にとっては、今の学び、将来に向けての学びの点で、活字への接近の恩恵は、他の年代に比して重要であることは論を俟たないであろう。
 そんな学齢期の子どもたちの中で、活字を読むことに困難のある状態にある場合、学びの機会の損失が懸念できる。
 そこで、私たちは、さまざまな読書のやり方を具体的に提案し、それらを用いた読書会を開催することで、「だれもが安心して読書できる社会」(あんどく)を推進しています。

【研究助成】

本事業には、以下の研究助成をいただいています。
児童・少年の健全育成実践的研究助成(2年助成)、読みが困難な児童・少年の読書機会を豊かにするためのUDコンテンツと読みプログラムの開発と検証・普及のための研究、令和7年8月1日〜令和9年7月31日、日本生命財団

あんどくかい

あんどくかいとは、「安心して参加できる読書会」のことです。この社会には、紙に書かれた文字を読むことが得意な人、困難を感じる人が共存しています。得意な人は図書館で借りたり書店で購入したりして主体的に読書できます。一方で、困難を感じる人にとっては、そうはいきません。そこで、読むことに困難を感じる人、特に幼児・児童を対象に、親子で参加できる読書会を提案しています。文字を読むことが苦手でも、安心して参加できる読書会です。

第3回 あんどくかい

1 目的
 文字を読むことが困難な子供たちが様々なスタイルの読書体験を通して、自分に合った読書スタイルを発見することを狙いとしています。ご本人には自分に合った読書スタイルの発見とその楽しさを知るきっかけを、保護者のみなさまにはお子様に合った読書スタイルを見つける機会を。この活動を通して、市民のみなさまの読書の推進に資することを目的としています。

2 主催
 広島大学大学院人間社会科学研究科 / 広島大学図書館

3 共催
 東広島市立中央図書館 / 広島大学D&I推進機構特別支援教育実践センター

4 期日
 2026年12月5日(土)

5 会場
 東広島市立中央図書館(東広島市西条中央7丁目25-11)
  https://lib.city.higashihiroshima.hiroshima.jp/library-about/center/

6 時間
 10時30分〜11時30分
  保護者向けワークショップ「読み聞かせのコツ」
  (会場 読書活動室)
   講師:氏間和仁(広島大学教授) / 山下祥代(広島大学研究員)

 13時00分〜17時00分
  安心して参加できる読書会(会場 読活:読書活動室、乳:乳幼児ルーム)
  読書会は以下の第1部から第3部の枠があります。複数のご参加が可能です。
  第1部(13時00分〜14時00分)
   ストーリーボックス「ぼくはアフリカにすむキリンといいます」(乳)
    対象:小学低学年〜
   UD-Book「はじめてずかん どうぶつなーに」(読活)
    対象:幼稚園〜

  第2部(14時30分〜15時30分)
   ストーリーボックス 「ノラネコぐんだん アイスのくに」(乳)
    対象:幼稚園〜
   LLブック  「ぼくはアフリカにすむキリンといいます」(読活)
    対象:小学低学年〜

  第3部(16時00分〜17時00分)
   LLブック  「ぼくはアフリカにすむキリンといいます」(乳)
    対象:小学低学年〜
   UD-Book  「まんが日本の歴史 奈良時代」(読活)
    対象:小学高学年〜

7 定員
 保護者向けワークショップ「読み聞かせのコツ」 20名
 安心して参加できる読書会 各部5組

8 申込
 申し込みをしなくても、ご参加いただけますが、定員を超える場合は、申し込みをいただいた方を優先してご参加いただきます。期限は、11月30日です。
 https://ws.formzu.net/dist/S783333910/

説明
ストーリーボックス
 本で登場する人や事物を立体的に製作した造形物を集めたものです。文字だけでは理解が進まない場合、造形物を手に取ることで、内容の理解が促されます。あんどくかいのストーリーボックスは、広島大学学生サークル「あいプリントlab」が製作しています。
  担当:森まゆ(広島大学講師)
LLブック
 スウェーデンで考案された、易しく読みやすくした本です。元の本の言葉や文法を平易にすることで、内容の理解が促されます。
  担当:村上理絵(広島大学准教授)
UD-Book:広島大学生まれのユニバーサルデジタルブック規格です。音声での読み上げ、読み上げ中の文字のハイライトなどで、文字を音に変換することに苦手さのある人の読書を促します。
  担当:山下祥代(広島大学研究員)

会場でお会いできますことを楽しみにしております。
ご参加の際は、お気をつけてお越しください。

第3回あんどくかい チラシ