大学院進学を希望する方へ

研究生として、あるいは進学先として、外部から本学の人間社会科学研究科のデザイン研究室を希望される方にご一読いただきたいと思います。
そのうえで、条件に合っている方は、こちらのコンタクトより連絡してください。

1)
私の専門分野はデザインということになっていますが、この研究室は人間社会科学研究科の教育科学専攻にあります。美術系の専攻、あるいは工学系の環境や景観を扱う専攻とは異なり、第一義的には(美術科の)教育に関する教育研究を行う専攻であることを意味します。
大学院では、デザインに関する教育研究だけに取り組めばよいわけではなく、デザインに限らずひろく(美術科の)教育についても学び研究するカリキュラムとなっていますので、その点に覚悟が必要です。
単純にデザインに関心がある方は、美術系の大学院への進学を勧めます。
また、私の研究テーマの中でも、日本では工学・建築系に属するテーマ(建築デザイン・空間デザイン・環境デザインなど)に関心のある方は、申し訳ありませんが現在の大学院のカリキュラムとの乖離が大きすぎ、大学院にふさわしい学びを提供することができませんので、そのようなテーマに取り組むことのできる工学系の研究室を目指して下さい。

2)
大学院を修了するには、最終的な研究成果として(日本語で)修士論文を執筆しなければならず、作品制作で学位を取得することはできません。志願するにあたっては、修士論文を執筆する語学力があることが必要です。
日本語を母国語としていない方は、最低でも、日本語能力試験のN1に合格したうえで連絡して下さい。研究生も同様です。
外国人留学生については、英語での研究・論文執筆を認めることはあり得ます。しかし、本専攻では卒業に必要な科目をすべて英語で修得できるわけではありません。日本語で受講する必要のある必修科目もあります。

3)
その上でデザイン研究室を志望される方は、大学院でどのような研究を行いたいのか、具体的な研究の計画を知らせて下さい。
私が現在行っている研究について、志望するみなさんがどう考えているかにはそれほど興味はありませんので触れる必要はありません。
あなた自身の研究上の関心について教えて下さい。

4)
デザイン研究室のメンバーには、新しい研究テーマを持ち込んでいただきたいと考えています。現在の私の研究テーマに関心のある人を受け入れるというわけではありません。